第9話 『死ねやぁぁぁぁぁあ!!!!』
ヤバい………
ネタ切れだ……………
「キミたちぃ……昨日はどういうことだい?」
満面の笑みでバカ共―――誠治、香夜斗、大地―――に問いかける。
さっきまで必死になって逃げていたが俺が三人ともソッコーで捕まえて正座させてるところだ。
「すまん、悪かったな」
心が全然こもっていない大地と……
「アイムソーリィー、ひげ剃ーりぃー!!」
「ごめんなさぁ〜〜い」
完璧にふざけている誠治と香夜斗。
うん、一回殺さないといけないよ。これはね。
「てめぇらぁ………コロス」
「ちょ、ちょっとタイムゥゥゥウ!!!!落ち着け、落ち着くんだ。ハル」
「てめぇらのせいでクソつまらねぇ授業を真面目に受けたんだけど……なぁ?」
「「スイマセン、スイマセン、スイマセン、スイマセン!!!!」」
「すまんな」
大地の野郎が余裕ぶっこきやがってるのがかなり腹立つ。
「せめて、理由を言ってみろ。それからにしてやるよ………」
「それはだな、遼がちゃんと学校に行くかどうか実験をしてみただけだ。提案したのはもちろん誠治だ。俺はただ言われた通りにしただけで無罪だ」
「俺も、俺もぉ!!」
「お前らよくも裏切ったな!!お前らも共犯だろぉが!!」
「ほぉ……ということは誠治が全て悪いんだな」
親指を立てる香夜斗と大地。そして、そのそばでかなり怯えている誠治くん。
はい、殺しましょ☆
「死ねやぁぁぁぁぁあ!!!!」
「ギャーーース!!!!」
「い゛や、ぼんどぉにずびばぜんでしだ」
「次やったら、お前の存在そのものを消す」
あ〜〜〜すっきりしたぁ〜〜〜
「でも、本当に授業に出ないとマズいんだけどな」
「へ?どういうこと?」
「出席日数が本当に足りないということだ。だから、明日からは授業に出ないといけない」
「なんですとぉぉぉぉお!!!!」
「そんなぁ〜〜〜」
「誠治くん、誠治くん。もう一回いっとく?」
「スイマセン。遠慮させてもらいます」
おっとっと………
誠治とバカやってる暇はねぇんだった。
つーか、またあのクソつまらねぇ授業うけんのかよ………
タルッ!!
「だから、なんども言うが明日からは授業を出ないと退学だな」
「タルッ………」
「同じくぅ………」
「タルいぜぇ………」
「まぁ、明日から頑張らないとな」
一気にテンションが下がった俺たち。学校の授業はそれくらいつまらないということなんだよ。
「そういえば、何日間くらいなんだ?」
「まぁ、多く見積もっても1ヶ月だな。一学期はな」
「なんか、行事あるぅ〜〜?」
「スポーツ大会というクソみたいなものがあるな」
クソって………
大地、運動が好きじゃないからってそこまで言わないでもいいだろ………
ちなみに、俺は運動は好きだよ。特に好きなスポーツはないけどな。
「ていうか、みんなはなんで退学になりたくないんだ?」
誠治がとんでもないことを言い出す。
「俺は将来働くときに暮らせないからかなぁ………」
まぁ、香夜斗は同棲してるから当たり前だな。
「俺も似たようなものだ。高校を中退になったら就職に困る。一番なのは夏帆に迷惑をかけたくないのだがな」
さすが、大地だなぁ………
しっかりしてらぁ………
「お前らは彼女いるからなんとくわかるぜ。だけど、ハルはどうなんだ?」
俺か…………
そんなこと考えてもみなかったな………
「わかんねぇな………でも、みんなで集まる場所は学校だからな。学校は勉強するためとか大人はほざいてるけど、俺の場合はダチに会うためにきてるからかな」
「だよなぁ………学校なんてそんなモンだぜ」
「俺は世の中クソだと思っている。だが、この世の中に生きているかぎりこの世の中の掟に従わなければならないのが無償に腹が立つ」
「あぁ〜〜〜世の中変えてぇなぁ………」
「そうだよねぇ………もし、世の中が作り変えられたら俺はどんなに環境が恵まれない人も幸せになってほしいなぁ………」
井崎さんのことだな………きっと。
「俺は誰にも束縛されないで自由に生きたいぜぇ………」
「それには、俺も同感だな」
お前らは常に自由を求めてるよなぁ………
「俺か………俺はな、信じてる人に裏切られなかったらなんでも我慢できるな………貧しかったりしてもな」
信じてる人に裏切られるほど悲しくて辛いことなんてないと思う。
「なんかシリアスな感じになっちまったな」
「そうだな」
「らしくねぇぜ」
「俺らは楽しく過ごすのが一番だぜぃ!!!!」
俺たちはこうでなくっちゃな。
「じゃ、明日からお互いガンバリましょか」
「「「オォ!!!!」」」
明日からは若干真面目にしようと思った―――ていうか、もう手遅れだけどな―――俺たち四人でした。
終わり方が前回と似ているのは気のせいですよ!!




