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魔法学校の悪役令嬢  作者: ああああいい
第21章 教団編―追憶―
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第51話 恋愛マスター?

 お昼過ぎ。

 僕たちは物陰に隠れて、リーダーを観察していた。


リーダー「…………」


 リーダーは、ボーと天井を眺めている。

 見るからに、上の空だ。


ツー「間違いないわ……。あれは、ここにいない誰かを想っている……『恋』をしている表情よ!」


 ツーが、断言した。


スリー「マジかよ……。でも、だとしたら、俺たちに出来ることは無くないか?」


 スリーが言った。


ゼロ「もう一度、ギルドと共同戦線を行うというのは?」


 僕が、大人のワンに提案した。


ワン「そこら辺の手続きは、全部リーダーがやっている。我には無理だ」


 ワンは不干渉だったらしい。


スリー「じゃあ、なんでリーダーは、共同戦線をやらないんだ? リーダーの意思で決められるんだろ?」


 確かに、その通りだ。

 ギルドの僧侶に会いたいなら、もう一度、ギルドとの共同戦線を受ければいい。

 ギルド側に断れたか、もしくは……


ツー「きっと、恥ずかしいのよ。もしくは、勇気が足りないんだわ」


スリー「恋ってのは、難儀だな……」


 僕らは頭を悩ます。

 どうすれば、リーダーは恋の一歩を踏み出すことが出来るのか。


ワン「……ここは我に任せてもらおう」


 ワンが立ち上がった。


ツー「ワン? 何をするつもり?」


 ツーが尋ねる。


ワン「恋バナをしてくる」


スリー「恋バナ!? いけんのか、お前!?」


ワン「任せるがいい。こう見えて、我は恋愛マスターだ。大船に乗った気持ちでいろ」


 ワンが自信満々に言った。


ゼロ「……ちなみに、女性と付き合った回数は?」


ワン「(ゼロ)だ」


スリー「駄目じゃねーか!」


ツー「どこから、その自信は出てきたのよ……」


 ワンの言葉に僕らは頭を抱えた。


ワン「ふふ、いいから見ているがいい。我がサクッとリーダーの恋を成就させてみせよう」


 根拠のない自信を胸に、ワンはリーダーの元へと向かった。

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