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迷宮運営日誌  作者: 飛翔
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後書き設定集 二十一日目〜三十日目


二十一日目


「【中級魔物召喚Ⅰ】」…【下位魔物召喚Ⅰ】の上位権能。各種族の中級の魔物を召喚できる。主に主人公は中級の竜種モンスターに期待を寄せている。


「【噴水施設】」…【深海への入り口】の初期権能の一つ。【湧水】【噴水】【小さな泉】を設置することができる。周囲の魔素を消費し水を生み出しており、破損した場合も魔素によって自動修復される。


「【小さな泉】」…ビニールプールサイズの泉。汲み上げても暫くすれば一定の水量に戻る。【増殖するワカメ】とセットで置かれたり、マスタールームに生活用水として設置されたりしている。初期に水系の権能が無いダンジョンでは、ダンジョンマスターや魔物の飲水も【質素な食事】で用意する必要がある。



二十二日目


「【自家製麦酒】」…【質素な食事】で5DPで買える飲料。パンを醗酵させて作るビールの出来損ないのような酒。酒を買えない貧民や農民が作ったりするもので、酔えはするが美味くはない。


「必要信仰値の増加」…権能を五回解放するたびに必要なFPが二倍になる。本来、神の奇跡は何百何千の信者の信仰を集めて創られるモノなので、今までが安かっただけ。二回くらい値上げしてようやく適正価格になる。


「【自律式迷宮創造ノ儀】その1」…かつてとある神が考案し生み出した奇跡。迷宮に必須な基礎的な機能と、発動した神に応じた機能が自動で組み込まれる上、迷宮管理者(ダンジョンマスター)を配置することで、必要に応じて自己判断で成長していくため、迷宮創りが苦手な神でも簡単にダンジョンを創ることができる。現在では多くの神がこの権能を使って迷宮を創造っている。



二十三日目


「【ストレートランス】」…槍を真っ直ぐ高速で放つスキル。投槍でも発動可能。狙った場所に正確に当てることができ、重装備の相手でも鎧の隙間を穿つことができる。ただしその特性上、軌道が読みやすく防御や回避が容易。


「【漁師の仕事道具】」…様々な漁具を作成可能になる権能。かなりの種類があるが、「特殊効果」の付いたアイテムはない。


「サハギン」…【海の住人】によって召喚可能な下級怪魚種の魔物。魚に「漁師」の「概念」が混ざって産まれた魔物なので、知能は低いながらも釣竿や銛を扱うことができる。



二十四日目


「スライム」…【下級魔物召喚Ⅰ】により召喚可能な傀儡種の魔物。五十センチ程の水の塊で、体内に核を持つ。死体や排泄物を取り込む性質があり、迷宮の掃除屋として用いられる。この世界のスライムは水でできたゴーレムという分類。召喚コスト3DP。スキルは【振動感知】と【錬成:土】。


「【錬成:土】」…錬金術系スキルの一つ。この世界の錬金術は物質を別の物質に変換することができる。ただし、それなりの時間と魔力が必要なため、戦闘中の使用は現実的ではない。スライムはこのスキルで取り込んだ汚物を土へと錬成している。一応、敵の装備や肉体を土に変えて攻撃しようとするが、成功することはまず無い。


「【通路作成】」…『迷宮内装ツリー』の初期権能の一つ。新たな通路の作成と削除ができる。迷宮内の通路は30センチ程の土壁で覆われており、その下は“異空間の内壁”となっている。“異空間の内壁”の破壊は最上位の時空系スキルか、神の奇跡でもなければ不可能。



二十五日目


「【噴水】」…【噴水施設】の権能により建設可能な施設。いくつかのテンプレから選べる他、簡単なデザインなら自身で設計することもできる。今回はテンプレの中から、盃から水が溢れるようなデザインを選択した。


「【自律式迷宮創造ノ儀】その2」…【自律式迷宮創造ノ儀】では、初期の迷宮の規模を選択することができ、小規模な迷宮にすることで僅かな元手で気軽に迷宮経営を始めることができる。また、最初期は権能を僅かな信仰で与え、迷宮が発展するに連れて必要な信仰を増やすことで、利益をあげる仕組みになっている。


「【自律式迷宮創造ノ儀】その3」…【自律式迷宮創造ノ儀】では、ダンジョンマスターや自身の信者以外からも信仰(といよりは意志力や感情)を集めることができる。もともと「生贄の儀式」なんかで、信者以外から信仰(という名の恐怖)を集める手段はあったが、少量とは言え複雑な準備なしに信仰を回収できる【自律式迷宮創造ノ儀】は画期的な奇跡として人気を博した。



二十六日目


「【青海の加護】」…【深海への入り口】の初期権能の一つ。『魔物強化ツリー』の加護系に属する権能で、全ての迷宮魔物(ダンジョンモンスター)に【水属性強化:微】と【皮膚硬化:青】を付与する。


