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うちのドS執事は異世界でも超最強  作者: 真皓 心
第3章
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74 パウロンとの決戦

前の小説よりだいぶ間が空いてしまいましたが、読んでいただけると嬉しいです。

 黒瀬、ピーロン対パウロンの戦いが始まろうとしていた。パウロンが攻撃を2人に放つ。


「ダークネス・ランス!」

「ヒーリング・シールド!」

「サイレント・ウォーム!」


激しくぶつかり合う攻撃が紅葉達に降りかかってきた。

すかさず、紅葉はシールドを張る。セラティナ達を守る中、黒瀬達の戦いを見ている。


「あんなにピーロンは、戦いができるのか…」

「私達も、ピーロンと黒瀬の援護に!」

「分かった!ブレイス・インパクト!」


ラーガが、攻撃をする中、サラ、ロザはサラマンダーに乗り、黒瀬達の援護に回る。


「皆が、ケガをしないように加護を!アーゲル・シールド!」


攻撃力、防御力とスーテタスを上げる。ロザは、弾丸を撃ちパウロンの動きを止めようとするが、なかなか当たらない。すばやく攻撃をよけるパウロンに当たらないのだ。


「あー鬱陶しい。あのトカゲめー!」


パウロンは、ロザ達に攻撃を放つ。


「サラマンダー避けて!」

「うわー」

「わたくし達が相手をしているのに無視ですか?」


黒瀬は、盾になったかのように攻撃からロザ達を守る。サラ達は、離れたところから様子を見て、安全な所に逃げた。


「黒瀬が、守ってくれたおかげであの攻撃に当たらなくて済んだな」

「危ない所だった。だが、どうしたものか…」

「まったくこちらの攻撃が当たらないのはどうしたものか…」

「うーん。どうする」

「弾丸を撃ちまくれば、僕の弾がなくなってしまう。だったら、大きなこの銃で撃ちぬいてあげようか」

「どっから撃つんだ?」

「あいつの動きを止めてくれたら、そこにめがけて撃ちぬけるんだけど」

「分かった。サラマンダー、あいつの動きをとめて!」


サラマンダーは、パウロンに炎を吹いて攻撃。サラは、別の召喚獣を出していた。

リヴァイアサンを召喚し、パウロンの動きを止めようと攻撃をするが、攻撃をかわしてしまい、サラマンダーに攻撃があたってしまう。


「サラマンダー!」


サラ達は、真っ逆さまに地上へと落ちていく。


「あっ!」

「シールド・アロー!」


紅葉が風魔法でサラ達を助け、地上におろす。


「ありがとう…」

「まじで万事休すかと思った…」


サラは、サラマンダーにリヴァイアサンと共に戦うように指示を出した。

さらに、全部の種族を召喚したのだ。サラは、黒瀬に叫んだ。


「私の召喚獣たちを自由に使って!あいつを倒すのよ」

「分かりました。ありがとうございます」

「いいのですか?あなたの召喚獣たちを…」

「もう、こればっかりは仕方ないじゃない。これだけしても歯が立たないのは分かっているし、早くけりをつけないと…。皆、限界よ」


ピーロンは、紅葉達のボロボロの姿を見て、申し訳なさそうに見ていた。込み上げてくる思いもあり、涙が出る。どうして自分が無能なのか、どうして、力がないのか。でも、今までの紅葉や黒瀬たちの力を借りてやってきたことを思い出す。


(皆、私のために戦って、やっとここまできたんだ!やらないと)


ピーロンは、歯を食いしばる。

紅葉たちの戦いを近くで見ていたピーロンはプレッシャーを感じていた。これ以上紅葉たちの足手まといにはなりたくないと。

黒瀬は、パウロンの激しい攻撃を避けて背後に回ろうとしていたが、気配を感じ、パウロンは黒瀬と距離を取って、動きを探っている。


(どうすればパウロンの動きを止められるか、どうすればパウロンを倒すことができるのか。考えろ、考えろ…。あっ、そういえば、パウロンが前に言っていたことがあったが、あの意味が今分かった!あの言葉はそういうことだったのか…)


ピーロンは、昔のことを思い出していた。

パウロンとピーロンがこの国を作った本当の意味を。







まだまだ続きます。

毎日は書けれないので、少しずつ書いて投稿します。

もう少しで話の全容がわかってきます。

お楽しみくださいm(_ _)m

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