仲間を思う気持ち
ハナとマイが反転していたので修正入れました
教えてくださりありがとうございます!
まさかこんなミスをするとは…
気づいてしまった…
ハナが孤立してしまったことに。
たとえどんなに強い人だったとしても数という力の前には無力だと俺は思っている…
いや、『思っていた』が正しいだろう。
今ハナは敵7人を相手に苦戦するだけですんでいる。普通なら瞬殺されてもおかしくないのに。
確かに、『無双してくれるだろう』なんて軽い気持ちではいたけど、ハナはあくまで敵の足止め役で、敵の動きを止めた後に俺達は吊り橋から渡ってフォローするつもりだったんだ。
「クッソ!ハナ邪魔!危ないから撃てないじゃないッ!」
「おなじくー。確かにハナ邪魔ー。魔術に巻き込んでしまうー」
「シン殿。甘味を持っていないか?」
「あるぞ…ここでパーティするか!」
いや少なくとも俺は向こうに行ってフォローするつもりだったんだ。
「ハナもろとも崖を崩して全員倒してやろうかしら」
「それがいいー。ハナは空飛べるから問題ない」
「なんと!それは金平糖!」
「前に試作品でユウからもらったんだ」
「金平糖?一個ちょうだい」
「もらってくねー」
「何かが足りない…ハッ⁈ユウ殿!緑茶!緑茶が欲しいでござる!」
「ハッ⁈確かに。緑茶が足りない…俺も頼むわ」
なぜ緑茶でそんなに革命が起きたかのような顔をしているんだ。
全く金平糖パーティだの緑茶だのお前達には仲間を心配する優しさというものがないのか!本当にさっきから何を勝手なことを…
そんなことを思っていると、リンが弓に矢をつがえていつも通りの弓が壊れそうな音を出すまで弦をひく。ただ弓に強化的なことをしたので音の大きさは1割増しである。
ん?リンさんや。さっきハナを巻き込みそうだからって撃つのやめたんじゃ…
バシュッ……ドーン……ピキピキ
ノォォォオオオッ!
ちょっと、ちょっとちょっと。
崖にヒビが入ってるよ?
ストレス発散かい?
「うん、ヒビが入るから後は気づかれないようにたくさん撃てばできそうだけど最後は強い衝撃が必要だろうからマイ頼むね」
「了解ー」
「あ、ユウ私にも緑茶」
「私にもお願いしますー」
気づかれないように撃つ?
何を言ってるんですか…
あなたが持ってるのは弓じゃなくて大砲とか対物ライフルなんですよ?
打ったらバレるに決まってるじゃないですかー。
チラチラ、チラチラ…
ハナが敵の周りをぴょんぴょんしている。
……気づいてない⁈
???……?
おっと少しばかりどういう状態なのかわからなかったようだ。落ち着け俺…落ち着くんだ。
こういうときは金平糖や緑茶のことを忘れて素数を数えながら今の状況を整理するんだ。
1、2、3、5、7、11、13、17、23、29、31、37、41…えっとー、次はなんだっけな…
状況の整理の方ができんわ。
ジィちゃんよくこんなことしてたな。
マジリスペクト。くだらないことだけど。
えっと今の状況は…シンが緑茶をすすっていて、マイが木の下で緑茶を飲んでいて、タローがいつの間にか抹茶をたてていて。リンは抹茶ができるのをタローの前で緑茶を飲みながら待っていて、ハナがいつしかの青いオーラを纏っていると…
えっと…なんで今みんなお茶に目覚めたんだ。
「紅茶飲みたい」「俺はコーヒー」
「麦茶!これは外せない。」
「ジュース!ジュースないの?あ、抹茶もなかなかいけるね」
「ああ〜⁉︎拙者の抹茶がぁぁああ」
「金平糖以外はないのー?」
「だってよユウ」
「そういうことでござるらいぞ?ユウ殿」
「というわけでよろしく!」
おっとぉ〜いつの間にかぁ、ここはお茶会の舞台に変わっていたようだぁ!
…いかんいかん。つい野球やらサッカーの実況者のような音声を頭の中で流していた。
それにしても仕方ないな…
えっと今の手持ちだと…って
「キッチンないのにどこで作れと?」
「いやユウならさ、なんとかなるかなぁって」
「根性でなんとかしろ」
「キッチンも作れば?」
鬼畜、鬼畜だ!お前ら外道だ!人間じゃねぇ!
たかがお前らの菓子を作るために、キッチンまで作れとかどういうことだよ。
「やるの?やらないのっ?」
リンが迫力?オーラ?般若?なんかわからんがリンがとりあえず怖い。そして思った。
え?これ…選択権あるんですか?
