プロローグ
長年温めてきた完全オリジナル小説をAIと共に書き上げました。
自己満足の作品ですが、よければ読んでいただけると嬉しいです。
かつて、この大陸には。
二つの国を結ぶ道があった。
聖霊と共に歩む、南の大国 マーヴェリア帝国。
人の知恵と魔導技術で未来を切り拓く、北の大国 アドバンス共和国。
二つの国は、時に競い合い。
時に手を取り合いながら。
長きにわたる平和を築いていた。
帝国の白銀の皇族は、共和国の祭りへ招かれ。
共和国の技術者たちは、帝国の魔術師や学者たちと共に新たな未来を語り合った。
人々は国境を越えて行き交い。
愛し合い。
笑い合い。
同じ空の下で生きていた。
だが。
百五十年前。
大陸の中央に、突如として巨大な裂け目が現れた。
南の帝国では、それを「奈落門」と呼び。
北の共和国では、「黒淵」と呼んだ。
その厄災は、人々から大切なものを奪った。
大地を裂き、
時を同じくして、
海には海魔を呼び、
空には竜を棲みつかせた。
二つの国を結んでいた街道は失われ。
人々は、互いの姿を見ることさえ叶わなくなった。
帝国の人々は言った。
「共和国は、奈落に飲み込まれたのだ」と。
共和国の人々は言った。
「帝国は、黒淵に敗れたのだ」と。
長い年月が流れ。
やがて人々は、もう一つの国が今も存在している可能性すら考えなくなった。
今も古い歴史を研究する学者たちは、時折こう語った。
「かつて、この大陸には二つの大国があったのだ」と。
けれど。
誰も知らなかった。
それから百五十年後。
奈落によって引き裂かれた二人の皇女が。
再び、二つの国を結ぶことになることを。
これは。
一人の母が、命を懸けて守ろうとした家族の物語。
それぞれ異なる国で、
多くの人々に愛され、守られた姉妹の物語。
そして。
引き裂かれた世界を、再び一つにつなぐ。
二つの国と、二人の皇女の物語。




