異世界生活 15日目午後part3
ゆっくり書きたいのに評価が上がっていくから休む気になれない…
書き終わったら見直ししてすぐに投稿するようになってきました。まあうれしい悲鳴ということで頑張ります。
評価も100p超えました。ここまでいって驚きです。
書いていて思ったのですがこのペースだと最終回は500話超えそうです。書きたいことは多いのですが、そこまでどうやって持っていくかが今の悩みです。
まあ焦らずゆっくり書いていきます。
いきなり魔法使ってカイル以外に驚かれているアッキーです!
これはやっちまった系なのか?俺強え系じゃなくて俺すげえ系なのか?とりあえず何て言い訳しようか。
「えっと…そういうスキル持ちなんです。」
「あ、なんだ。そういうスキル持ちだったのね。」
ルーさんなんだか納得したような顔しているけど、こんな理由でいいのか?というかカイル以外全員それでいいのかよ。カイルはもとから何にも驚いてなかったけど。
おいゲイン、興味なくして飯食い始めるな。もっと興味持とうぜ?なんだか寂しくなってくるじゃん。
「アッキーも俺と同じで魔法適正スキル持ちかぁ。こりゃ将来はいい魔法使いになれるぜ!頑張ろうなアッキー。」
さらっと流されたよ。そういえばカイルはくん付け辞めるのかい。さすがはチャラ男だな、まあいいけど。
それにしてもそういうスキルがあるって言えばなんでも通るの?というかスキルって一体なんなの?色々持っているけどスキルがどういうものだか全く知らないわ。
「あんまりスキルについて詳しくないので知らないんですが、魔法適正スキルって珍しいんですか?」
「うーん珍しいっていうわけでもないとは思うけどな。まあスキルについては俺よりケンの方が詳しいぜ。何ていったってスキルオタクだからな。」
ケン?ああ、ケンネルのことか。というかこの世界にもオタクって言葉あるのか。
「スキルオタクって…まあ否定はしないけど。
魔法スキルについては確かに珍しいっていうわけじゃないけど必ずしも役に立つスキルを持っているってわけじゃないんだ。だから有用な魔法スキルを持っている人は少ないよ。」
逆に使えるスキルとかあんの?どんなのか気になるな。俺は使えないスキルばっか持っているから使えるスキルを知りたいわ。
そういえば、なんだかスキルについてこの世界の住人と俺とじゃ取得方法が違うような話し方だな。持っている人が少ないってことは取得できない人がいるってことか?実績解除すればみんな手に入るんじゃないのか?
「スキルってどうやったら手に入るんですか?」
「スキルについて気になるのかい?スキルっていうのは基本的に生まれた時から誰もが持っているんだ。その数は人それぞれだけど多い人だと生まれた時から10個以上ある人もいる。スキルは生まれた時に絶対数が決まるわけじゃなくてレベルを上げることによっても手に入れられるんだ。いつ手に入るかも個人差はあるけどね。それから…」
あ、オタク魂に火がついた。ケンネルとカイン以外うんざりした顔しているな。
もう飽き飽きしているんだろうな。カインは…慣れている感じだな。チャラ男だからか?
生まれた時から持っているっていいな。俺なんか全部実績解除で手に入れているぞ。
話的に実績解除って俺が特殊なのかな?それとも国によって違うとか?まあ実績については黙っておいたほうが得だな。
「え、えっと…ちなみにケンネルさんっていくつスキル持っているんですか?」
「ん、スキルかい?うーん何個あるんだろうね?ここ数年神殿に行ってないしわからないや。」
ん?わからないの?というか神殿って何?
「ああ、神殿も知らなさそうだね。神殿っていうのは神を祀っているところでね。お金次第で自分がどんなスキルを持っているか確かめてくれるんだよ。」
「自分では確認できないんですか?」
「んー…時々やっている人はいるけどね。俺も昔やったけどめんどくさいんだよ。」
え、めんどくさい?一体どんな方法なんだ?俺はスキル一覧ですぐに見られるけど、他の人は違うのか?
「神殿に行かないで自分のスキルの確認の仕方は、ギルドにあるスキル一覧表を使うんだ。それを見ながら一個ずつ発動させて発動できたらそのスキルを持っているってことになるんだ。」
「そうなんだぜアッキー、めんどくさいだろ?それなのにケンは昔、レベルが上がるたびにやってたんだぜ?だからギルドにあるスキル本の内容を諳記していんだぜ。本当こいつ馬鹿だよな。」
なにその方法。一個ずつ発動して確かめるとか面倒すぎるだろ。ギルドにあるスキル本は気になるな。
それにしてもここの人たちはスキル一覧も使えないのか。この辺は全部『神の恩恵』のおかげなのかな?
