今のなろうの現状と問題点そして、これからのなろう。
こちらは短編版のをそのまま写したものです。
次からは新しく書いたものになりますのでご了承ください。
どうも、皆さんこんにちは。
しらたまにんにくです。
今回はタイトルにもある通りなろうの現状、なろうのこれからと今自分自身が小説を書いたり読んだりなろう作品原作のアニメを見たりしてきた中で思った個人的な意見や思いなどをまとめてみたいなと思ったためエッセイとしてまとめさせていただきます。
注意・こちらには少々批判的な文章や作者個人の考え方が入っています。その為、的違いな部分や「こいつ何言ってんだ?」と思われる部分があるかもしれません。更に、1日というかなりの速度で仕上げたため違和感がある部分があるかもしれません。あしからずご了承ください。
では、現状のなろうや問題点について解説していきたいと思います。
これは、自分が一度小説を載せてみたことから得られた体験談なのですが1つ目にPVが少ないということですね。
このことはなろう作家の中では周知の事実かもしれません。
わからない方のために説明するとPV=プレビューのことであり、なろう読者がどれほどその作品を読んだかということですね。
ここで問題になるのはPVが少ないとその作品は公開していないことと同じことに近いということです。
例えば、新しく出版された小説があります。
それを私たち読者が読んでこれは、面白い!!やこれは、面白くなかった。などの感想をつけます。
このようなことが起きるのはその小説が様々な人に見られているからであり見られていなかったら評価すらされません。
つまり、小説を評価する根本的な部分が壊れてしまっているのです。
なろうというのは小説を書いてそれを誰かが評価する。
新人発掘に近い感じです。
そこがなろうのポイントといっても過言ではないのにそこが壊れてしまっているためなろうという名の小説家になれるかもというシステムはすべてに影響し様々な悪さを働いています。
ここからなろうの現状に繋がっていってしまったといっても過言ではないです。
次にでは何故PV数が少ないのかという話です。
それは、なろう作家の急激な人口上昇。読者の数。に原因があります。
では、皆さんに問いがあります。
皆さんが知っているなろう原作のアニメで広く知られストーリーも面白く、2期3期と続けられているものはいつ頃からなろうで掲載され始めたものでしょうか?
これは、個人差によるものかもしれませんが2012~2017年ここら辺のものが多いと自分は思います。
ここのことを自分は黄金期などと呼んでいたりします。
ここではしっかりとしたストーリーやキャラの魅力、それだけでしっかりと世界観や雰囲気を作ることのできている作品が多いです。
では、最近の作品はどうでしょうか?
異世界ジャンルということを仮定したうえで考えてみましょう。
例えば、ある少年が異世界転生して魔王になりましたというストーリーがあったとします。
そして、ここからたくさんストーリーが展開されていくわけですが
起承転結というものがあるようにそこからどうする?というものが起きるわけです。
その為、最近のなろうではこうなります。
「異世界転生して魔王になったので勇者の邪魔をして勝たないようにさせます。」
「異世界転生して魔王になったので魔王軍の中でハーレム作ります。」
「異世界転生して魔王になったので世界征服しようと思います。」
これはざっと考えたものですがどうですかね?
起承転結の起は同じで起承転結の転が変わります。
これに対して自分はいつも思います。
『これ全部まとめればよくね?』
そうなんです。タイトルから内容がわかるし内容も一本道なんです。
それによりストーリーに厚みが生まれない。ネタバレしていることで面白さも得られることができない。
このような作品が今のなろうでは急増しています。
これはもしかしたら自分がストーリーや世界観を重視しているためにそう感じるかもしれません。
だとしても、一本道で進めれば確実に面白くない。そう感じるのではないでしょうか?
こうなってしまうと組み合わせバトルになってしまいます。
面白そうな組み合わせのこれとこれが見たかったという消費することしか考えてない意味のないものの出来上がりです。
そして、この手の作品によくあるのが設定の薄さです。
この手の作品は視野を狭くしちゃいがちです。
そうすることで世界観の薄っぺらいよくわからないものができてしまうのです。
そして、先ほど言った「ネタバレしていることで面白さも得られることができない。」という言葉
これもなろうの問題点です。
ここで先ほどのなろう作家の急増につながるのですがある時からタイトルを長くすることで内容を伝える
それにより読み手に読んでもらうという簡易ネタバレのようなものが流行りだしました。
というか、今も流行っています。
タイトルというのは作品を左右するものです。
そこでネタバレしてしまうと読んでいるときに面白くないしタイトルに沿ったストーリーを作ると薄っぺらくなってしまいます。
更に厄介なのは逆にこれに反したタイトルをつけようとすると読者から煙たがれるということです。
これは、なろうの使用上仕方のないことですがなろうは新着の際タイトルしかわかりません。
つまり、タイトルで読むか読まないか判断しなければいけません。
新着でできた小説をいちいちすべて概要まで読む人なんてそうそういませんよね?
