役場巡りの旅
「家系図を作る」まではしないけど、祖先がどこから入植したかを知りたくて、戸籍謄本を辿ってみた。
私の父方の祖先は明治か大正かに秋田から入植してきた、と聞かされている。父も伯父伯母も鬼籍に入り、残るは叔父一人、その叔父も年齢相応に弱っているようだ。秋田の親戚とは付き合いがなく(従兄弟が数十年前に訪ねたら曾祖父母の名前も残っていなくて親戚と認められず、寺の過去帳に載っているだけだったそうな)、従兄弟も10年以上会っていない(次の機会は残った叔父の葬式だろう)。それなら祖先の戸籍を辿ったほうが早くて確実。
幸いなことに数年前から近くの市区役所窓口で全国の戸籍を取り寄せられるようになった。家系図作成の業者さんなら10〜30万円、自分でやれば5千円から2万円、とのことだ。丸一日あれば生まれ育った町を久々に見てくることもできるので、故郷の町役場まで出向くことにした。
前日に自分の戸籍抄本(全部事項証明)をコンビニで交付を受け、マイナンバーカードと共に持参する。
「先週末は正常作動していたはずのETCが反応しない」というトラブルはあったが、途中、SAで蕎麦を食ったりソフトクリームを食ったりしたので役場到着が10時半。窓口で相談しながら申請書を書いて、30分くらい待ったら、改製原戸籍やら除籍謄本やらが5通出てきて、北海道に入植した父方の曹祖父母の名前と秋田の村の名前が出てきた(祖父母は同じ村の出身だった)。
まだ11時を少し過ぎただけ。母方は隣町だ。
隣町へ行き、同じことを繰り返す。40分くらい待ったが同様に6通。祖父方は兵庫県、祖母方は福井県だった。12時20分、役場を出る。
費用は、書類交付費用8,400円+交通費概算12,000円+飲食等々で合計2.3万円。取りこぼしはあるが「どこから入植してきたか」は掴めたので、まあまあかと思っている。
生まれ育った家は、もうなかった。