というかカイルさっきから笑いすぎだろ、周りから睨まれているんだけど。
「そのスキル本って僕でも読むことできますか?」
「あー…。スキル本の閲覧は13階級以上なんだ。だから読むのは無理かなあ。あ、けど俺がついていれば大丈夫かもしれないな。ちょっと聞いてくるよ。」
お、ナイスだ、頼んだぞケンネル。多分あの美人受付嬢と話したいだけだと思うけど。あ、さっそくデレデレしているし。
それよりもさっきからゲインが妙にふてくされているような…。ルーさんは嬉しそうにパフェ食べているな。俺も後で頼もう。
「ゲインさんさっきから暗い顔してどうしたんですか?」
「……小僧。お前魔法使いなら魔法使いと言っておけ。張り切って剣を教えようとしていた俺が馬鹿みたいじゃないか。」
な、なんか怖い顔しているな。俺に剣教える気満々だったのか。というか魔法使いって…。魔法使ったのさっきが初めてだぞ。ついさっき教わっていた所見ていただろ?
「確かに魔法は使えましたが、剣も使いますよ?というか剣の方が今は得意ですし。身体強化系スキルもあるのに魔法だけというのはもったいないですから。」
「何!魔法適正スキルだけじゃなくて身体強化系も持っているのか!それじゃあお前は魔法剣士を目指すということか!」
ほほう。魔法剣士…いい響きだなぁ。炎を纏った剣で敵を斬る…あこがれるなあ。
「魔法剣士ですか。いいですね!けれど普段狩りもしているので弓も覚えたいんです。だからルーさんも僕に弓の使い方教えてくれませんか?」
「魔法に剣に弓ってどんだけ覚えたいのよ…。そんなんじゃあどれも疎かになるわよ。けどまあいいわ。教えてあげる。」
「何て欲張りな小僧だ。ガッハッハ。ますます気に入ったぞ。だったらもっと肉つけないとなぁ!」
「そうですね。もっと筋肉も魔力も増やさないといけませんね!じゃあこれとこれとこれ、おかわりで。」
「「「まだ食うのかよ!!」」」
「おーいアキヒトくん。借りてきてやったぞ。ただし汚すのとギルドからの持ち出しはやめてくれよ?」
「ケンネルさんありがとうございます!」
きたきた!待ってました!これさえあればどんな実績を上げれば手に入るか、その手がかりくらいは掴めそうだしな。本当はどこかにメモを取りたいけど紙もないしなんとか暗記していくか。
「それと読むのはいいけど後30分もしたら出かけるから準備しといてくれよ。」
「わかりました、それまでに読んどきますね。後これとこれとパフェも追加お願いします。」
「「「「………」」」」
いやぁ久々に思う存分食ったね。伝票見たゲインの顔が青ざめていたけどまあいいよね。おごるって言ったのはそっちだし。
スキルも大体覚えられたかな。これをもとに実績解除していくか。それにしても子供って記憶力いいなぁ、あれだけの量を一気に読んだのにほとんど覚えているよ。
「ゲインさんごちそうさまでした!久しぶりにあんなにご飯食べられました!これなら筋肉も付きそうです!」
「お、おう。そうか…そ、そうだな!ガッハッハッハ。それじゃあ腹も膨れたことだし森に向かうぞ。その道中で俺が剣士に必要なことを教えてやろう!」
おお、なんか急に元気になったな。やっぱりゲインって弟子とか欲しかったのかな。まあいいや、少しずついろいろ聞いておこう。
(ゲインのやつ大丈夫か?あんなに落ち込んでいたけど。)
(そりゃ私だったらあんな金額払ったら落ち込むけど平気なんじゃない?前に子供に剣を教えたいって言ってたから。それにあの単細胞のことだし教えていればすぐに忘れるわよ。)
(いやいや、あれは無理っしょ。俺ギルドの食事に一人で銀貨2枚分食うやつなんて初めてみたぞ?一生忘れらんないよ?)
アッキーが魔法使ったことはスキルで説明がついたみたいです。その辺の補足説明はいずれ書こうとは思いますが今はまだ書きません。そういうものだと思っていてください。
スキル本を見たことによって実績解除は少し早まりそうです。使えるスキルかは知りませんが。
アッキーの食事代銀貨2枚ってことは1食が平均銅貨6枚だし33人前⁉︎