表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
縁などいらん、今すぐ断ち切れ  作者: 浅葱雪兎
38/42

頑張れ、充君!

充の色々回想編!

数日前の屋上から、コスプレリレーの

充視点です!


長くなりそうだったので今回は

数日前の屋上の回想です!!


俺様教師×面白いこと好きトラウマ持ち君第8話

「はぁ・・・はぁ・・・、うっけほっ・・・。」


どうもみなさん、俺です、みつる君ですよ。

どうしてそんなに息切れをしてるのかって?

それはですね、俺が今着ている服に関係があるんですよ・・・。


今は体育祭真っ最中。

コスプレリレーに参加した俺は意気消沈真っ最中。


いま、冷静に考えると今日こんな状況になるかもしれないという

ヒントはそこかしこにあった気がする。

では、なぜ今の今まで気づかなかったのか・・・。


それはあの日の藤堂のせいだ・・・。

あれ以来俺は・・・、俺はおかしくなってしまったんだ!!!


それはつい先日のこと・・・。


______________________________________________________

______________________________________




カツカツカツカツ


「・・・・。」


カツカツカツカツ


「・・・・・・・・・。」


カツカツカツカツ


「・・・・・・・・・・・・・・。」


きまずっっ!!!なにこれ?

気まずすぎるんだけど!?


さっきから鳴ってるこの変な音は

藤堂とうどうが机を指でたたいてる音だ。


この不穏な空気を打開したいが

なんだか口を開くなオーラが藤堂から出ている気がする。


なんでコイツこんなに機嫌が悪いんだ?

わけわかんねー・・・。


何故俺がこんな気まずい思いをしてるのかというと、

時はさかのぼること数分前・・・。


俺が楽しみにしてた土曜日の多喜たき高氏たかうじの進展を

聞き出そうとおもってたら、反対に俺と藤堂のことを聞きだされた。


恐るべし多喜の執念・・・。

まるでいつもの仕返しとばかりに俺のことを聞いてきた・・・。


とりあえず隠し通すのは無理だったから、

俺の昔の話は隠して藤堂とのことだけ話したけど・・・。


その後に多喜の話も聞いて、多喜が身に着けてる指輪とかを

いじっておちょくってたらなぜかしら俺の服まで脱がされて、

なんか多喜と高氏が俺の首元を見て固まってたけど、

一体何だったんだろ・・・?


そのままもみくちゃになってたらいきなり藤堂が来て

めっちゃ機嫌悪いし、無理矢理腕を引っ張られて国語教科準備室に

連れてこられて、なのにもかかわらず、なにもしゃべらないし。

どうすりゃいいの~?


━━━━━━ってのが数分前から今までの道のり。


藤堂が何もしゃべらないのは現在進行形だ。

なんなのこの状況・・・?

俺が一体何したっていうんだ?


「・・・。」


つらい・・・。俺はこういう無音の時間は苦手だ。

大きい声も苦手だけど、シーンと静まり返った室内も

俺にとっては怖いというかなんというか・・・、

心が重くなった感じがするんだよなぁ。


「・・・みつる。」

「!!な、なに?」

「お前、なんで俺が機嫌悪いかわかってんのか・・・?」

「あー・・・、お、お腹空いてるからぁ・・・とか?」

「あ?」

「すいません冗談です。わかりませんっ。」


こわっ!!怖いよなにこの人!?

みんな今の見た?眉間にぐぐぐぐ~って皺よせてさ!!

俺のこと睨んできたよ!?


「わかんねーのか・・・。」

「はい・・・。」


え?え?藤堂が怒ってる理由って・・・

わっかんねーよ!!

なになになに!?なんかヒントでもあった?

・・・・・・・いや、ねぇーし!!


「お前さっき、茶新さあら達と何やってた?」

「え?何って・・・お昼食べて、多喜と高氏の進展を聞いてた。」

「その後は?」

「その後は多喜が高氏に貰った指輪をネックレスにして付けてたから

それ見てからかって・・・。」

「ネックレス?」

「うん、首元についてたでしょ?」

「あー・・・、あったなそういえば。」

「そんくらいだけど・・・?」


コイツは何が聞きたいんだ?

