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部屋に住み着いてる地縛霊はやたら積極的!?  作者: 綿ダッコ


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19/22

第19話 ふーん、疎かにするんだ

 「教室戻るわよ」


◇ ◇ ◇ ◇


「…………お昼は食べなくて大丈夫なの?」


「もう時間も無いですしね…………」


「…………そう」


「ねぇねぇ、礼阪優くんだよね?」


「えっ……そうだけど……」


「さっき何があったの?」


女子から話しかけられた…………まともに話せんって。

というか、何から話そう…………七志さんのことなんか言えるはずないし、伊永さんのことを悪くも言えない…………


――ギュ


え……?

…………って、七志さん!?なんで、腕組んでくっついてんの!?

しかも、いじめの時よりかはマシやけど、顔怖いし…………

やばい、心拍数が上がってきた。…………女子に話しかけられてか、七志さんのせいか分からんけど。


「ねぇ、何があったの?」


「あっ……ごめん。俺にもよく分かんないんだよね…………詳しいことは伊永さんの方が知ってると思う…………」


……って、痛い痛い!?

さっきより、組む強さが強くなってるって…………


「(……泥棒猫)」


……?よく聞き取れんかったけど…………とにかく、力弱めてくれーーー


「ふーん。そうなんだ」


ふう。何とか、誤魔化せた…………

うん?いつの間にか、七志さんはいつも通りの右斜め後ろにおるし…………

若干、いつもより近い気もするけど…………


◇ ◇ ◇ ◇


「今日は、今日とて、濃い1日やった…………」


「……お疲れ様」


「ど、どうしたんですか……?」


こ、怖い。何その表情…………俺、本気で呪われる?


「えらい、モテたみたいね」


「え……?何の話ですか?」


「あんた、今日だけで女子に何回話しかけられた?」


「え、5人くらい…………でしたっけ」


「ふーん。じゃあ、昼休み終わってから私と話した回数は?」


「え……っと、喋って…………ないです……ね」


「あんたって、守護霊疎かにするんだ」


「もしかして…………喋らなかったから、怒ってます?」


「……別に?怒ってないけど」


怖い怖い。笑顔の中に絶対、怒り入ってるって…………

俺でも流石に分かる…………


「ごめんなさい。これからは気を付けます…………」


「…………そう。私は地縛霊ってことを忘れないことね」


あかん。次こそは呪われる…………

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