「い…嫌です。」「え?なに?聞こえない」
知ってた。答えはNOだ。選択権なんてなかったんや。こうなったら…シン、テメェも一緒だ。
「シン。悪いがキッチン作るための材料あそこでとってきてくれないか?」
俺は後ろの森を指しながら斧を取り出す。
「は?」
「友達だろ?」
すまない。料理人は斧なんて使えないんです。
仕方がないんです。手が命なんです。
たとえシン、あなたの筋力値が俺よりとても低かったとしても…それこそシンの筋力値なんてゴミカスでハナと大して変わらないとしても。
「くっそ、ユウ!斧もう一本だせ。もちろん手伝うよな?」
「すまんな、今は斧は一本までしかだせないんだ。」
「お前絶対まだ持ってるだろ!そうだろ!お前いつもメインとサブと予備と投擲用と投擲用のスペアと鑑賞用で持ってるだろ!」
「すまないな。お前と違って鑑賞用は持ってないんだ。」
シンはポーションを鑑賞用まで持っている。
ポーション大好きかよ。
「そんなに気持ち悪いくらいポーションラブなんだから、いつまでたっても彼女ができないんだよ。」
「べ、べつにいいだろっ!ポーション綺麗だし。
つーか、お前も俺と同類だろーが。」
くっそ、彼女いない歴イコール年齢同士の醜い争いになってしまった…
「早くして」
「「わかりました」」
リンの催促が飛んできたので早速働いてもらうことにする。
「くっそ、お前覚えてろよ…キッツ。この斧くっそ重いんだが。」
お前さっきからくっそくっそ言い過ぎだわ。
このクソが。
クソ、お前のクソが移っちまったじゃねぇか
……??なんか忘れてるような…気のせいか。
「シン。早くしろよー」
「このっじゃあっおまえもっ手伝えよっ」
シンは頑張ってるなぁ
ーーーーーーーー
矢が飛んでくるのが見える。
軌道がわかるので体を捻り避ける。
剣が振り下ろされるのが見える。
これも軌道がはっきり見える。
左に一歩踏み込み避ける
集団戦は後衛から崩すのがセオリーだと思う。
だからとりあえず走って敵が隙を見せるのを待つ。
私の武器はスピードだ。
立ち止まるわけにはいかない。
囲まれたらおしまいだ。
火の玉が3発飛んできた。
2発は胴体に1発は頭に当たりそうだ。
右に一歩踏み込み頭に当たる火の玉を躱し左へ大きく跳躍して胴体に当たるものを1発躱す。
胴体に当たりそうなのは斬り落とす。
魔術士に向かって走る……相手から反撃はもらわないからまっすぐ突撃する。
すれ違い様に魔術士を斬りつけるが前衛が出てきて防がれた。
このまま斬り合うわけにはいかないから離脱する。
相手のパーティは連携がめちゃうまい。
けどカバーに誰かが回ればそこに穴ができる。
それは絶対だ。
そしてそこが私の勝機!
前衛がカバーできなくなった部分を走り抜け後衛の元へ行く前衛が走って追いかけてくるがもう遅いっ!
今はすごく調子がいい気がする。
なんだろうか……全部が遅く見える。
全てがはっきり見える。
全てがどう動くのかわかる。
これがゾーンってやつなのかな?
前衛が3人追いかけてくるが気にせずに魔術士の元へ走る。ここを逃せばまた同じことの繰り返しで私の勝てる見込みが少なくなる!
「ファイヤージャベリンッ!」
火の槍か……避けると追いつかれるだろう。
だから魔術を斬る。
魔術を斬るときは魔力を纏わせる。
しっかりと纏わせたのを確認して走りながら剣を振るうっ!
火の槍は二つになった。よしっまた上手くいった!
「また魔術をっ!」
魔術くらい誰でも斬れるのになんでそんなに毎回驚くのか……まぁ出来ると嬉しいけどね。
でもこれで終わり。
魔術がさっきからずっと鬱陶しかったんだよね。
魔術士を斬りつける。
「ぐわっ」
首を斬ったはずなんだが……肩を斬るだけになってしまったようだ。すかさず左手で脇差を抜き首に刺す。
やっと一人目撃破!
この調子で後6人倒そう!
そう思っていた。でも私は気づかなかった。
倒れた相手の首を突き刺すということはしゃがむということ。それは立ち止まるということであって
それすなわち…顔を上げると剣を振り下ろす鎧を着た男の姿があった。
「なんだドラコか……びっくりさせないでよ」
ドラコの剣は空を斬る。
既にその時、ドラコの後ろに私が回り込んでいた。
危なかった……油断大敵だね
受験が近づいてきてしまった…
というわけなので更新スピード落ちるかもです
受験に受かったら俺、ファンタジーな異世界もの書くんだ…




