表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界に呼ばれた僕は姫様を食べるようお願いされた。  作者: まなみ5歳


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

2535/2535

重量物運搬ヘリでの容疑者護送と勇者

「それではアトレーン王城まで容疑者を護送します」


中の人は一向にいうことを聞かない様子なので障壁をもう一度張り直し、透明なキューブ状にしてそのまま護送することにした。


今のアヒルちゃんはワンボックス形態から重量物運搬用のジェットヘリへと変型。


障壁を吊り下げて一路アトレーン城へと向かうことにしたのだが、中の人たちは馬車に飛び乗り、がたがたと震えている様子。


まぁ、足元が素通しですからね…。


だーくほーすは肝が据わっているのか、それともそのまま気絶しているのかは不明だが非常におとなしい。


多分メスのだーくほーすだろうう。


オスはちょっとしたことですぐに暴れるという話でしたし。


ちなみにまだ若い個体なので僕ではお話が出来ない。さくらを連れて来ればよかったかもしれないが。


元だーくほーすのさくらなら意思疎通可能なので、こういった捕り物の際には非常に役立つのですが。


後からどうして連れて行かなかったのかと文句を言われそうですが。


ジェットヘリは行きと同じく40分ほどで王城の上空へと差し掛かる。


ちなみに全ての行動はライブ配信を行っており、アトレーン王城では既に捕縛体制を整えていると通信が入った。


---


「それでは障壁を解除します」


王城の車寄せにエルゼリアを筆頭にドワル邸の人間を取り込んだ障壁を解除。


車寄せには30人あまりの兵士が待ち構えており、武装した状態で容疑者を取り囲む。


さすがに観念したのかおとなしく投降する様子を見せる面々。


もしもに備え、僕は深緑の慈悲を着たまま対応を。


姫さま達は少し離れた場所から様子を伺っている。もちろん室内から。


大教会の手先が何をするか分かったものではありませんし。


「発動体を捨て、両手を見える位置に」


万が一にもファイヤボールでも打たれた日には大変ですので、容疑者の方々は腕まくりをして魔導発動体を持っていないことを確認。


あとは指輪やネックレスなども危険ですので身体検査は慎重に。


僕もみすかすえっくすで彼らの様子を観察しているが、大教会のメダルらしきものがいくつか見えるだけでそれ以上の危険物は無さそうな感じだ。


「全員を地下牢へ!」


今から事情聴取を始めるというので僕もお付き合いすることに。


そういえばお夕食がまだでしたね。


僕は1食くらい抜いても大丈夫ですが姫さま達には何か食べさせないと。


「軽食をご用意いたしました」とラダさんからありがたいお言葉が。


僕とシロさん、どりあーどさんの分は取調室の隣に食事を運んでもらうことに。


姫さま達は例によって会議室へと移動し、そちらでお召し上がりを。


---


どりあーどさんにフルーツサンドをお譲りし、代わりにハムエッグトーストを貰う。


お譲りするのは魔力も。


既に不可視の魔蔦をだして僕から魔力を吸い上げている。


あとはお水があればどりあーどさんのお食事は完璧だ。


アトレーンの水にも微量にだが魔力が含まれているが、どりあーどさんはちょっと物足りない様子なのでインベントリから神水を取り出せる水筒を取り出す。


「おみずおいしい」といつものセリフが。


この神水には何故か僕の魔力が大量に含まれており、どりあーどさんが常飲している。


たぶん一番消費しているのはどりあーどさんではなかろうか。


普通の人が飲むとエナドリの数十倍の効き目が出てちょっと怖いのですが、どりあーどさんくらいになると本当に普通の水と何ら変わりなく飲めるようで。


「シロはお酒が飲みたいけれどさすがに我慢するにゃ」


口に出て居ましてよ。ライスリッチフィールドへ戻り次第お酒を取りに行きますので。


今はおとなしく紅茶で我慢をお願いいたします。


僕達はちょっとだらけているが壁一枚向こうは臨戦態勢となっている。


たった今は主犯格のエルセリアへの聴取の真っ最中なのだが、一向に口を開こうとしない。


今回の遠出も大教会のグランディオーラ支部へ向かう途中だったということしか話していない。


あそこの支部って機能しているんだろうか?


主だった大支部には捜査の手が入り、殆どが空振りで終わっている。


こちらの捜査が入る前に必ずと言っていいほど夜逃げをされてしまうのだ。


十三夜ちゃんを保護できたのは本当にラッキーだったとしか言いようがない。


何か目的があってわざと捕まえさせたのかと疑っていたのですが当のご本人は巫女という勤めから解放され、本当によかったと心から喜んでいる様子。


昼夜を問わず神を名乗る人物から声が聞こえるというのは相当なストレスだったと思われる。


おまけに食事も満足に与えられず…多分逃亡を防ぐための措置だと思われるが。


大教会の所業については怒りしか湧いてこない。ただ、感情のままに行動するのはマイナスであると精霊女王の母親から諭されているので気を付けているのですが。


ああ、おかあさまも今度の宴会にお呼びしないとならないですかね。


来週開催予定の魔導結界5か国首脳会談とでもいいましょうか。


タングラートのおおえだちゃんのおうち2号で開催する予定ですが。


面倒ごとが無ければ妖精国や魔人族の長にも声を掛けないと。


今からですとちょっと遅いかな…。第二回開催の際はぜひお呼びしたいところ。


「サブロー、なにか良いものはないかにゃ?」


いいもの。とは聴取に使う便利アイテムが無いか?という事ですが。


先程から何ら進展が無く、かれこれ30分ほど膠着状態が続いてますので。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
本作品を気に入っていただけましたら是非クリックをお願いします
(そのまま投票となります。一日一回有効)

小説家になろう 勝手にランキング

ツギクルバナー
評価、リアクションを頂けると作者が喜びます!
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