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異世界に呼ばれた僕は姫様を食べるようお願いされた。  作者: まなみ5歳


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クロツキ慰安旅行の話を詰める勇者

「とまぁ、そんな事がありまして」


「大体見えておるから状況は把握している。こそばゆいから早く出るのだ小僧」


本日は早めに境界の地へと移動してきた僕たち。


いつものように十六夜さんの股下ログインとなり、おしりさまに話しかけてみたが当のおしりさまからは返事がない。


今日のおぱんてぃらさまはすこし昔に流行ったスペースオペラのロゴである。三人組のどたばたコメディとでも言えばよいか。ぎりぎり視聴世代では無く作品を知ったのはつい最近だが。


宇宙船がらみでのコラボかもしれないが、存在Nは何故この作品を選んだのか謎である。


僕としては「~じゃんよ」が口癖の主人公が出る宇宙のアニメが来るのではと思っていたのですが。


「益田、はやく出てこい。アリスが待っておるぞ」


孫のおぱんてぃらさまを見せようとする祖母が何か言っている。


そういえば最近ログイン事故が起こらないですよね。かもねぎコンビやひなちゃんの股下ログインはしたことがありますが。


もぞもぞと十六夜さんの股下から移動すると今度は違うおぱんてぃらさまが。


割と乙女チックな薄いピンク色の布が見える。


「ど、どうですか益田さん…」


頭上からアリスちゃんの声が聞こえる。


「あ、見てない。見てないですから」


「益田。覚悟を決めてしっかり見るのだ。アリスの努力を無駄にする気か!」


「あー。ええと。とても似合ってます。一瞬だけ目に焼き付けました」


そんなにガン見してはダメだろう。事案ですよ事案。


どうしてここまでしておぱんてぃらさまを見せようとするのか謎で仕方ないのですが。


幸いというか、姫さまはこの場にはいないらしい。もしいたら自分のおぱんてぃらさまも見るように言ってくるはずだし。


「ひゃん!」


動揺してちょっと鼻息が荒くなり、アリスちゃんが悶える。


「ますだっち、わたしらのも見ますかー?」


「拙者、勝負下着に替えてくるでござる」


飲んでもいないのによっぱらっているかもねぎコンビが何か言っているが無視しよう。


「先輩、いつでも大丈夫ですから」


ひなちゃんも動揺して何か口走っているし。


境界の地には勝負下着も置いてあるのか?初耳だな。


誰がインストールしたんだろう。もしかして存在Nの仕業?


アリスちゃんのスカート下から抜け出すと、おぱんてぃらを見せてきた本人は顔を真っ赤にしてうつむいていた。


どうリカバーしようかと悩んでいると「勇者さま!今夜のご予定をお聞かせください!」と姫さまが駆け寄ってくるのが見えた。


「アリスちゃん、もし嫌だったら次からやらなくてもいいからね」


「い、嫌ではありません。ちゃんと見てもらえるほうがうれしいです!」


たぶんここでの行動はどの世界の法律にも縛られないと思うが、人としてどうかと。


うちの子たちにこれが広まったりしたら大変なことになりそうですし。


「社長、ちなみに十六夜さんの股下に出現するのは仕様のようなもので僕が望んでいるわけでは…」


「この世界での事象は人の精神が深く反映されると思われる。益田はおそらくむっつりすけべなのだろう」


むっつりすけべってはっきり言われた。確かにそんな気はしますけれど、面と向かって言われるのは初めてだ。


おそらく僕が呼び出された原因たる十六夜さんに対して何かしらの恨みのような感情があるのかも知れない。


そういった負のエネルギーがログインポイントをゆがめ、十六夜さんの股下に固定されてしまったのか?


最初は十六夜さんに対してむちゃな事をしていたような気もするんですが、記憶が定かではないんですよね。


「益田よ、慰安旅行の件を詰めるぞ」


気が付けばクロツキの慰安旅行が目の前だ。


僕らはタングラートのおおえだちゃんのおうち2号に移動して参加することになっており、明日向かうことになっている。


地球とはノートPCを使ってリモート飲み会を行う事に。


まぁ、成り行き任せの出たとこ勝負のつもりでいたのですが。


地球時間の19時ごろからスタートして、多分90分コースを予定。


延長戦は一度入浴を挟んで行うつもりだが、社長はその確認をしたいのだろう。


ちなみに十六夜さんたちは久しぶりに仮初の体で顕現をして僕達のほうに参加の予定。


地球へ顕現するのはいまだ技術的なめどが立っていないので。


境界の地の見張りがあって長くは留まれないというので前半戦だけ出てもらう予定だ。


「社長どうしましょう。ななや旅館で話しますか?」


「移動しながらでも良いだろう」


「分かりました。あ、薫先生達がDSOVRにログインしたようですね。先に迎えに行ってきます」


明日は薫先生達も慰安旅行に呼ばれている。


人柱、いや、被験者として薫先生達はクロツキに対して多大な貢献をしているという話でそのお礼を兼ねた旅行ということで。


本来であればうちの妹様も参加させたかったのだが、両親の付き添いが無ければ無理だろうし、僕の姿は相変わらず見えないということで真っ暗な画面を見て一体誰と話をしているのかという事になりかねませんし。


ちなみにおおえだちゃんのおうちにあるスイートルームは地球にありそうな部屋をモデルにしており、万が一にも適性のある外部の人間にリモート画面を見られたところで多分問題は起きないだろう。


というか薫先生、よくお休み取れたよなと思ったら土日開催だそうで。


日本のカレンダーとこちらのカレンダーは連動していないのをすっかり忘れていた。


時差が殆ど無いので忘れがちである。

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