ルティリナの森
ルティリナの妹に異変が!
ギルド長のちみっこも同行します。
「ルティリナどうしたんだ!」
「リーダー!いもうとのからだおかしい!しらせがきた!もりのなかでうごけない!たすけてほしい!」
ルティリナの言う森とは僕たちが初めて「はうはうどっぐ」に遭遇したあたりのようだ。
今から出るにしても、赤竜王で何度かターボジャンプをすれば時間はそれほどかからないはずだ。
「勇者殿!」
ルティリナと「はうはうどっぐ」の隣にちみっこギルド長の姿が。
「勇者殿が戻られる前に、こちらのお嬢さんから様子を聞かせてもらった。今回の件、私も同行させてほしい。森で何かあったようだ」
「エイトさま、用意はできています」
すでにソネッタさんが荷物を準備していた。
---
「シース!レーネ!頼んだよ!」
「「マスターりょうかい!」です!」
庭先に駐車?してある赤竜王に双子が同化する。
ルティリナと仲間の「はうはうどっぐ」、ちみっこのほかに、もえと姫さまにソネッタさん。
赤竜王のコクピット内はかなり狭苦しいことになってる。
「大人数での移動を考えて、熱気球のようにバスケットをつけたらどうだろうか…」
などと独り言を言っている間に準備が整った。
コンソールには「すまほーちゃん」がはめ込まれており、精霊女王の分身のアバター(ややこしい)がナビの代わりをつとめてくれる。
ナビというより、どちらかというと指南車のような感じだ。
あまりお騒がせしないよう、一度城の外に出て、そこからジャンプを行う。
「「ターボジャンプ!」です!」
風を切り裂きながらぐんぐんと上昇をする赤竜王。がたがたと揺れるコクピット内は静まり返っている。
振動で舌をかまないよう、口を閉じておいてと念を押したためだ。
「「ほじょよくてんかい!」です!」
また知らない間に何かが!
バックミラーを見ると、赤竜王の背中に竜の飛行膜のようなものが見える。
「「ブースターていし!」です」
フィリーを追ったときのような飛び方だとブースターの魔導圧縮機が加熱するためか、あっという間に滞空限界が来てしまうが、これなら長い時間飛べる気がする。
高度が下がってきたらブースターに再点火し、上昇する。
途中、魔導圧縮機を冷やすために数分のインターバルをはさんだり、魔獣に囲まれた商隊を見かけたので、ジャッジメントレーザーで援護射撃のつもりが魔獣を全部倒してしまったり、レーザーの一斉射でちみっこが興奮しすぎてはなぢを噴いたりとアクシデントはあったものの、1時間ほどで無事にルティリナの森に到着した。
ちなみに前回は馬車でほぼ1日かけてたどり着いた野営地の辺りだ。
「シース、レーネ大丈夫か?」
「「マスターふらふらしますー」ですー」
赤竜王から分離した双子はかなりお疲れの様子。いまのところ連続飛行は1時間が限界のようだ。
一応僕からの魔力供給で飛んでいるはずだが、僕自身はそれほど疲れは無い。
ルティリナと「はうはうどっぐ」を先頭に皆で森の中に入る。
「洞窟?」
鬱蒼とした森の中に突然洞窟が現れる。
「いもうと、ここにいる!」
ルティリナは「はうはうどっぐ」に戻ると洞窟の暗闇に吸い込まれていった。仲間の「はうはうどっぐ」は入り口にとどまっている。
「適正」の関係で普通の魔導具が使えない僕は、この暗闇にどう対処すればいいだろう。
正解は!ガソリンランタン!
実はサバンナさんからもらったランタンを持ってきていた。魔力を使わない点火器もついた優れものだ。
ランタンの明かりを頼りに洞窟内に入る。そこにはルティリナと、明らかに様子がおかしい「はうはうどっぐ」が居た。
「魔獣化しかかっている!」
ちみっこがどこからともなく攻撃用の魔導杖を取り出す。
ルティリナの妹と思われる「はうはうどっぐ」は真っ赤な目を爛々と輝かせ、こちらの様子を伺っている。
魔獣化した「はうはうどっぐ」はある程度のダメージを与えることで魔導結石を吐き出し、異常状態から開放される。
しかし、目の前の「はうはうどっぐ」は衰弱している様子で、そのままダメージを与えたらどうなるかわからない。
精霊に声をかけられ、腰につけたお財布代わりの皮袋を見ると、中で何かが青く光っている。
ルティリナが獣人化するきっかけになったあのアンクルだ。
アンクルはもともと2つあり、1つはルティリナが使っている。
アンクルを「はうはうどっぐ」に近づける。アンクルの輝きが増し、吸い込まれるように「はうはうどっく」の首にからみつく。
首輪となったそれはひとりでに回る。「はうはうどっぐ」が一瞬光に包まれると。
犬耳のようじよが現れた!(全裸)
全裸はおやくそくです。
9/12
修正もおやくそくです
もららった→もらった




