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その25


本日は2話更新しました!

なので、1話前のお話を先に閲覧して下さい!



ぎぃぃいいいやぁぁああ!!!!


いきなり叫んでごめんなさい、どうもこんにちは心のなかが荒れまくっております近藤かれんと申します。以後お見知りおきを。


さて、前回おそろしいやつと遭遇しそうになったので音速でUターンしてきました。えぇ、はい。「待って」と言われたのは断じて気のせい空耳以外のなにものでもありません、胸をはってそういいます!!


そして今わたしが居るのは人通りの少なそうな路地裏です。いまだ女の子たちはきゃいきゃい言っているので多分あの変態さん…フィデレフさんって言うのですね。フィデレフさんはあちらにいると思います。

あぁ、なんという不運!ハルさんが言ってましたけどフィデレフさん仕事してるんですよね、この時間!!何してるんですか、遊んでるんですか!?

取り合えず自分の心を落ち着かせるために理不尽な愚痴を溢します。まぁ、誰もいないし、いいですよね?それにしても


「…っ…はぁ、…びっくりした…!」

「そっかぁ、俺もびっくりしたよ?」

「ですよね、ほんとわたしって悪運強いのかな?お祓いとかも考えようかな…」

「オハライ?よくわかんないけどやってみたら?」

「そうします………え」


ふい、と左隣を見てみると居るはずのない輩がとなりに三角座りで座っているわけで

それにその声は先ほど聞いたものに酷似していて


「こんにちはお嬢さん。奇遇だね」

「うげっ」


もしかしなくとも先ほど撒いたはずのお方でした。

にっこりと笑ながら徐々に距離を詰めてきます。

いや、あなた、わたしを追いかけたのでしょう?全然奇遇じゃありませんよ!!


「うげ…とは酷くないですかい?俺はお嬢さんの事ずっと待っていたのに、こんな運命的な出会いなんてそんなにないと思わないかい?」


やばいやばいなんか一人で勝手に喋ってますよ。危ないこいつ、お巡りさんヘルプミー。


「こっこっち来ないで下さい!わたしこれから用があるので!」

「用?なぁにお使い?」


くわっと言うわたしに特に何も反応せず、彼は坦々と笑顔に話を進めます。


「そうです!ケーキ買うんです!着いてこないでくださいね!?」

「ふぅん?」


わたしの発言に何やら満足したもようの彼は、それはそれはニヒルな笑みを携えてます。え、わたしなんか余計なこと言っちゃった…!?畜生、自分じゃわかりません…!!


「もしかしてそこってミリヤさんの所かな?俺もそこに用事があるんだ、一緒に行かないかい?」

「いっ嫌です!知らない人にはついてくなっていわれてるんで!!」


今気付きましたよこういうことだったんですね!知らない人には目的地を教えては駄目だと。覚えておいて下さいね、わたしの脳よ。


「俺の名前はグレン・フィデレフ。職業は公務員で、それなりの地位に就いてるよ。よろしくね」

「あ、はい。かれんですよろしくお願いします」


すっと手を出されたので何も考えずにさっと手を出し、握手をして気が付く。…これは知り合いなっちゃったやつですか!?てか、自分で『それなりの地位に就いてるよ』って言います?!やばい、これは危険信号が点滅しまくってます、ここで去らないと取り返しのつかないことになってしまいそうな模様。


「では、さよな─」

「そっかー、これでお互いも知れたことだし…もう他人じゃないよね?…て訳で行きますか、お嬢さん!」

「いぃぃいやあぁあ」


レッツゴーとわたしの片手をずるずると引きずり歩くフィデレフさん。ああぁ、そうか手を離せばよかったのか!そう思いぐっと手を退くも余計に力を込められるだけで


暫く思うがままに叫んでいると、あと数歩で大通に出るという所でフィデレフさんが振り向きました。


「お嬢さんそろそろ静かにしないと、…街の人に痛い目で見られるよ?…まぁ俺は構わないけどね、そうゆうプレイって楽しんでもいいと思うし」

「はっ?!プレ…!!…いいえ、黙ります」


するとフィデレフさんはどこから出したのか制服の帽子を取り出して深く被りました。

おおう、気が動転して見えてなかったのですがフィデレフさんって軍服みたいな服なんですよね。え、じゃあこの光景を見た人には、警官に注意されてる一般人…って見えてるんですかね!?さっき公務員って言ってましたし!……という結論に至りまして、わたしはケーキ屋さんまでは大人しくする方針でいくことにしました。まぁケーキ屋さんわからないですし、教えて貰えるんですよね?やったねラッキー。とでも無理矢理思い込みます。


「ふふ、そんな不貞腐れてる顔も可愛いね」


そう言ってやつはわたしの腕をくいっと引いて、そのまま頬に──


「…ふんっ!!」

「…ぐっは…っ!」


ふははは、いつまでもわたしは馬鹿なままじゃないんですよ学習能力というスキルを覚えましたからね!そう、わたしはそのまま自分の頭をフィデレフさんの頭に激突させました。『フィデレフはひるんだ。こうかはばつぐんだ』と、某ゲームの画面がわたしの下に見える気がします。

フィデレフさんは「うぐぐ…」と言いながら顔を抑えています、でもそれでも手は離しません…なんとしぶとい。

暫くするとフィデレフさんは顔をあげてこちらをにっこりと向きました。…え?顔が黒く見えるって?そんなこと…ナイヨ?


すみません、強気になりました。彼はその綺麗な顔を最大限利用したかたちで、相手に精神的ダメージを沢山与えるお顔をお作りになりました。

あれですね、PPが5しかないやつですよね。あ、なんでもないです。黙ります。


「……まぁ、抵抗する者を屈服させる方があれですしね。いいですよ、受けて立ちましょう」


すくっと立ちながらわたしを見下ろして言っています。それに気のせいでなければ言葉遣いも違う模様。

え、なんかこの人危ないこと言ってる、勝手に。

それと『あれ』ってなんですか。そこのところぼやかさないで頂きたいです。あとですね、受けて立つって、わたし別に勝負をしようと思った訳ではないのですけど!

…と突っ込み所満載のお言葉を頂戴しました。


ですが、この言葉を聞いた瞬間わたしのどこかが何かに反応して、先ほどのツンギレハルさんと同じく、ずきゅんとほざいたのは気のせいです。






長々と書いていたら1話じゃグレンがでてこないってことに気がつき、1日で2話更新というわたしのスピードからして奇跡が起こりました。

やればできるじゃん、わたし!


と思ったのもつかの間。

始業式まであと一週間を切っているのに、

一切手がついていない宿題の山々…


ってことで、ここからは更新スピードが緩やかになります。

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