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異世界に呼ばれた僕は姫様を食べるようお願いされた。  作者: まなみ5歳


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お風呂場で困惑する勇者

「我らは戻るぞ」


十六夜さん、無月さん、七夜さんの3人が境界の地へ戻っていく。


「あかね!また後でね!」


「おに…おねーちゃんまたあしたー」


アカネさんのお姉さん、そしてうちの妹さまは地球へと戻る。


おねーちゃんって…まだTSしたままでしたね。


9階の多目的ホールを出てらせん廊下を上り、10階のペントハウスへと移動を。


何故か分からないがオパール王妃が僕と腕を組んで歩いている。


「まるで本当の娘のようですわ…」


オパール王妃さま、うちの子達全員を娘と呼んでいるのですがその中に僕も含まれるというわけですか。


前回は割と短い時間でTS化が解けたのですが今回はちょっと長いですね。


意識しないと戻らないんでしょうか?それとも魔力を大量消費しないとダメとか?


---


「違和感すごいなぁ…」


結局TS化は解けないままペントハウスのお風呂へとなだれ込む。


男子更衣室で女性用の水着に着替えるというのはどうかと。それに何故水着が準備されているのかも謎ですが。


いつも着替えに乱入してくる黒竜が不思議そうな表情で僕を見上げている。


まぁ、そうだよなぁ。あるべきものはなく、ないものがついていますし。


水着がちょっときつい…。


「勇者さま、お着換えは大丈夫ですか?」


姫さまが様子を見に来てくれた。


「旦那さま、お体に合わないようでしたら他のものを」


ソネッタさんも乱入だ。僕が女性体だというのを良いことにみなさん男子更衣室へとなだれ込んでくる。


ぱつぱつだった水着は他のワンピタイプのものに取り替えられ、なんとかご立派が収まった。


ビキニはちょっと勇気が無いので…。


---


「あるじさまがあるじさまです…」


ジャグジーに浸かっていたらもえがやってきて膝の上に納まる。


多分みっちゃんさんの大人バージョンの事を思い出しているのだろう。


何故かは不明だが、僕とみっちゃんさんの魔力紋は同一という話。


指紋のように決して同じパターンが存在しないはずなのに何故かはわからないが二人は同一人物としてこの世界で認識されている。


その為、みっちゃんさんが遺した遺物やゴーレムなどは特に何もしなくとも僕が動かせるのですが。


特に大きいのはもえという存在。


もえはソードフェアリーと呼ばれる特別な存在で、彼女はザ・シードを管理している。


光の女神が不在となって以降、誰にも扱うことのできなかった彼女はライスリッチフィールド城の宝物庫で眠っていた。それも危ない方の宝物庫で。


勇者のお披露目に際して何かしら武具が必要であろうというマッスルキングさんの案内でやってきたら武具保管庫の床に座り込んでいた彼女を見つけたという感じで。


あの時、僕と双子以外には誰にも見えなかったんだよな。魔力紋が影響しているのか。


「マスター…」


黒竜は僕の隣に。膝上を占拠されてしまいちょっとむくれている。


「勇者さま、お背中を流します!」


もえを抱えたまま立ち上がる。ご立派にもえが挟まる感じでなんといいますか。


---


「勇者さま、背中の傷跡が見当たりません!」


僕は大教会との生身バトルで割と大けがをして治りきらない古傷が背中にいくつもあったのだが、今のこの体にはそういった跡が一切無いという。


「お写真失礼します」と言って姫さまがすまほーちゃんで背中の写真を撮ってくれたのだが、なるほどたしかにシミ一つない若い女性の肌そのものといった感じで。


実際何歳くらいなんだろう。


「みっちゃんおねえさんは24歳のぴちぴちおねえさんですよ!」とみっちゃんさんが割り込んできた。


もしかして心の声が聞こえていた?


「というかどうしてここが大きいんですか?不公平ですよ!」


こればかりは謎である。顔や背格好はオリジナルのみっちゃんさんらしいが、ご立派が5割増しくらいらしい。


あまりさわぐとのぼせてしまうので早めに上がることにした。


明日は明日で予定が詰まっていますし。


---


「なんじゃ小僧、まだその姿なのか?」


「どういうわけか元に戻れなくて」


あれから数時間が経つが、いまだみっちゃんさんの姿そのまま。


境界の地を訪れ、いつもの股下ログインをしたのだが女性化したまま十六夜さんのスカートに顔を突っ込んでいるというとんでもない不審者の構図となっている。


いや、いつもの姿でも十二分に不審者なんですが。


「あのような魚料理、久々に口にした。あまりここを離れるわけにはいかぬが次の催しがあればまた誘ってほしい」


以前はお肉大会のときにお呼びしたんでしたっけ?


お魚メインは初かな。十六夜さんのいう久々のスパンが全く分からないですが。


多分数千年とかもっと長いのか?


次は各国代表を招いた食事会をやることになると思いますので、その際にお呼びしようかと。


スタンドアロンのVRMMO環境ならばいつでも顔合わせできるのですが、やはりリアルの方が重みが違いますし。


VRMMOは仮想現実であると認識させるため、わざとHUDを表示していますし。


アレが無いと本当にその世界にいるものだと錯覚してしまいますので。


ここ境界の地でも現在時刻やバイタルと言った最低限のHUDを出している。


「益田よ、その姿をよく見せてくれ」


社長が手招きするので片膝立ちになると僕のからだをあちこち触りはじめる。


「なんと…男性器も無いのか」


「お、おばあさま!」


割とがっつり目に股間を掴まれました。びっくりですよええ。


それを見ていたアリスちゃんが驚きの声を上げる。


「すまん。つい手が。何ならわしのを触るか?」


股間を触り合うってどんな仲ですか?

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