アレかな、屋上とはいえ騒ぎすぎたのかな?


「じゃあ、なんでお前の服はだけてんだよ?」

「あぁ、これ?おれもよくわかんないし。」

「は?」

「だって、多喜をからかってたら、いきなり多喜が俺の首元見て

固まってさ・・・、二人して俺の首めっちゃ見てくんだもん、

マジびびったよ~。」

「首?」

「そう、この辺。」


俺は多喜と高氏が見てたであろうあたり(鎖骨らへん)を

指さして、藤堂に見せた。


「あ。」

「え?なになんかあんのココ?

多喜に聞いたんだけど答えてくんなくてさぁ・・・。」

「いや~・・・うん。まぁ、気にすんなよ。」

「えぇ!?なに気になるよぉ!!何があんの!?」

「知りたいのか?」

「知りたい!!」

「・・・怒らないか?」

「え?」


怒らないか・・・って、なんで?

子供じゃあるまいし、何そのセリフ。キモイ。


「怒んないよ。」

「じゃあ・・・、これでいいかホラ。」

「?」


藤堂がそこらへんに落ちてた小さな鏡を差し出してきた。

その鏡を受け取って、鎖骨のところを見てみる。


これといって変わったところは無い気がするけど・・・、

ん?なんだこれ、虫刺されかな?

そういえば多喜がここ痒いか?って聞いてきた気がする。


「ねぇ、これって虫刺されかなんかかな?」

「ん~・・・んん、まぁ。」

「なにその曖昧な返事ぃ~!」

「あぁ、虫刺され・・・ではないな。」

「じゃあ、なに?」

「お前マジで言ってるのソレ?」

「なにが?」


なんか藤堂が顔を押さえてモソモソ言ってる・・・。

なに?知ってないとおかしいもんなのコレ?


「お前って意外と純粋なんだな。」

「はぁぁ?何馬鹿なこと言ってんの?」

「・・・キスマークだよ。」

「へぇ・・・キスマーク・・・。」




!?



「待って!!もう一回言って!!」

「だから、キスマーク。」

「き!?キスマークっっ!?なんで!?

なんで俺の首にそんなのあるの!?

覚えがないんだけど!?」

「・・・。」

「・・・お前かぁぁぁぁぁ!!!!」

「いやーだってよぉ、目の前にお前が寝てたからさぁ

つい、な。つい。」

「『つい』で終わらせるなぁぁぁぁぁ!!!!」


もしかして、多喜と高氏が固まってたのって

このキスマーク見たから・・・?

あぁぁぁぁ!!は、恥ずかしぬ‼


「アンタのせいで恥かいたじゃんか‼」

「恥って・・・失礼だな。」

「生徒の寝込みを襲うなんて最低だ!

この犯罪者教師!!」

「襲ってねーよ。ちょっと舐めただけだろ?」

「な!?舐めっ・・・////」


コイツ・・・、

ふざけやがってっ!!


「って、そんなことはどうでもいいんだよ。」

「どうでもよくないっっ‼」

「お前さ、仲いいのはわかるけどよ、あーゆーのやめろ。」


くっ、スルーされた!


「あーゆーのって?」

「茶新と高氏といちゃつくの。」

「・・・?いちゃついてないけど?何いってんのアンタ・・・」

「いちゃついてたろ。理由はわかったけど、さっき屋上で

三人でキャッキャッしてたじゃねーか。」

「だからなに?友達と仲良くして何が悪いの?」

「悪くはねーけどよ、嫉妬するだろ?」

「・・・誰が?」

「俺が。」


はぁ?

いや、知らねーし。

なんで俺が藤堂が嫉妬しないように行動しなきゃいけないのさ?


「てか、嫉妬って?なんで嫉妬なんかするの?」

「そら、付き合ってる奴が他の野郎と仲良くしてたら嫉妬するだろ?」

「・・・?」


付き合ってるって・・・誰のこと?

え?何コイツ、付き合ってる奴いたの?


「付き合ってるって、誰と?」

「お前と。」

「あ~!そうなんだぁ~なるほどぉ!!

