真っ白な空間
この話は仕事終わりに書いてるので
基本的に不定期更新です。
何日も続く=連勤
何日も休む=連休
と、思ってください。
「どこだここー」
声を出してみたものの
どこまでも続く真っ白な空間に俺の声は吸い込まれていく。
「ったく‥…せっかくもとの体だってのに。」
そう、今の俺は男の時の体。
懐かしいだらしないぼでぃーである。
そんな俺の腰にくっつく幼女。
さっきまで‥…俺だった幼女だ
俺だった幼女ってなんだよ
って思うかもしれないがこの真っ白な空間に来るまでは俺はこの幼女の体で行動していた。
といってもたった1日だが。
草原に始まり、町に行き、ギルドカードを作り、ゴスロリを身に纏いそして疲れて寝たらここにいた。
このなにもない空間は感覚がおかしくなる。
いくら歩こうとも
いくら視線をずらそうとも
何も変わらない。
絶えず喋り、思考することで何とか耐えてるがもうそれも危ない。
「こういう展開っていわゆる神さまと話せるみたいな奴じゃないのかー」
良くある展開を考えてたら、口に出てた。
もう結構おかしくなってるかもしれん
突然、今まで腰にくっついてた幼女がある方向を指さす。
言葉は喋らないが俺を見つめるその目は、なにかを訴えたそうだ
「あっちいくのか?」
俺の質問にこくんとうなずく幼女
何もしないでいるよりかいいので俺は指さす方へと歩き出した。
ーーーーー
どれくらい歩いたのか。
それとも、すぐ着いたのか。
気がつけば真っ白な空間の中央にオアシスのようなものが見えた。
俺と幼女はそこへ足を踏み入れる。
「あらあら~いらっしゃい♪」
そこへ現れたのは白い純白の衣類を纏った顔にモザイクのかかった声は凄くのほほんとした女性だった。
「もしや、貴女が神さまですか?」
「そうです。私が神さまでもありますよぉ♪」
「‥…‥…でもある?」
俺は神さまの言葉に疑問を持ちつつも
それよりモザイクのさきの表情が気になって仕方ない。
モザイクを避け顔を拝もうとしてるのだが、一向に上手くいかなかった。
うーむ。ぼんやりと浮かぶその顔つきやパーツの位置からして綺麗なのは間違いない。
もう、触って確かめるか。
俺が手を伸ばした瞬間
幼女が俺の体を引っ張った。
力は弱いがなにか申し訳なくなり、俺は行動を止め
つき出して行く先をなくした手を幼女の頭へとシフトし撫でてみた。
おぅ‥…
何か嬉しいって気持ちが伝わってくる
「んっん"ん~。おいてけぼりで~いちゃつくの止めてくださーい。私もう何千年とそうゆうのご無沙汰なので~‥…襲いますよ?性的に」
い、いきなりとんでもないことをいいだした
神さま怖い。
俺は楽しんでいた撫で撫でを終わらせ
幼女の寂しそうな気持ちを感じつつ
神さまへと向き直す。
「襲うのは無しの方向で‥…あ、所でここはなんですか?それに色々聞きたい事があるんですが‥…」
「しっかりと人の話を聞かないやつですね‥…まぁ、一つずつ答えましょう。ここは管理者世界。貴女達の世界の外側にある管理者達の世界です。」
管理者‥…また解らないものが増えやがった。
「因みに、管理者とは世界のバランスを保ち、終わらせる権限を持ったものです。」
「その、管理者で神さまが俺らを何で呼んだんですか?」
「それはですね‥…あなた方が魔物になってないからですよ。」
「え?いったいどういう‥…‥…」
長くなったので一旦区切ります。
明日は更新予定です。