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藤本直人とミューの三分クッキング

愛の伝導師「藤本直人と」


ウサ耳幼女「ミューの」


愛の伝導師・ウサ耳幼女「「三分クッキングー」」


ぱちぱちぱちぱちぱちー(←会場の拍手)


愛の伝導師「このコーナーでは愛の伝道師こと藤本直人が愛に溢れた料理をご紹介していくというコーナーです」


ウサ耳幼女「みゅーん、そこはかとなく楽しみです」


愛の伝導師「さて、今日のご紹介する料理に移る前に一つ、料理には欠かせない要素が三つあります。ミューたん、分かるかい?」


ウサ耳幼女「みゅーん、技術と運と顔です」


愛の伝導師「君は平気で身も蓋もない事をさらっと言うね。ブッブー、残念っ!不正解でチュ~」


ウサ耳幼女「……イラッ」


愛の伝導師「正解は努力と……」


愛の伝導師「心と」


ムニュモニュ


愛の伝導師「愛です」キリッ


ウサ耳幼女「みゅーん、どさくさに紛れてどこ触ってやがるんですか」


バキッ、パリーン


愛の伝導師「ウプッ」


ウサ耳幼女「みゅーん、誰もお前の料理論なんぞ聞いてないです。とっとと始めやがれです」


愛の伝導師「ウフフ……ミューたんはいつも手厳しい……ふむ、今日作る料理は愛の溢れる藤本直人特製『LOVE☆ハンバーグ』です」


ウサ耳幼女「みゅーん、いきなり三分じゃこなせないような料理を持ってきましたね」


愛の伝導師「サブタイトルは破るためにあるものです」


ウサ耳幼女「どこぞの政治家が言いそうな台詞ですね」


愛の伝導師「では、さっそくタマネギをみじん切りにします」


ウサ耳幼女「みゅーん、目がシミシミします」


愛の伝導師「それは心の愛液です」


ウサ耳幼女「お前は何を言ってるんですか」


愛の伝導師「みじん切りしたタマネギをフライパンでウ●コ色になるまで炒めます」


ウサ耳幼女「みゅーん、すごく気分が悪くなりました先生」


愛の伝導師「次にボウルに挽肉を入れ、つなぎに塩を入れます」


ウサ耳幼女「みゅーん、先生。塩ってどれくらい入れればいいのですか」


愛の伝導師「自分が愛の感じるままに……しいて言うならば別れ際の切ない彼の背中を思い出して入れてください」


ウサ耳幼女「みゅーん、先生、意味が分かりません」


愛の伝導師「君もいつかセッ●スすれば分かるよ」ニッコリ


ウサ耳幼女「童貞のくせに何キモイことを言っているんですかこのチン●スは」


愛の伝導師「これを良く練ります。ここで注意点が一つ、愛を込めて練ってください」


ウサ耳幼女「みゅーん、具体的には何かコツとかあるのですか」


愛の伝導師「ふむ……強いて言うならば、彼女の萌え色吐息(※喘ぎ声)を口ずさみながら練ると良いです。あっ……あふっ、あぁ……せんせぇ……き、気持ちいいですぅ……あっ、やっ、だめぇ……そんなとこっ!あ、あぁんっ!はふぅ~……」


ウサ耳幼女「みゅーん、先生、会場の方々が引いています」


愛の伝導師「そして、別のボウルでパン粉にミルクを入れよく絞ります」


ウサ耳幼女「みゅーん、先生、家に牛乳が無い時はどうすればいいのですか」


愛の伝導師「牛乳の代わりに水やザ●メンを使ってもいいです」


ウサ耳幼女「何、さらっと余計なものまで入れているのですか。みゅーん、皆さんこの男の話は半分聞いておくのがいいですよー」


愛の伝導師「そして、さきほどのよく練った挽肉とパン粉と卵を練り合わせます」


ウサ耳幼女「みゅーん、いよいよ仕上げですね」


愛の伝導師「そうです、差し詰めセ●クスで言うところの最後の砦ですね」


ウサ耳幼女「セッ●スは余計です」


愛の伝導師「今日はせっかくなのでハンバーグをオッパイの形にしてみました」


ウサ耳幼女「何故」


愛の伝導師「安心してください、ミューたんサイズのちょっと残念な感じに仕上げておきました」


ウサ耳幼女「殺しますよ」


愛の伝導師「これを中火で焼きます、これで焼きあがったら終わりです」


ウサ耳幼女「……これで終わりですか?」


愛の伝導師「終わりです」


ウサ耳幼女「……今思ったんですが、お前、ふっつうのレシピどうりに作っただけじゃないですか」


愛の伝導師「ですが、僕の溢れんばかりの愛が込められています」


ウサ耳幼女「お前はさっきからそればっかですね。せめて、具体的には何か注意点とかないのですか」


愛の伝導師「愛があれば何でも出来る」


ウサ耳幼女「どこぞのプロレスラーがいいそうな台詞ですね」


愛の伝導師「僕は君らとは違うんですぅー!」


ウサ耳幼女「お前は政治家好きですね」


愛の伝導師「では、今日はこの辺で。来週の料理は『LOVE☆筑前煮』をお送りしたいと思います」


ウサ耳幼女「LOVEがついていればもう何でもいいんですね」

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