・・・って、なるかアホォォォォォ!!!!」

「ノリツッコミか。」

「いつ!どこで!誰が!誰と付き合ったって!?」

「つい先日、俺の家で、俺と、お前が付き合い始めた。」

「そんな覚えないんですけど!?」

「昔のこと話して俺に心開いてくれたじゃねーか。」


昔のこと話しただけだろ!?

なんでそれで心開いてお付き合いってことになってんだよ!?

なんなの?自分の幼いころの話したらお付き合いのOKサインって

世界の常識なの!?


「昔の話をしただけじゃんか!!お前と付き合うなんて

一言も言ってないよ!!」

「一緒に寝たじゃんか。」

「アンタが勝手に入り込んでただけだろ!?」

「俺に抱き着いて離れなかったくせに・・・。」

「なっ////寝てるときはノーカウントなのっ!!!!」

「えー。」

「えー、じゃない!というより!あの時、いつ

付き合う付き合わないの話になったんだよ!?」

「告白は前からしてただろ?それで家に来て、昔の話して、

一緒に寝てって、完璧カップルだろ!」


意味わかんないっっ!!

誰かこのクソ教師を止めてッ!!!


「俺は絶対アンタなんかと付き合わない!!」

「・・・。」

「それ以外用がないなら俺行くからね!

アンタのせいで授業終わっちゃいそうじゃんかよぉ。」

「充。」

「今度はなにっ痛っっ!!」


ガタンッッ


名前を呼ばれたと思ったら、両腕をつかまれて

近くの机に抑えられた。


「いきなりなに!?」

「お前もさ、そろそろ本気で考えてくれよ?」

「なにを!?」

「だから俺の告白。」

「答えはNOって言ってるだろ!?」

「本気で考えてか?」

「っ!!」

「本気の本気で俺のこと無理か?これっぽちも?

微塵も無理か?」

「み、微塵もって・・・。」


だ、だって、俺と藤堂がだよ!?

考えられる?いや、考えるのも気持ち悪い!!

だいたいにして教師と生徒だし!犯罪だよ!!


「・・・即答しないということは脈ありだな。」

「ないないないない!!」

「お前今一瞬考えてたろ?教師と生徒なのにって。

ソレを考えた時点で、少しは俺と付き合うこと考えたってことだ。」

「ぐっ・・・!」


正論ついてくるなよ!!


「ま、しかたねぇ今日はこれくらいにしといてやるか。」

「偉そうに・・・。」

「充。」

「なにっんん!!」


これは!!き、キスだぁぁぁぁ!!

この野郎、ファーストキスだけじゃなく、

俺のセカンドキスまでもっ!!許すまじ藤堂っ!!


「藤堂っ、、てめぇっふざけっ」


にゅるっ


「!?!?んんっむぅ~~~!!」


なに?なになに、なんなのコレ!?

く、口の中になんか入ってきたぁ!!!!


「ふっんぅ、ちゅっ・・・ふぇ、やめんんっ!!」


にゅ、にゅるにゅるする・・・。

気持ち悪・・・くない、かも?

な、なんだこれ・・・気持ちいい・・・。


「あっ、んぅ・・・ふっ、ふぁっ」


きもちーけど、く、苦しい・・・。

息が・・・。


「んむっ・・・ぷはっ、はぁ・・・はぁ。」

「うん。ごちそうさん。おい、生きてるか?」

「ふぇ・・・。」


頭がボーッとする・・・。

ふわふわというか、クラクラというか・・・。

ダメだ、考えられない・・・。


「おうおう、そんなに惚けるほど気持ちよかったか?

男冥利に尽きるねぇ。また今度やってやるから、

とりあえず教室戻れ。」

「ふぁい・・・。」

「よしよし、充はいい子だな~。最後の授業がんばれよー。

あ、あと、俺と付き合うことちゃんと考えとけよ~。」

「ふぇい・・・。」


ガラッ・・・、バタン。





「・・・体から先に落とすのもありだな。

体育祭あたりが狙い目か。」




初めてのベロちゅうで頭が働かなかったせいで、

藤堂が不穏なセリフを言っていることも、

そして、強行突破に出た藤堂により体育祭でとんでもない目にあうことも

この時の俺は、まだ知らなかったんだ・・・。




次回コスプレリレー充視点いきます!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