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魔法学校

そうして、あっという間に時は過ぎていき僕はいつの間にか神になっていた。


いや、神ということにされていた。


あれから僕は強い力を見せつけたりして組織に入ってもらおうとした。


だが、そうしているうちにみんな僕のことを信仰するようになっていった。


そして最終的に僕を神とした宗教団体が出来上がってしまった。


それもその宗教に入っている生物は1億を超えて、僕がいる王国の王様ですら僕を神様だと言い崇めている。 


組織を作るつもりがいつの間にか宗教団体を作っていたのだ。


「今更だけど、普通にやばくね?」


「そうだね、思ったよりも大事になってしまったようだ」


「まじで幹部倒すとき仮面かぶっててよかったわ。仮面かぶってなかったら多分、もう外歩けなくなってた」


「それはそうだね」


「ちょっとチヤホヤされに行ってくるわ」


                        2


「あ、あれは!デウス様だー!!」


一人がそう叫ぶとみんな僕に気づいた。


「な、なんでデウス様がこんなところに!?」


「僕はここら辺に住んでいるんだ」


「な、なんだって!?デウス様がこの地域に!?」


そう言うとみんなが騒ぎ始めた。


僕は十分チヤホヤされたので一旦帰宅した。


「いや、なんでこうなった…」


僕が目指していたのはこんなのじゃない。


それに、十分楽しいはずなのに、何故か何か足りない気がする。


いや誰か足りない。幹部は一様五人いて、全員面白くて、いい奴らだ。


なのに足りない。誰か足りない。


まぁあ、こんなこと考えていても無駄か…。


でも、何か行動したいな。そうだ!更なるステップに進もう!


そうすれば、この感じもなくなるだろ!


学園系に進もう! そうしたら楽しいことがたくさんのはずだ!


そうして、僕は学園に入学することにした。


                          3


そうして、僕は魔法学校に入学することに成功した。


もちろん、正体は隠す。僕が好きな展開は実力隠し+主人公最強だ。


正体に関しては何か理由がない限り死んでも隠す。


実力隠し系はバレていない時が一番面白いからね。


今、教室に向かっている。


ここで一番大事なのは隣の席の人だ! となりはヒロインだと決まっている。


そうして僕は教室のドアを勢いよく開ける。


そうすると、入学初日なのもあって自然に僕に視線が集まった。


僕は自分の席へ向かう。僕みたいな主人公は安定の左下の角席だ!


そうして、隣の席を見てみると本当に思っていた百倍、美しくかった。


初めて女性に見惚れた。アニメのキャラクターを可愛いと思ったことはあったけど見惚れたのは初めてだった。


普通に衝撃を受けた。美しい白い髪に綺麗な青い瞳。


「可愛い…」


誤って口に出してしまった。


「へ?!」


「な、なんですか、急に!」


「あ、え、あの、その…」


あ、やべ。僕、女と話すの得意じゃないんだった。


こ、これは大ピンチだ!!



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