イギリス人ってカレーに何合わせるんすかね
「晩ご飯なににします?
一通りそろってはいますけど」
ダンジョンのセーフティエリアという所で、ふたり用のテントでくつろいでる後輩ちゃん。
可愛くて辛い。
問いに対して、後輩ちゃんとか言ったら、白けた目でキレられる予感がした。
魚介は嫌だなぁ。
「同感っす。
じゃあ、無難にレトルトカレーとレトルトポテサラとかで」
最高。
福神漬けとかあったりしない?
「ちゃーんとあるっすよー」
なんでカレーライスを食べると落ち着くんだろう。
「日本人だからじゃないっすかね。
イギリス人ってカレーに何合わせるんすかね。
パンとか?」
え、分かんないな。
でもイギリス人、米食べてはなさそうな雰囲気。
「全然分かんないっすね。
パンはフランス、パスタはイタリア、ジャガイモはドイツみたいな風潮ありますし。
イギリスって何食べるんですかね」
「せーんぱい。
ボディーシートでふきあいっこしますか?」
する、したい、したいけれども。
誰か通るかもしれないし、家に帰ってからにしよう。
「あはは、臆病っすね」
テント内にキャンプマットを敷いてそのまま寝る感じ。
ここのエリアは温度が25度前後で一定なので、寝る時には逆に暑い感じ。
人が活動しやすい温度なのは、昼しか助からない。
夜になったら18度になって欲しい。
ふたりして横になっていると後輩ちゃんが話しかけてきた。
「ねえ、先輩?
起きてます?」
起きてるよ。
「もしダンジョンから出た時に世界が滅んでいたらどうします?」
あはは、滅ぶかな世界。
「真面目に」
はい。
そうだなぁ。
くっさいカニカマでも食べて生き繋げようか。
「あっははは、なんすかそれ。
うん、でも、そうすね。
なんかカニアレルギーとかになりそうっすね」
カニアレルギーになったら、くっさいゼリーを食べようか。
「あはは、ゼリーの方がレアっすよ」
もしかしたらドクダミ食べ続ければ、死なないかもしれない。
「あはははは」




