決戦準備
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「さてと、もういないかもしんが、オムニアルのとこ行ってみるか」
「ごめんくださーい」
「はい~」
「ヤマシカさん、凄いっすねこんな時間までログインしてるんですか」
「いつプレイヤーの方が来るかわかりませんからね、出来るだけいるようにしてます」
「ありがたいですが、あまり無理しないでくださいね」
「もちろんです、それで今回は何の用です?」
「明日エーゲルのラスボスに行くので装備を更新しておきたくて」
「なるほど、では奥へどうぞ」
作業場に通されるのも段々慣れてきた。
早速パネルを操作して新しい傀儡を確認する。
人型には新しい傀儡はないか、獣型は【獅子】・【熊】・【河馬】・【鷲】結構新しいの出ている、四種類ってことは討伐したボスモンスターの種類か、作りたいけど周回してないから素材が全然足りないな、二周で作れたのは相当運が良かったのか。となると、作れそうなのはモンスターの傀儡か、戦った感じ強そうだったのはボーン系のモンスターかヴァインクリーパーか、ボーン系は人型の上位互換って感じだから使いやすそうだが、ヴァインクリーパーは攻撃方法がつるなのが難易度が高すぎるな、明日までにマスターできるか怪しい。
「【ボーンソードマン】と【ボーンアチャー】を作ってください」
「わかりました」
魔法遠距離は燕がいるからいらない、即戦力になる戦力を補填するのが一番だろう。
「筑紫さん、自分の装備も作りますか?」
「そういえば、自分のことは後回しにしていたな。そうさせてもらいます」
自分の防御力を上げるのか傀儡にバフがかかる装備にするのか、もちろん後者だろう。
「【傀儡師用皮手袋】をお願いします」
「了解しました」
相変わらずヤマシカは手際がいい、知識のない俺から見ても手際がいいと感じるほど無駄がない。
あっという間に三つ作り終えてしまった。
「いつもうちで作ってもらってありがとうございます」
「こっちもいつも良いもの作ってくれるので助かってます、これからもお世話になりますよ」
「大歓迎です」
オムニアルを後にして試運転のために近くの草原へやって来た。
「俺ってなんかスキル獲得できないのか?」
10レベルの大台に乗ったのにスキルが増えないなんておかしい、なにか他の方法があるのではないか。
「おい猴希、スキルの取り方教えてくれ」
「お前、寝てる人間を起こして聞くことじゃねーだろ」
「大事だろ!!俺だけスキル一個で戦ってるんだぞ!!」
「だからずっと何とかインクってずっと言ってたのか、馬鹿みたいに」
「おい、優しくしろよ、こちとらチュートリアル受けてないんだぞ」
「それはお前の責任だろ」
「騒ぎを大きくしたのはお前だろ」
「はいはいごめんごめん、教えるから早く寝かしてくれ」
「俺を餓鬼だと思ってるだろ」
「メニュー開いて、ステータスからスキルツリーってのがあるだろそこから取れるから。じゃ、おやすみ。」
「なるほど、メニューからステータス、あった!!」
樹木図のように広がっている、傀儡強化魔法に始まり様々なスキルや特性、ステータスアップなど多種多様な項目が存在する。
「滅茶苦茶いっぱいあるなぁ」
初期職業ということもあってか単純なものが多い、どうせ転職するので損しなさそうなものを適当に取ってみる、ステータスが増加しスキルも取ることが出来た、これで明日のボス戦も少し楽になっただろう。
二、三十分試運転をして床に就いた。
昨日深夜に寝たはずなのにしっかり朝に目が覚めた、まるで遠足前の子供のようだ。
目が覚めてしまったので仕方なく朝食を胃袋にほおり込みRoLにログインする、まだ朝なのにも関わらず多くのプレイヤーで賑わっている、どれだけこのゲームが人気なのかがよくわかる。
どうせ起きていないと思いながら二人に連絡した所、俺と同じく起きてしまったらしい、まったく気が合う奴らだ。
「おはよう、筑紫」
「おお、コーキおはよう」
「ツバメは?」
「もう来るって言ってたけど」
「お待たせ、待った?」
「いや、今来たところ。それじゃあ行くか、道中モンスターを狩って体を温めてパパっとボスを倒しちまおう」
「よっしゃ!!行くか!!」
「行きましょう」
午前八時、この大陸のラスボス、ゴーレムのダンジョンに到着した。
「情報を整理するぞ、ボスまでの道のりはツバメがキーになる、あくまでも俺らはサポートを主体に行動する、ボスに関しては運営の意向なのかわからんが情報がほとんど出ていない、ぶっつけ本番で対応するしかない、まあ、うちのパーティーは玄人しかいないからな連携に関しては心配ないだろう、一発クリア目指して頑張るぞ!!」
「オー!!」
「ええ」
《ゴーレム》
高い防御力と魔法耐性をもつモンスター、初心者の登竜門としての役割を持っている。
「『サンダーボルト』筑紫!!」
「任せろ!!」
サンダーボルトでスタンしたゴブリンをボーンソードマンで刈り取る、残ったゴブリンは猴希が単独で処理する。
「『破砕拳』」
「今日調子いいな筑紫」
「今日はなんだか冴えてる」
「コーキもいい動きしているわよ」
「目覚めが良かったからな」
「ツバメは相変わらず安定してるな」
「まあ、それが仕事だからね」
「社長さんは違うな、やっぱり」
「流石ですわ」
その後も順調に攻略を進めていく三人。
「『ファイヤーボール』これで終わりかしら」
「やっと着いた!!ボス部屋だ!!」
「何分かかったんだよ、マジで」
「一旦準備も兼ねて休憩しましょう、HPやMPも回復しておくのよ」
「「は~い」」
いよいよ始まりの大陸エーゲルのラスボス戦が始まる、この三人はさらっと到達しているが一般プレイヤーにとってもうラスボスを討伐するなんてありえないことである、もちろんすぎなたちよりも先に突破している上級者たちもいるが全体のほんの数%の話ある。
このラスボス戦はロードオックス社の吉川も注目していた、筑紫はRoLを代表するプレイヤーになれるのか、はたまた期待外れなのか、このラスボス戦で決定する。
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