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03

――翌日。


特に全員が口裏をあわせた訳でもなく午前8時~9時の間にそれぞれが目覚め、いや、神崎は酒のせいで爆睡しているが、


屋上に集合し、昨日に神崎達が調達して来た菓子パンやサンドイッチや飲み物を好きに取るバイキング形式で朝食が用意されている。


…そのバイキングストックの前にいるのは立花だ。


「…」


東条は屋上にいるものの朝食を取りに行く気配はない。


美優は麗の手を引っ張り「ジャムパンっ!コーヒー牛乳っ!麗ちゃんはっ!?」と立花に怖じ気づくこともなく欲望のまま自身が口にした商品を手に取り、


問いかけられた麗は立花に怯えながらもヘルシーな野菜サンドや野菜ジュースを手に取り「すいませんっ…」と汗ダラダラで立花に一礼して逃げるように離れる。


彩芽はすでに希望のものを取って食べており、春香は遅れて到着して、残りの朝食ラインナップを見る。


「……」


そんな春香を見て立花が声かける。


「キミ、東条さんと絡んだ事ある子だよねっ?」

「…!」


春香が怪訝な目で立花の顔を見る。


「いや、別に変な意味で聞いてないよ?…東条さんね…いっつも朝メシ食わないんだよ…」

「……」


立花が東条を見る。その視線を追うように春香も東条を見る。


「俺なぜか東条さんに嫌われてるっぽいからさ、言っといてよ。朝メシ食ってねって♪」

「……」


いったん返答せず焼きそばパンを選び手に取る春香。


そして口を開く。


「ああ言うカタブツは言ってもきかないタイプなんで無理ですよー」


と、東条を遠回しにディスる。


「ははっ…!そうだなっ!アレはカタブツだ!」

「まぁでも信頼はおけますからねっ。無理にでも食べさせるために適当に持っていきます」

「…!」


春香は勢い良く残りのパンを適当に複数かっさらい、東条のもとへ歩き出す。


「……」


それを意味深な目で見る立花。


(誰がどこまでつながってる…?あの東条と…)









…頭脳戦と呼べるほど大層なものではない。









しかし立花にとって色々と作戦構築と実行する上で東条は間違いなく障壁になる事が目に見えてる…









『暴力』のカードはある…









『物資』のカードも進んではいるが完璧ではない…そもそも物量が多い…









色々な武器になるカードのうち俺に向いてないのは『人』…いわゆる仲間作り…


ここは東条の方が圧倒的に強い…


そもそもバカ大将が半グレなんて初っ端から白状してんだから無理だ…


つっても俺の見た目じゃそもそも無理かw


なら東条はいったん『人』カードを取りに行き、同時進行で『物資』カードを取りに来る可能性はある…









あとは『情報』と言うカード…


場合によっては『物資』よりも強くも弱くもなるカード…









いや…まずは深く考えるな…


俺の方が圧倒的有利だ…


東条の『人』カードの行方を追おう…


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