「【皮膚硬化:青】」…体色の青い部分の防御力を上げる。「皮膚」と言っているが、鱗や甲殻にも有効。ただし、体内は対象外。サハギンはほぼ全身が青いので相性がいい。


「【野菜屑】」…【質素な食事】で2DPで購入可能。「屑野菜」ではなく「野菜屑」。野菜のヘタとか皮が出てくる。初日に主人公をブチギレさせたことは言うまでもない。軽甲虫の餌として毎日二つ購入されていた。



二十七日目


「【海の住人】」…【深海への入り口】の初期権能の一つ。サハギン、スキュラ、セイレーンの召喚が可能になる。


「スキュラ」…女性の上半身と八本の蛸のような触手の下半身を持つ怪魚種の魔物。召喚コスト40DP。スキルは【移動補正:水中】【末端再生】【束縛する触肢】。主人公は「スキュラってなんぞや?」と思い、一番最初に召喚した。


「『空と海を統べる青』その1」…【深海への入り口】を創り、主人公を異世界転生させた神。「第三次神話大戦」の終盤、瀕死の重傷を負った「青海の神」と「蒼天の神」が融合し産まれた。二柱の相性が良かったため上位神となったが、傷が深く150年程休眠していた。最近ようやく傷が癒え、再起を図るため迷宮を創った。



二十八日目


「【迷宮基礎知識】」…『自己強化ツリー』の初期権能の一つ。迷宮に関する最低限の知識を得ることができる。『自己強化ツリー』の知識は脳に直接焼き付けられるので、ダンジョンコアを介さずいつでも参照できるが、習得時めちゃくちゃ頭痛がする。


「セイレーン」…女性の上半身と魚の下半身を持つ所謂人魚。陸上では這うようにしか移動できず、マスタールームの【小さな泉】で窮屈な思いをしている。召喚コスト40DP。スキルは【魅惑の美貌】【誘いの呪歌】【心躍る呪歌】。


「『空と海を統べる青』その2」…左腕に螺旋の吸盤を持つ触手、背中に魚の鰭にも虫の翅にも見える飛翼、ペンギンに鱗を生やしたような頭部を持つ男神。融合した際に神格としての性質が大きく変わってしまったため、かつての信者との「繋がり」が弱まっており、ほとんど信仰を得られないでいる。



二十九日目


「主人公の指揮能力」…一ヶ月近く魔物を使って集団戦の訓練をしているため、ゴブリンとサハギンが足を引っ張り合わない程度には指揮を取ることができる。最近は「投網隊」の訓練に注力している。


「護衛隊」…指揮を取る主人公を、文字通り身を挺して守る訓練を施しているサハギン部隊。【魔法矢】や【水弾】を体で受け止める訓練を毎日行っている。サハギン・シャーマンのブラックワークの原因。


「投網隊」…投網を装備したサハギンとゴブリンの部隊。ゴブリンに特攻させることで、網を投げる際の隙をカバーし、ゴブリンごと敵を拘束することを目的としている。投網隊単独ならば問題が、前衛部隊と同時に指揮を取るのは、まだ難しい。



三十日目


「【水棲】」…【深海への入り口】の初期権能の一つ。ダンジョンマスターに【水棲】のスキルを習得させる。効果は水中での生活が可能になるというもの。


「【居住区】の備品」…水の湧く水瓶や光る石などは、【居住区】の中でしか機能しない。また、【居住区】内の備品は、破損・消失した場合、周囲の魔素を吸収し再生する。やろうと思えば、ベッドを無限に増殖することもできるが、『道具作成ツリー』と比べて魔素効率が悪い。


「マジックアイテム」…この世界のマジックアイテムは「魔具」と「魔道具」に大別される。「魔具」は魔素を吸収して「魔化」し「特殊効果」の付いたアイテムを指す。対して「魔道具」は魔術式を組み込んだ装置で、魔力を流して使用する。【居住区】のアイテムは【小さな泉】や【食糧施設】と同じく、迷宮の設備やギミックであり、マジックアイテムとは言わない。



終戦暦1214年四ノ月十一日


「習得可能レベル」…スキルは、レベルアップの際に吸収した魔素によって習得するため、一定以上の魔素量が必要なスキルは、それ相応のレベルでなければ習得できない。ただし、種族差や個体差によっての習得しやすさもあるので、魔物が低レベルで習得できるからと言って、人間も同レベルで同じスキルを習得できるとは限らない。


「人外領域」…迷宮や魔境などの、魔素濃度が高く高位の魔物が生息しているため、人間が生活することができない土地。外域とも呼ばれる。反対に魔素濃度の低い土地を人類領域、または人域と言う。


「モルズ男爵領その1」…一つの町とその周辺の村々を治める一般的な男爵領。大陸南東の角にあり、南と東に海が広がっている。



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