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狩人の血脈  作者: SKeLeton
第二章 現在
34/38

王国首都郊外の農場付近(農道3)

 初弾命中という僥倖ぎょうこうに、何よりアウィス自身がおどろいていた。


 しかし、いまのアウィスにはそんなことに思いをとどめていられるような余裕はなかった。


 だが、光学照準器スコープに狂いがなく、風の影響も少ないことがわかったので、後は〈狩人かりゅうど〉にとって比較的条件の良い狙撃となった。


 敵の後方に位置しているうえに、まだ、さほど暗くはなかったし、敵が発砲してくれている限り、視力の良い〈狩人かりゅうど〉にとって標的の発見も容易だった。


 最初の一人目は、思いのほかヴァルシュタット中佐の近くにいたが、初弾が命中という幸運にめぐまれた。


 二人目と三人目は、中佐に駆け寄ったしなやかな人影を狙って身を乗り出しため、標的が大きくなり確実な照準しょうじゅんができた。


「残りは?」


 アウィスは落ち着いていたが、味方の発砲を禁じた以上、自分がすべて仕留しとめるしかない。


 手袋グラブをはずした右手、その手の平の汗を尻のあたりで素早くぬぐいながら、またたきをめた両目をらした。

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