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プロローグ

 俺の名前は桐生(きりゅう) 白夜(はくや)で、普通の高校2年生だ。趣味はアニメやラノベとかのオタク方向のものとじいちゃんから教わっている剣道で、学校の成績は中の中で運動は得意だ。ちなみに見た目はいたって特徴はない…


そんな俺だがいつも通り4限目が終わり、ラノベと弁当を取り出そうとしたら聞きなれた声がやってきた。


「白夜くん一緒にご飯食べよ?」

「やっぱり雫か…」


声をかけてきたのは俺の幼馴染で天谷(あまや) (しずく)と言い付き合いはかれこれ12年にもなる。まぁ母親同士がめっちゃ仲良いからしかたないけどな…

それに、綺麗な黒髪ロングで白く透き通った肌、桜色の唇、出てる所はしかっり出ているし顔もかなりの美人だな。

そんなせいでクラスからは嫉妬の雨がひどいけどな!


「むぅ~私は白夜くんと一緒に食べる!」

「勝手にしてろ」


こいつはかなりの頑固だから俺がいくら言ったって意味がないんだよ。めんどくさい奴だよ…それより俺も食うか。昼休みも長くないしな。


「いただきまs「兄様ーーーーー!!!!」

「穂香ちゃんと翔と凛ちゃんだー」


今、叫びながら教室のドアを開けたのは、俺の妹の桐生(きりゅう) 穂香(ほのか)で、俺の1つ下だな。 後ろにいる二人のうち一人は俺が小学生の時から一緒の真田(さなだ) (しょう)で世にいうイケメンだな。ファンクラブがあるくらいだしな。

 もう一人が雫の親友の篠田(しのだ) (りん)で、美人だが凛々しくて女子からも圧倒的な人気があり、同性からコクられた回数は学校一だろうな。


「俺の静かな昼飯の邪魔をするなよ…」

「兄様は私と食べるんですよ」

「あーはいはい。もう好きにしろ」

「なら、私も一緒に食べようか」

「俺も白夜とたべるぜ」


結局いつものメンバーが揃いみんなが昼食食べ始めた。


俺はラノベを読みながら。

翔は凛とスマホで動画を一緒に見ている。

雫と穂香はなぜか互いに睨み合っている。


そんないつもの光景を見ていると放送がかかった。


『生徒のみなさんは至急第一体育館に集合してください。これは訓練ではありません。繰り返します…』


そんな放送がかかったと同時に教室の扉が吹っ飛んだ。

そして現れたのが刀を2本差した黒いフードかぶった人間だった。


 その光景を見たクラスにいた生徒は壊れていない方の入り口から我先にと逃げて行く。

俺たちも急いでそのあとに続いていたが、フード野郎が刀を抜いたのが横目で見えてしまった。


「…チッ!!仕方ない!」


俺は足止めするためにフード野郎と戦うことを決めた。


「白夜くん!?なにを!?」

「兄様!?」

「白夜何してんだ!!逃げるぞ!!」

「桐生君、ここは逃げましょう!!」


みんなが俺を引き留めようとするのは分かるが、恐らくフード野郎は俺たち全員を殺すつもりだろうからな…


「いいから行け!!そして逃げろ!!外に行け!学校にいたら恐らく殺されるぞ!!」

「いや!!!!白夜くんと一緒にいる!!」

「兄様!!!!!」


雫が必死に嫌がっている。俺もこんな状況はさっさと逃げたいぜ。だけどみんなを守るにはこれしかないからな。


「凛と翔…頼むわ。雫と穂香を連れて逃げろ!!これが終わったら牛丼おごってやるからな」

「…絶対奢れよ!!!」

「あぁ!!約束だ!なら行け!!」

「わかったぜ!!」


翔たちが逃げたのを横目で見て、俺はブレーザーを脱ぎ、ネクタイを緩めて手刀を構えた。


「お前何者だ?」

「……」

「回答なしかよ…」


さぁて…こっからどう戦うかだよな。こっちは武器もないしさすがに厳しいぞ…あれしかないな。


俺が考えているとフード野郎の方から向かってきた。


俺は刀を必死に躱しながら、タイミングを見計らっていた。


大振りになってきたいた。そしてとうとうそのタイミングが来た。


「うぉおおおおおおおおお!!!!!」


俺は相手の手首を握り捻って刀を落とさした。俺は急いで刀を拾い対峙した。


「そろそろ答えてくれるか?お前の正体を!」

「……」

「相変わらずの無視か…んじゃあ次はこっちから行かしてもらうぞ!」


俺は駆け出し、フード野郎に襲い掛かっているが攻撃が全然当たらない。


「くっそ…どうすりゃ当たるんだよ…」


焦りのせいだろうか。一瞬だけフード野郎から目を離してしまった。

それを見逃してくれる相手でなく…


「グフッ…」


俺の心臓に刀が刺さっていた。


「クソ…野郎がぁあああああああああああああああ!!!!!!」


俺は最後の力を振り絞り、フード野郎に向かって刺しに行った。


「行っけぇええええええええええええええええええ!!!!!」


俺の願いが届いたのかは分からないが、フード野郎の心臓を貫いていた。そして、刀を抜くとゆっくりとフード野郎は倒れて、そのまま起き上がらなくなった。


「…終わったか」


俺はそのままフード野郎の姿を見ていたが、体が辛くなり壁にもたれながら意識を失った。








 

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