産まれた記録
母子手帳には
父親と母親の名前を記載する欄があります
中には父親の名前が記載されていない方も
居られるかと思います
私は
自分の母子手帳がありません
と言うよりも
見たことがありません
もちろんへその緒も
母親は
『引っ越しの時になくしちゃった』
と言われました
…んなことあるかいっ!!
母は見せたくなかったのか
持ち出すことができなかったのか
本当に 度重なる引っ越しで紛失したのか
確かに引っ越しの回数は
転勤族に張るくらいですが
理由は
子供の私にはどうでもいい
母の手元にないと言う事実がさみしかった
小学生の時
母子手帳が持ち物になったことがありました
生まれた日 時間
大きさ 体重
名前の由来…
子供ながらに
困ったことを覚えています
頼りは母親の記憶しかないですし
少し聞きにくいこともあったから
私が子供の頃ですから
訳あり家族
訳あり親子
結構居たのでは?と思うのに
父親参観 母親参観も
まだあった時代でした
母親参観におばあちゃんが来たり
父親参観は
来る父親も少ない
田舎だったから
全然変じゃないと思っていましたが
子供の素直な発言が
対する子供を傷付けることも多い
私ももう大人ですが
子供同士の
そんなセンシティブなやり取りについて
自分の子供達が不快に思っていることはないか
時々様子を伺うようにしています
私にとって母子手帳は
3人の子どもたちの
出生記録であり
成長記録であり
私があなたの母親だと言う証拠でもあります
へその緒は
十月十日かけて育んだ唯一の証です
一心同体で大切に守り抜いた
疑いようのない物的証拠です
先日
長女が産まれた頃からお世話になっているクリニックに
長女の子宮頸がんワクチン接種に行った帰り
『これで予防接種終了だね〜、ママお疲れ様』
と言われて
嬉しくも切ない 何とも言えない気持ちになりました
長女の母子手帳には
人の親と言う者になりたての私が
必死に奮闘する様子が
長女の成長と共に記されています
もちろん
そんな記録をする余裕さえないママ達も
居るとも思うし
私の子供達は比較的育てやすく
親孝行な性質であることには違いありません
しかし
次女と長男に関しては
遺伝的な病気があり
一時は心配が絶えず
今もまだその心配がなくなったわけではないので
一緒に居ても
離れていても
3人平等な愛情の注ぎ方と
適度な心配についての悩みは絶えません
つまり
病院にかかるにも
予防接種を受けるにも
感染症の罹患歴を確認するにも
母子手帳と言うものの重要性を
私自身 親になってから知りました
と同時に
普通の親ならば
『なくした』などと
子供に対して簡単に言えるものなのかと
疑問に思ったのです




