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俺が生きる理由は、身の回りのものを全部きれいにして消毒することだけだ!  作者: ニシキ
第2章 今、俺は使用人だ。

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盗賊


屋敷を出てから、深い森に入った。

進めば進むほど、道はどんどん悪くなっていく……。大きな水たまりがあちこちにあって、泥もひどい……。


馬たちが苦しそうに歩いている。

隣では、お嬢様が退屈そうに馬に乗っている。

俺はというと……馬から落ちないように、ユレの腰にしがみついている。


「いったい、どこまで奥に進むんだ?」


もう、ここまで来ただけで疲れた……。

お嬢様はあきれた顔で俺を見た。


「国境まで行くわよ」


「もう半日近くも道を進んでいるし……戻ったほうがよくありませんか?」


「文句言うな」


俺の弱音にうんざりして、ユレはそう言った。

馬に乗るのは絶対に嫌いだが、こいつがいなければ今頃俺の靴は汚れていたはずだ……。

帰ったら馬たちを洗ってやろうと思う。


思わず微笑んでしまった。ユレはすごくいい匂いがする——俺のおかげなのに!

本人は何も知らない。


「この先に何かある」


ユレが突然そう言った。お嬢様はユレの方を振り向いた。


「何だ?」


「わからない……。たぶん、一番いいのは……」


ユレが話し終える前に、馬たちの足が沈み始めた。

ユレは素早く俺を抱きかかえて、飛び退いた。 一番驚いたのは、お嬢様も同じように素早く動いたことだ。


「あれは何だったんだ、ユレ?」


「たぶん盗賊だ。隠れるのが一番いい」


「ああ」


二人は走り出した。

一番恥ずかしいのは、ユレが俺をお姫様抱っこしていることだ。

ああ、馬たちが……。

馬たちが泥に沈みながら、必死にいなないているのを見ていた。


「どこへ行く気だ?」


その声を聞いて、少女たちは走るのをやめた。

木々の間から、盗賊のような男が現れた。


「おー……今日は美味そうなもんが釣れたぜ」


「お嬢様を守れ」


「はい!」


ユレは俺を地面に下ろすと、その男に向かって飛びかかった。

ここに来るのは危険だと分かっていたのに!お嬢様の手を引いて、走り出した。


「行くぞ!」


「あぁ!」


早く離れなければならない。

あいつは一人じゃないはずだ。警戒しながら周囲を見回した。


「どこへ行くんだ、お嬢様?」


「とりあえず、できるだけ遠くへ逃げよう」


「うん……ユレは一人で大丈夫かな?」


「心配しないで。私たちは離れていた方が、ユレの足手まといにならないから」


えっ? 突然、木の根につまずいてしまった。


「何をやっているんだ!?」


「ごめん、ごめん、走るの苦手なんだ」


「みっともねえな」


誰かがばかにするような口調で叫んだ。

最初に目に入ったのは、太った男の大きな腹だった。

待て、待て。あいつはすごく危険そうだ。


「ん? ガキと、可愛い娘だな」


男はいやらしい笑みを浮かべ、唇を舐めながら俺のお嬢様を見た。


「お嬢様、俺の後ろに下がってくれ」


「うん」


太っているのに、あいつは素早く近づいてきた。

溶かせを使おうとした時、突然、別の声が聞こえる。


「中断!」


誰かに魔法を妨害された!

男はもう近くにいた。剣の柄で後頭部を殴られ、目の前が真っ暗になった。













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