転生
俺は目が覚めると真っ白な空間にいた。
「ここどこだ…?」
もしかして天国か?あの状況じゃ俺は100%死んでるだろうしな。
「残念、ここは天国ではないよ」
俺は声のした方に振り向くと少年がいた。
「…誰だ?」
「そんなに警戒しなくてもいいよ。なんたって僕は神だからね!」
「………頭大丈夫?」
「やめてよ!僕はそんな痛い子じゃないから!!!」
いや…どうみたって痛い子だろ。自分から神っていう奴はやばいだろ。
「仕方ないじゃん…本当の事なんだから!とりあえず神なんだよ!!」
「自分でとりあえずって言っちゃダメだろ…」
「いいの!!それよりお礼を言いたいの!!」
涙目で俺を見るのはいいが、見る人によっては超大喜びのシチュエーションだな。
「んで、お礼ってどういうことだ?生憎俺は神なんて信じていなかったし、神に貢献した覚えもないぞ」
「ううん…」
神は俯いて、話し始めた。
「君が命を懸けて戦ったのは邪神だよ。それでね、その邪神は君たちの世界を乗っ取ろうとして、地上に降り立ったのがたまたま君の学校だったんだ。本当は僕たち神が退治をしないといけないのに、邪神の魔法で動けないようにされててどうしようもなかった…そして僕たちの魔法が解けたと思ったら君が退治をしていたんだよ。だから…ありがとう」
俺はその話を聞いても何にも思わなかった。
「気にすんなよ。俺は俺のやりたいことをやっただけだから」
俺は神の頭に手を置き優しく撫でた。
「ごめんね…君はまだ死ぬはずじゃなかったのに…」
「まったく…男なら泣くなよ。次は俺みたいなやつを増やさないでくれたらいいんだよ」
「うん!それは約束するよ!!それでね、みんなで話し合ったんだ。君をどうするかということをね」
たしかにそれは気になるな。地獄とかは嫌だしな。
「それで、俺はどうなるんだ?天国か?それとも地獄?」
「ううん、違うよ。君さえよければ転生しない?異世界で0歳児からスタートになるけど…」
「それは構わないが俺はその世界で生きられるのか?」
「そこは大丈夫!今回は本当に助けられたからチートをたくさんプレゼントするし、君の願いも3だけ聞いてあげるよ!」
ちょっ!?まじか!!それは小説にあるパターンのやつか!?
「それに、いろんな神が君に感謝しているからその人たちの加護もあげるし、ステータスも最強にしてあげるよ。だから、願いはそれ以外から決める方がいいかも!」
なるほどな…これが異世界転生なら一つは決まっている!
「1つは俺と同じくらいのチートを持った奴を仲間にしたいな!!」
「なら、君が冒険の途中で出会うようにしとくよ。ちなみに何人がいい?」
「なら、9人だな。性別はできたら女性が良いな」
「了解。それで二つ目は?」
二つ目か…何個か候補があるがこれだよな。
「2つ目は俺を含めた10人はオリジナルの能力を持ちたいぞ」
「それも可能だね。君はどんな能力がいい?」
「そうだな…力を自由に操りたい!」
「それだとエネルギーを自由にあやつれるならどう?」
「それでもいいぜ!!」
「最後の1つは?」
最後の1つはとっくに決めているさ。これだけは譲れないからな。
「雫と穂香と翔と凛を幸せにしてくれ」
「…本当にそれでいいのかい?」
「あぁ、これでいいんだよ。後悔はしないさ」
神は少しだけ暗い顔をしたけど納得はしてくれたようだ。
「それじゃもうやることがなくなったよ」
「気にすんなや。どうせ俺が死んだときにでもあえるだろ」
「それもそうだね…それじゃ君の第二の人生の出発だよ」
俺の目の前にゲートが現れた。
「んじゃ、また会おうぜ!約束だぞ!!」
「うん!!!約束!!」
俺はゲートをくぐった。
ゲートをくぐり終えたとの神の部屋
「行っちゃったよ…」
「さみしいかしら?」
「そうだね、炎神。それに変わった人だったよ」
「あの子ならうまく生きるわよ。それになにかあっても私たちが助けるもの」
「そうだね!!それじゃポーカーでもしよ?」
「いいわよ」
神の部屋からは誰もいなくなった。
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