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「メテオストライク」
それは俺が使える魔法の中でも最も大規模かつ威力の高い魔法だ。
ジョブによる補正がかからない俺が使うのは少々というかかなり消耗する魔法だが、その分威力は絶大だ。
なんせ高質量の物体を対象にぶつける魔法だからな。
「メテオストライク!?やったか!?」
ちッ!ルシュキーめ!フラグを建てるんじゃないよフラグを!
メテオストライクの影響で土ぼこりが舞い状況が分からない。
どうやら、魔物の襲撃は止まってるので魔物は今ので一掃したようだ。
「う、うそだろ?」
ようやく土ぼこりが晴れてそこにあったのは、ひび割れてはいるものの未だ健在の人工物であった。