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閑話 赤羽先輩と歩む日々

だあああぁぁぁ!!

恥ずかしい!

今思い出すだけでも恥ずかしい!

何青春してるの俺!!何なの!バカなの!!


・・・ああ、バカだった。


その後の話をしよう。


お・・・俺と友田は・・・と・・・友達になった


「ごほん!」


翌日、俺はちゃんと学校に登校した。クラスメイトの幾人かは遠巻きに見ていたが、おさげや他の女子は俺に話しかけてくれた。正直ありがたい。

そして俺に不正の疑いをかけた、数学教師だが翌日から来なかった。

代理は学年主任のタヌキ、担任は数日休むと言っていたが数日後に辞職したらしい。


学年主任は言わなかったが、元担任の辞めた理由に色々な噂が広まっていった。

やれ、テスト問題を教えてたとか。不正な金を受け取っていたとか。他にもあるが胸糞悪くなる話だ。最後に意味が分からないのが、辞める前に教師の机の上には金属バットが置いてあったって事だな。


そんな中俺は、ゆっくりとまたクラスメイトと話すようになり、習い事することになった。料理教室である。

今までも作り続けてきたが、相変わらずマズイ。それをおさげに話したら、おさげの家の母親が、料理教室の先生だという。俺は料理教室を紹介してもらい、奥様連中と料理を習った。(おばさんと言ってはならない絶対だ!)


そして友田と勉強する放課後の勉強会にも変化が起こった。どこから聞いたのか人数が増えていた。最初は二人、次に四人、夏休みが終わるころには十人規模になり、勉強会が「友田の会」と呼ばれるようになった。

もちろん会長が友田。副会長なぜか俺。そして顧問として学年主任のタヌキ。


人数も増えると流石に友田は、忙しそうにしていた。俺はわかない問題があり、友田に聞こうとしたが、迷惑を掛けたくないと思い、隣の奴を見ると俺より少し進んでいた。


「この問題解るか?」と聞くと、俺にビビりながらも教えてくれた。


後から聞いた話では今まで学校に行ってない登校拒否らしい、友田が家に来て、あの手この手で連れ出したとか。うん、同情する。

慰めじゃない、この同情は文字通り。お前もアイツに救われたんだろ?って事。


ある時、三年の首席の奴が話しかけてきた。俺に期末試験で、数学だけでも負けたのが悔しいらしい。どんな勉強法だとかうるさかったから。「ならお前も「友田の会」来い」と連れてきた。


よし教師役確保!

なんか友田に考え方が似てきた気がする・・・

主席は文句を言いながらも勉強を教えている。


一年何てあっという間だった。


友田と遊びに行ったら、友田の妹が付いて来たり。


俺と同じようなバカに、勉強教えたり。


元登校拒否の奴の家で、ゲームしたり。


奥様連中に教えられた料理を、家族に食べさせたら「美味しい」と言ってくれたり。


主席の奴と図書館で、勉強したり。


おさげと買い物に行ったり。


中学に入ってからの二年より濃く。

あっという間の一年間だった。


そして卒業式。

俺は中学を卒業した後、私立七色高等学園に進む。

前なら中卒でもいいかと思ったが、俺は友田との話を思い出し考えを変えた。

これは学年主任のタヌキと相談して決めた。



卒業式も終わり。

校門前で友田と別れの挨拶をしていた。


「先輩、卒業おめでとうございます」

「おう、ありがとう友田」


ただ別れてもいいが、俺は友田に言わなければならない。


「ああ・・・なんだ友田、お前と会った時の事を覚えてるか?」

「?・・・はい」


俺がこいつと出会い、この一年で出した答えを。


「あの時言った言葉少し訂正させてもらう」

「・・・」


傷つくかもしれない。

だけど言わなけばならない。

いや、聞いてほしい。


「お前の中にあるじーさんの思い。

考え方、確かにすげーと思う。

でも、お前はお前自身でしかないんだ。

だからあえて言う。

お前の中身は空っぽだ。中身があったとしても、薄っぺらい人生だ。

十三のガキが人生の大先輩のじーさんと同等の訳はねえ。

だから中身を満たせ。人生を楽しめ。」

「・・・」


「俺は、勉強して分かった事は足りないってことだ。

俺も空っぽだからさ、お前のじーさんが言ってた。

人とのつながりってやつを、広げるために進学する。

人生を楽しむために勉強する。

これから様々な出会いをして成長していく。」


「だから元気でな」?違う

「だからありがとう」?違うな。

言いたい事はそれじゃない。

今度はもっとましな、成長した姿の俺で会いたいんだ。


「だからまたな、友田」

「はい・・・ありがとうございます、先輩」


俺は友田に背中で答える、後ろを向き「おう」と一言、言って手を振った。



    ◇◇◇



なんだかんだと波乱があった中学生活も終わり、七色に入る前日。

進学前に気合を入れようと、料理教室の奥様連中に紹介してもらった美容室に来た。

「どうしますか?」と聞かれたので「気合の入ったの一発」と言ったら。


ボウズにされた。


えええええぇぇぇぇ~?

友田伝説②


友田の会:これは勉強の遅れなどを取り戻す。というコンセプトで発案された企画らしい。会長は発足人友田、副会長は赤羽と言う人らしいが、この街では見たことがない、リーゼント頭の少年。最後に学年主任に話を聞いてみるが、口を手で押さえうつむく。よっぽど言いたく無いようだ。


後にこの「友田の会」は「友達の会」と呼ばれ自主参加の勉強会となる。

この友達の会には、中学のOBやOGなどボランティアとして参加している。


by新聞部



七不思議①

解決金属バット:この中学では過去三度職員室の机に金属バットが置かれている、そのバットを置かれた教師は必ずと言っていい程の悪事を働いていた。

何時からかそれは解決バットと呼ばれるようになった。

しかしいたずら目的で机の上に置くと、翌日には自分の机の上にバットが返されているとか・・・

疑いのある少年T氏に話を聞くと「怖いねー悪いことができないよ。」と笑て答えた、その少年が卒業した後にも一度だけ解決バットが出たとか出ないとか・・・


byオカルト研究部

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