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プロ野球の底辺から這い上がれ!育成8位の逆襲物語  作者: モンブラン


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1/3

プロローグ

県大会3回戦。三塁側スタンドからの黄色い声援がとてもよく聴こえてくる。

俺の名前は中村 博。東野高校の3年でキャプテンだ。これが最後の夏という事になる。

9回裏2アウト満塁。2点のビハインドという厳しい状況で打席が回ってきた。

「かっ飛ばせー!中村!」

「何としてでも最後のバッターにはならん!」

ブォン!

「ストライクスリー!ゲームセット!」

「クソッ!」

無情にもバットは空を切り、3塁側からは大きなため息が、1塁側からは大きな歓声が聞こえて来た。やはり全国の壁はあまりに高かった。

今この瞬間に俺の夏は終わった。

「ありがとうございましたっ!!」


「くそ…。」

「みんな。今までありがとう。」

甲子園出場が目標だった今年の夏は、不甲斐ない結果に終わってしまった。

俺の打撃成績は4打数3安打7打点。打撃は良かったのだが、第一守備が酷かった。

俺が守るレフトに飛んできた4球を全て落球。エラーによる失点は4。

俺のせいで負けた…。

そう落ち込んでいる間に、とあるお爺さんが話しかけてきた。

「中村君は君かい?」

「はい、そうですが。」

「私こう言うものでしてね。」

スッ…

!!

「プロのスカウトですか!?県大会3回戦負けの俺に?」

「ああ、君だよ。君の打撃には素晴らしいポテンシャルがあった。うちで育成でよければ、ドラフトで指名するかもしれない。是非プロ入りを考えて見てほしいんだ。」

「ちょっと待ってください!」

「それじゃ、よろしく」

「えぇ?(困惑)」

と言うわけでドラフトの日がやってきてしまった。

「育成第8巡選択希望選手 ブルースターズ 中村博 外野手」

うっそだろ?ほんとに指名された!?

こうして俺のプロ人生が始まった。

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