おまけ2
「うわあ、あれって」
ハイクが指さして言った。
「まあ、男ならではじゃねえの」
ロゴスが肩をすくめる。
ジュテに乗り、帰ってきたギルバートがサンダリアを抱えて降り立った。
そりゃあ、大事そうに横抱きして。
「ただいま、戻りました」
ギルバートが軽く会釈する。
「で?」
ロゴスがギルバートの腕で眠るサンダリアを一瞥した。
「浄化で疲労しているようで」
ギルバートがサンダリアに優しい視線を落とす。
「そうか……」
ロゴスが顔を上げジュテを見る。
「うわっ! ジュテ、お前!?」
ハイクがジュテに駆け寄る。
双眼になったジュテを見て興奮している。
「なるほど、疲れるわけだ」
「のようで、帰る途中で眠ってしまいました」
浄化を終わらせ、ジュテに瞳を戻す作業がどんなに魔力を費やすか、わからないロゴスではない。
「ゆっくり休ませてやれ。報告は後日でいい。……お守りは頼んだぞ」
「了解です」
ギルバートが本部屋敷に向かう。
ロゴスとハイクは、その背を見送った。
で、
翌日の『どぉーっこ、行きやがったああぁぁーー!』に繋がるのである。
で、←二回目。
その日の夜。
サンダリアの帰還を祝う会が食堂で開かれた。
当然、お酒も出る。
で、←三回目。
「ぎりゅぅぅう(ギル)」
たぶん、初めてお酒を口にしただろうサンダリアが、ギルバートに絡むわけ。
お守りのギルバートはもう大変。
いわゆる絡み酒。
超絶可愛い系の方。
「うわあ、あれって」
またも、ハイクが指さす。
「まあ、男なら……」
ロゴスがグビッと酒を飲む。
ギルバートが周囲に目を光らせている。
お守りと見るか……独占欲丸出しと見るか。
「ま、堕ちていいんじゃね?」
ロゴスがクッと笑う。
「空挺団だしね」
ハイクが上手いこと言ったのだった。
おまけ(2/2)
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
桃巴。




