エピローグ
…………消えた。
まさか、佑香さんが自分のことをあんな風に思っていたなんて…………
空き教室も佑香さんのおかげだったのか。だから、生徒会に入ってからは開いてなかった……
…………すごく寂しい。
ついさっきまで、佑香さんがずっと側に居たから…………
いや、佑香さんと約束した。
これからは、佑香さんの助けを借りずに頑張る。
◇ ◇ ◇ ◇
「見回り行ってきます」
「「「「行ってらっしゃい」」」」
「なんか、礼阪変わったな」
「そうだね。なんか生き生きしてるような」
「確かに……この前まで萎縮してましたもんね」
「ねえねえ、もしかして琴葉ちゃんって、優のこと好きなの(笑)」
「ちょ、何言ってるんですか!?湖苺見先輩」
「バレバレよ(笑)」
「礼阪が入った時から分かっていたぞ(笑)」
「琴葉って、変わってるわね」
「ちょ、ちょっと〜」
◇ ◇ ◇ ◇
まずは、非常階段の見回りか…………ここも、懐かしいな。
約1年半ここで、昼食食べてたもんな。
…………あっ、誰か居る。
引き返したほうがええか。あの時の俺みたいに話しかけられたくないかもしれんしな。
………………いや、お節介かもしれんけど話しかけよう。
今なら、相手を傷つけずに話しかけられるはず。
少しでも助けになれたら…………
「ここ落ち着くよね」
「だ、誰ですか…………」
「俺は、生徒会庶務の礼阪優。俺も一時期ここで食べててん」
「は、はぁ……」
「見回りでここに来てんけど、どうしても自分と重ねちゃって……ほっとけなくなった。お節介かもしれんけど、悩んでることとかあったら聞くよ?」
「…………誰にも言わないですよね?」
「もちろん。自分がされて嫌なことは絶対せんよ」
「わ……私、友達居なくて…………話しかけるのも怖いんです。いらないことばかり言うから…………」
ああ、懐かしい。
「……大丈夫や。俺もそうやった。それで無視もされた。けど、きっとそんな君を受け入れてくれる人はいる。俺みたいに。だから、敵は居ても全員が敵な訳では無いから徐々に作っていったら良いんじゃないかな」
「じゃ……じゃあ私はこれで…………」
受け入れてくれる人……………………