これに関しては自分はおかしいと思ってるし今のなろうの中の根本的な問題点だと思います。
これにより先ほど挙げたような面白い小説が上位に来ないし内容の薄いものばかりが上位に来てしまいがちです。
では、何故数年前は面白いものがちゃんと上位に来ていたのかこれもなろう作家の少なさです。
作家が少ないことで読者はしっかりとその作品が面白いのか面白くないのか判断できたのです。
後、タイトル長いものがそこまではやっていなかったというのも挙げられると思います。
だからこそ、なろう早期より連載していた人は成功した人が多いのです。
そして、これをかいくぐり先人たちと同じ立場に立つためには様々な難関に立ち向かわなければいけません。
1、タイトル作成のうまさ、上手くストーリーを感じ取れるタイトルにすることと読みやすい雰囲気を持ったタイトルを作成する。
2、ストーリーの面白さ、しっかりと面白いストーリーにし読んでいて感動やカタルシスなどを感じたり心に訴えかけるようなメッセー ジ性を作る←余談ですが、メッセージ性のある小説が最近は少なくなっていると思います。
3、文章の上手さ、これは、読まれるうえで大切です。小説という媒体だからこそ大切にするべきものです。
4、運、タイミングや人が興味を示してくれるかは運です。これ関してはどうしようもありません。自分もこれにより一回心を折られました。
これらを突破して始めて成功することができます。
これは、現状の問題点が深く組み合わさっていることでより一層困難を増しています。
ここからはなろうのジャンルに対する現状です。
ひとつ言いたいことがあります。
『異世界を便利な道具と履き違えるな。』
これは、自分の考えですがなろうでは異世界というジャンルがかなり流行っています。
異世界ということを基本としそこからストーリーが繰り広げられていく
なろう読者には周知の事実かもしれません。
異世界というジャンルはいいものだと思います。
何かのゲームと何かのゲームを足して1:1にしたものと呼ばれていたりしますが
今は何故、異世界というのが流行りだしたのかや異世界というものは雑に作られたものだとかそういう考えや思想に対する考え方は割愛させていただきます。(どの話も神話をもとにしていたり仏教をもとにしていたりするからね。)
でも、異世界に対してアンチのような考え方がありますそれがこれです。
「異世界は現実が嫌になった人間が現実逃避するために存在にしている!!」
これに関して自分は半分共感、半分否定しています。
異世界というものの使い方は作者次第だからです作者がそのような用途で使うなら本当にそのようになるし
異世界というなかでいい意味でメッセージを伝えたかったりしっかりとしたストーリーを伝えたいならそれは、その世界として昇華されます。
つまり、ただただ自分のことだけを考えて作った小説はその人が写されその人自身となります。
本当にほかの人のことを考えているならばそれは、新たな世界となります。
10円玉だってお金として使われるのが一般的だけど見方を変えればそれで人を殺すことだってできる。
それは、どんなものでも同じです。
だからこそ自分は異世界はそんなものではないと思っています。
「異世界は道具ではありません。基礎です。そればかりに目をやり昇華させないでください。」
このようなことが起きているのがなろうの現状だと思います。
まとめると、
1、作家急増によるPVの減少
2、早い時から始めた作家との差
3、タイトルによる判別、それによる薄っぺらいストーリーの繫殖
4、面白いストーリーの激減、優秀な新人作家の減少
5,異世界というものを自身の昇華材料として使用する人の急増
これらがなろうの現状です。
(他にもなろうアニメが材料としてしか使われていない。アニメとして作られたのに誰も見ない押し付け現象。
なろうアニメの魅力が失われている。なろうやどのスト―リーにも共通だがカタルシスが必要。
異世界恋愛というジャンルの発展。主人公無双、ハーレムの問題点。なども書きたかったよ!!)
そして、これらが相互作用してしまっているのも今のなろうの現状とも言えます。
では、これから先なろうはどこに向かっていくのでしょうか?
これを言ったら答えになりませんが私はわかりません。
「そんな、無責任な!!」と思った人もいますでしょうが本当にわかりません。
というのもネット小説がはやり始めたのはつい最近の出来事です。
そして、その使われ方はどんどん変化していっています。
メッセージ性のある小説を投稿するちゃんとした使われ方。
自分の欲望のまま好きな風に小説を書く使われ方。
人気になるためだけにタイトルでネタバレをして薄いストーリーを量産する使われ方。
こんなにも色んな使われ方があるのに更には新しいジャンルまでも出てきて
これからどうなるかなんて予想することができません。
ただ、自分が言えるのかこれ以上酷いことにならないでほしいです。
そして、今から新しく生まれるこれから人々の心を動かしていくであろう新人作家に日があたることを願っています。
最後に一つ、このエッセイを読んだ人ならわかると思いますが
「ほら、誰にも見られてない。そういうところが問題点だって言ってるんですよ。」
エッセイを読んでくれてありがとう!!
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~妖物語 (仮)~
少年 月影 悠が迷い込んだ異世界は東洋、西洋が混ざる不思議な世界だった。
自分の妹と名乗る謎の妖 妖狐と出会う。その異世界は闇と絶望に満ち溢れたものだった。
悠は神?から授かった死ぬことで時を戻す『輪廻』を使い待ち受ける運命をぶっ壊す。
死んで死んで死んで、いたわるということを知らない世界で悠は何を知るのか!!
絶望しかないダークファンタジーが今、幕を開ける!!