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異世界に呼ばれた僕は姫様を食べるようお願いされた。  作者: まなみ5歳


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久しぶりのDSOVR検証と勇者

「勇者さま、天使さまはお帰りになられたのでしょうか?」


リビングに入ってきた姫さまが先程の天使の姿が無いのでちょっと心配している様子。


「天界総業の方に引き取っていただきました。これから精密検査をされるとか…」


「何事も無ければよいのですが」


とりあえずエリクサーを飲ませてあるので大丈夫だとは思うのですが。


一応何にでも利くエリクサー。ただ死者蘇生だけは無理なようで。


フレーバーテキストにも万病を癒すとしか書かれておらず、既に命を失ってからでは多分利かないのではといった感じで。


倒した魔獣にエリクサーを使ったらどうなるのかとか倫理的にまずいといいますか、もしかしたら何か別の存在になる可能性もありますし。


ちなみに僕が来客対応中にみなさんお風呂は済ませているという話でした。


今夜、ななや旅館で公開ラジオ録音を行うのだとか。僕は参加できないので久しぶりにDSOVRにでも顔を出そうかなとは思っているのですが。


とりあえずお風呂へ…。途中、汗だくのシロさんと合流し二人でお風呂を頂くことに。


---


「サブロー、背中ながしてほしいにゃ」


シロさん、酔いは醒めたようだけどちょっと動きに切れがないですね。ジョッキ何杯いったんだろう。相当な勢いでかっとばしてましたし。


ビキニの紐がほどけないよう気を使いながらシロさんの背中を流す。


「二人きりなら水着いらなかったにゃ」


「いや、付けてください。目のやり場に困りますから」


今更という気もしますがそこは気分の問題で。


「どりあーどもいるよ?」


姫さまから監視役としてどりあーどさんが送り込まれていたのでした。


「サブローはまた厄介ごとに首を突っ込むのかにゃ?」


「あくまで自衛の範囲ですけれど…この世界が外敵に侵略されるようなことがあったら大変ですし」


ただでさえ厄介な高レベル魔獣の脅威に晒されたこの世界にまたあらたな火種が投下されるのは避けなければ。


シロさんが本調子では無いのでお風呂は早々に上がることにした。


---


いつものようにやってきた境界の地。


そして十六夜さんの股下ログイン。


今日のおぱんてぃらさまはUFOにキャトルミューティレーションされるミノタウロスという謎の構図。誰が考えるんだろうかこれ。


あのミノタウロス。もしかしたら別の世界から連れてこられたとか?


おぱんてぃらさまのイラスト、たまに事件のヒントが書かれていたりするので侮れないのだ。


「小僧の気配が薄くなったと思ったらそんなことが」


「ご心配をおかけしたようで申し訳なく」


南の平原迷宮に現れた次元の亀裂に入っている間、僕の行動がほぼ見えなくなってかなり焦っていたご様子の十六夜さん。


こちらには連絡を取っていなかったですね。


一応境界の地でもブロードキャストは見られるのですが、今回は特に予告などを入れてなかったので十六夜さんも気づかなかったご様子。


僕もまさかあんな遠隔地に飛ばされるとは夢にも思わず。


天界総業の影響範囲にあると思われる混沌世界カオスワールド


統治神などはおらず、これから調査を行い、勇者などを派遣して世界の整備を行うのだとか。


あの天使が捕まったのはその下調べ中の事故だったらしく、まさか先住民族がいたとは思わなかったという話で。


今派遣されている上級天使の数を増やし、襲撃に備えるとも言っていた気がする。


後は僕が無力化した牛頭の魔獣を調べ、今回の襲撃事件の黒幕を探るとも。


おおごとにならなければ良いのですが。こちらの世界にも影響が出るようなら僕も動かないとならないですし。


要請があれば力を貸すことも考えてはいますが、まずはこの世界の異変をおさめるのが先ですし。


「勇者さま。申し訳ありませんがラジオが終わるまで黒竜ちゃんと遊んできてください」


今日はシロさんはDSOVRには不参加、黒竜とどりあーどさんを連れてフィールドを回ろうと思う。


DSOVRはそろそろベータ版へ移行するので最終確認も兼ねての検証ですが。


ちなみに薫先生達もラジオにゲストとして呼ばれているので一緒に回ることはできない。


まずは彼女達を迎えにいってそれからDSOVRへ再ログインすることに。


---


「いつぶりだろう…」


はじまりの街には大体数十名ほどの姿が。日本時間の23時過ぎなのでゴールデンタイムに当たるのか。


もしかしてあっちは週末だったりするんだろうか。


昼夜の時間はそれほどズレていないが曜日は思いっきり違うので。


すまほーちゃんの地球時計を確認すると、日本は土曜深夜となっていた。


人が多いのも納得である。


「う、運営さん!」


「黒竜ちゃんもいる!」


早速プレイヤーに補足され、スクショの依頼が来るので許可を出す。


そういえばどりあーどさんのメイドバニー姿はセンシティブ判定されないんだろうかと今更ながらに不安になったが。


スクショ撮って掲示板にアップしたらBANされましたではちょっとどうかなと。


DSOの掲示板でBANされると本体アカウントも停まると聞いたような気もする。


ちなみに黒竜は黒いレオタードの上にお子様用メイド服を纏っているのでたくさん遊んでスカートがめくれても大丈夫だ。


とりあえず10人ほどに囲み撮影をされた後、ゲーセンを冷やかしに移動する事に。


---


「マスター。モンスターの討伐に行きましょう!」


「黒竜、先にクレーンゲームの景品を見させて。何か変わった物が無いか確認したいから」


随分とご無沙汰しているゲーセン。


メインコンテンツはクレーンゲームであり、ロッカーには多種多様なアイテムが納められている。


モンスター討伐で得られるゲーム内通貨を吐き出させるためのモノでクレーンゲームはいつのまにか10台ほどに増えていた。


今までは鍵を取るパターンしかなかったが、カプセルにそのままアクセサリをつめて取らせる台も新たに追加されたようで。


このアクセサリはDSOVRで身体強化やバフ、デバフの大幅な補助を行うレアリティの高いものが殆どのはずだがカプセル入りの物はワンランク性能が落ちるようで。


その代わり難易度はやや低めに設定されているようで、今も女性プレイヤーが真剣な表情でクレーンを操作している。


「ロッカーに何か増えている?」


明らかにアクセサリとは異なる物体がロッカーに収まっていた。


たった今はどのゲーム機も人が張り付いているので検証はのちほど。


黒竜にせがまれるまま第三エリアへ足を運ぶことに。


またエリアボスを討伐する気なんでしょうか。

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