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欠片との戦い



俺が到着した時にはもう、一人しか生き残りがいなかった。

フェンの上から少女を引っ張りあげ

離脱を命じる。


(大丈夫なの?)


(多分ね。)


シロと会話をし

俺はフェンから飛び降りる。


「ちゃんと守りなさいよ?」


「任せろ。」


フェンは俺のことを心配してないのか

あっさりと俺の前から姿を消す。

やばい。ちょっと寂しいな。

フェンが消えた所を眺めていると黒い尻尾が俺に向かってくる

俺はそれを避け、魔王の欠片と対峙する。

見た目は黒い狐。

体毛は真っ黒で眼が赤く光っている。

9本の尻尾は自在に動かせるのか

それぞれ奇抜な動きで俺を串刺しにしようと迫ってくる。


(うー避けるの大変なんだけど‥…)


(頑張れー。)


からだの制御‥…といっても避けるのをメインでシロに任せ、俺は欠片を観察する。

どうやら敵は俺を殺してフェンを追いかけたいみたいだ。

さっきから一発一発に殺気がこもっている。

と、フェンからリーネさんに生存者を渡したと報告が来る

そこで欠片も行動が変わった。

殺気はなくなり、俺の体に触れようとしているように思える。

多分乗っ取りに切り替えたんだろうな


(そろそろ危ないかも‥…)


(よし、じゃぁ変わろうか)


俺は欠片の尻尾に触れないように避けつつ

シロに足りないところの補助を任せる。

そして予め設定していた魔法を発動させていく。

頭上に展開される幾つもの槍

そいつらを同時に欠片へと放ったのだが


「キュイィィイイイッ!!!」


甲高い鳴き声が響き

欠片の頭上には同じような槍が出現し俺の作った槍を撃ち落としていく。

おぉまじか


「キュルュッーー」


欠片の尻尾が俺を襲うのを止めもとの長さに戻る。

そして、一本一本が光を放ち


「キュゥゥゥウウッ!!」


そこからレーザーが俺に向けて放たれる。

9色の光をギリギリで避けたかと思ったがひとつだけ触れてしまったみたいだ。

青い光に触れた俺の足は凍りつき、地面に磔にされる。

足に向け爆発の魔法を放つものの、びくともしない。

そんなことをしていると、欠片が形を変える。

獣だった形は、人形へと変わり

ゆっくりと近づいてくる。


「‥…‥…」


俺の目の前にたつと欠片は真っ黒な手で俺の頬に触れる

ズブズブと、体の中に入ってくる異物感。

欠片はゆっくりと俺の中に浸入し

そしてすべてが俺の中に入った時、


(汝ハ何ヲ求メル)


俺の中に入ってきた欠片が話しかけてきた。

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