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火の中のうさぎ〔無用の心配のようです〕

「キュイィ☆」


マフモが畑で人参を掘ってる…

ああマフモ…その毛並みに土が…


ん?というかいつのまにそこに行ったの?


「げっ…早っ…サヤちゃん?なにあのラビット?もしかしてラビットのレア個体のヴォーパルラビットとか?まさかもう進化させたの?レベルは?」


ラビット?いやいや種族はウサギだよ?


「レベルは50ですね。確かにレアと言ったらレアですけどそもそもラビッ「やっぱそうかーもう進化済みでレベルは最大だと後は進化条件の一つだと思われる親愛度を深めないとダメだからなぁ」……いや、だから。マフモはウサギなんです!」


いや、『は?なに言ってんのこいつ?』みたいな顔しないでくださいよ…


「ほら…みてくださいよ…」


私はマフモのステータスボードをシンさんに見せる。


「まじで?何このスキル量?耐性スキルもすごいし…これってさもしかしなくてもユニークモンスターとかでしょ」

「うん、そうだよ。修羅の道歩む武士ってなってた」


マフモは人参をやっと掘り返し…


「あぁ水が欲しいのか…ほれ、こっち来い」


シンさんがいつのまにかデカイ桶の中に水を張って居た

マフモは人参を丁寧に洗い、その後周りの雑草を抜き始めた。


「うわっ何この子…可愛すぎる…」

「すごい礼儀正しい…これは俺もテイマーになりたくなるな…」


シンさんは錬金術師だとか言ってるけどやってることは薬師か農家である。

錬金してる姿なんて一度も見たことがない。


そしてマフモは雑草を一箇所にまとめておき火をつけ?え?何やってんの?…人参を焼く…だと?


「可愛い…人参を焼く姿も可愛いよ、マフモ!」

「マフモが引いてるぞ…後人参じゃなくてラディッシュな。一緒にするなよ、全然違うからな」

「あっそうなんですか。どうでもいいです」

「よくないよ?!」


むぅ…ならば


「マフモ!ほら好物のレタスだよ!」

「キュ…キュイ?」


なんか…『これ食べないとダメ?』みたいな目で見られてるんだけど…

ウサギさんは野菜とか美味しそうに食べるでしょ!


「そこのウサギさんや…りんご食べる?」

「キュイ☆」


むむむむむ……キィェエエエ!

むキュゥううう!

ハンカチを食いしばりたい!


なぜマフモ…君は私の差し出したものではなくシンさんが出したものを食べるんだい…


くそぉ…シンさんは敵だ!

私からマフモを奪おうとしているな?


「キュ☆キュイ☆」


焼けた人参もといラディッシュを食べているマフモはまさに天から来たウサギそのもの。

つまり可愛いわけだが


そんなに焚き火に近いと火傷しないか心配なんだよ…


「ちょおい!マフモ!」

「へ?」


……火の中で焼き人参もとい焼きラディッシュを頬張っているマフモがいた。

マフモのステータスを見ると付与:火属性耐性+9〔残り約9分〕が表示されている。


ちなみに耐性をつける付与には10段階あって+9はその10段階目のものだ。

ここまでくると弱い火ではダメージを受けずドラゴンの炎でもプロの盾職ならばHPが半分飛ぶ程度で済むのだとか。


もちろんマフモが使ったんですよ。

うぉー!マフモさすが!エリートウサギであったか!


「マフモさすが!」

「ちょっサヤ!お前が火に飛び込んでどうする!」

「キュキュっ?!?!キュ☆キュイ☆!」


え?焚き火程度で私がダメージを受けるとでも?

…あっそうか。装備の耐久値が減るのがダメなのか。取り敢えず全部装備を外して…


「な、何やってるんだよ、…取り敢えず服を着てくれ…」

「え?着てるよ?」


スポーツタイプのインナーで結構ぴちぴちだけどジャストフィットって感じで快適だよ。

ちなみにこのインナーは脱ぐことが出来る。

もちろん脱ぐ時は『本当に脱ぎますか?』とシステムから質問されるけど


お風呂に服着たまま入るってなんか気持ち悪いんだよね。


それはどうでもいいとしてマフモの触り心地がさっきよりもいい!


「キュ…キュウ……」

「…マフモ〜!」

「マフモが嫌がってるぞ…あと服着ろ…」


「おぉっこの毛艶!この暖かさ!気持ちいい!」

「あぁ…マフモよ…頑張れ…俺は仕事があるから…」


シンさん…ゲームの中で仕事って楽しいんですか…


この後1時間くらいマフモをもふった


マフモの毛艶スキルが10に上がった。

マフモの魅力が上がった。


私がスキル:火耐性を手に入れた。


…なるほどつまりダメージを受けるようなところでマフモをもふっていれば耐性スキルが身につくわけですね…


ん?じゃあリンさんが作った料理で毒やら状態異常耐性が付いたのって…ダメだ。

それはこれ以上考えちゃダメだ。


この後マフモと一緒にお風呂に入った。

なんとマフモは抜け毛がないんです!

サイコーです。

その後マフモをもふりながらログアウトした。


ログアウトするときにマフモが目をウルウルさせてたけどもふりながらラディッシュをあげたら落ち着いてくれた。


現金なやつめ…でも可愛い。

夏休みが始まりますね。

バイトで埋まった夏休み…

稼いだお金はいつ使うのでしょう…あっ教材費か


ゲームが買いたい…具体的にはスイッチとか

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