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黒瀬部長は部下を溺愛したい  作者: 桐生桜


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15/17

CASE:15 夢が良かったか?

 目が覚めた時、そこには静かなぬくもりがあった。


「……ん……」


 ふわふわの毛布に包まれて、隣には、うっすら寝息を立てている慧の姿。いつもはぴしっとしてる彼の寝顔は、少し無防備で……やっぱり、かっこいい。昨夜、何度も何度も囁かれた「好き」の言葉。キスをして、抱きしめられて……。


(……本当に、寝ただけなのに。ドキドキして寝た気がしない……)


 それでも、慧の腕の中は安心で心がふわりとほどけたのか、自然と眠ってしまっていた。そんなことを思っていたら。


「……おはよう。百面相か?」

「わ、わっ! 起きてたんですか!」

「ああ」

「っ…………昨日のこと、夢じゃなかったんですね」

「夢が良かったか?」

「違います! 夢みたいに嬉しいってことで」

「ふっ……好きだよ、莉央」

「っ!!!!」


(不意打ち……!)


「……私も、好きです……」


 言葉のあと、自然に顔が近づいて、そっと唇が触れる。寝起きのキスは、柔らかくて、甘くて、まるで幸せの象徴だった。


「はぁ……これから毎日こうやって起きられたらいいのに」

「……毎日は、さすがに恥ずかしい、です……」

「じゃあ、毎週末とか?」

「……考えておきます(小声)」

「そっか。じゃあ、その間にいっぱい『好き』って言わせるように頑張る」

「……ほ、ほどほどでお願いします……」


 恥ずかしい……でも、顔がゆるんじゃう。慧の隣にいられる朝は、こんなにも幸せで心の奥がじんわり温かくなる。好きになってよかった。伝えられてよかった。そう思える始まりの朝だった。


To be continued


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