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R.B1  作者: 白川桜蓮


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プロローグ

 綺麗な花から花へ華麗に舞う。

 好きなものだけを選び、迷いなく舞う蝶。

 あのころの私は、蝶に憧れていたのかもしれない。

 欲しいものだけを手に入れて、余計なものに触れずに生きる。

 そうできたら、きっと楽だろうと思った。

 だから私は、タトゥーを彫ったのかもしれない。

 どれだけ願っても、自分は蝶になれないと分かってしまっていたから。

 現実には存在しないような、真紅の蝶々。

 妖艶な赤を纏った蝶――Red Butterfly。


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