ダイジェスト2 事件盛りだくさん編
かなり端折って、纏めてますので時系列が乱れてます。
王子に叱責されたせいか、副団長が優しい。気持ち悪い。
しかも色々世話やきたがるんだよね。気持ち悪い。
改心したんだから許してやればーとか言われそうだけど、裏がありそうで怖いんだよ!
生憎私には、災厄相手に持ち合わせる寛大さは皆無だ。
そう思わせぶりと言えば、佐々木くんとの初デート。ゴメン、調子に乗った。城下に初めて遊びに行った時に、枢機卿に会った。枢機卿とは神殿の偉い人。異世界って和洋折衷なのか、黒髪に茶色い目をしたアジアンなイケメンでした。イケメンばっかりだな、と思った平凡を愛するそこの貴女!上層部以外はそうでもないから、安心して。食堂のメシマズおっさんズなんて、薄汚い位だから。いや、食を扱うから身奇麗だよ。顔がね薄汚い、顔が。あと性根が。
いやあ、枢機卿って偉い人だから若干緊張してたんだけど。
「君がユイか。そうか。」
なんて言うから、お、お前もこの半端丈ズボンを笑うつもりか!と更に緊張した。距離ナシなタイプなのか、やたら近くに座るし。至近距離のイケメンなんて、有難いと思うべきトコなんだろうけど慣れない人間にとっては拷問に等しいから。変な汗かいちゃうから。
もうそんなこんなで、その前に聞かされた聖女の侍女やってる女子高生、横内さんの謎の失踪事件も吹き飛ぶ勢いだった。佐々木くんも枢機卿は怪しいって怒ってた。そうだよね。人を笑いにわざわざ来るなんて、怪しいよね。
なんてのんきに思ってたら、謎の失踪事件が大事件になってた。
横内さん、実は聖女の部屋所から誘拐されてて、更に人身売買ですってよ!すわ奴隷か、と思いきや娼婦です。流石デンジャラスな異世界、身代金狙わないで下種い方へ行った。もう淫行条例まる無視。他にも異世界人の侍女さんも被害にあってた。手引きしたのが、同じ異世界人侍女の人だって。同じ女性が犯人一味とはなぁ。聖女を嫌ってたせいもあったらしいけど、結局は金だそうな。恐ろしい異世界よ。
※
なんだか最近夢見が悪い気がする。覚えてないけど。
悪夢を見たのか、ヒッて目覚める事が多い。私だけ、一人部屋でラッキーとか思ったけど、一人部屋だと悪夢見てると思うとちょっと怖い。だって、悪夢で目覚めたら幽霊が見下ろしてるなんて鉄板じゃないですか。関係ないかもしれないけど、心霊はテレビで見るもんで生で見るもんじゃないと思う。
朝早く起きるのは、娯楽の無い無駄金も使えない異世界じゃ慣れるのも早い。
そうじゃなくてもかなり早い時間に私が起きてるのは、まあ原因があるんだけど・・・。
コ、コン!
来た!来たよ、災厄が。マジ勘弁して欲しい。無視してたら大変な事になるから、開けるけど!
「おはよう、ユイ。」
「・・・おはよう、ございます。」
朝から無駄にキラキラしてんなーと思いながらも、挨拶は返す。でないと、何されるか分からないからね。下手すると外人みたいに―まあ異世界人だから間違ってはいないのかもしれないが―頬にキッスとかかますからね、コイツは。避けようとしても顎を痛い位捕まれるから抵抗できないし。
更に私がこんな早くに起きて副団長を着替えて出迎えるのは、何時ぞやの再来があったから。着替えを無理やり手伝うって、どういう神経してんだろう。もう殴られはしなくなったけどさ。違う意味で怖いよ。なまじ顔が良くて、エロイ事なんて微塵も考えてませんって表情だけど。優しい手つきが更に怖い。
しかも副団長、鍵開けの魔法が使える。この部屋は団長が用意してくれたらしくて、開けられないようになってるけど、前の大部屋は軽々開けてたからね。しかもシャワールームに施錠までしたからね。ちなみに鍵開けの魔法って、神殿で修行すると奇跡って名目で授けられるそうな。いやいや、おかしいぞ神殿。奇跡ならもっとマシなのあんじゃないの?犯罪助長するような魔法授けんなよ・・・。
私は髪が長いので、普段はリボンで纏めてる。少年ユイだけど、男でも長髪多いし三つ網みはいるしでおかしな事じゃないらしい。そして私の髪を弄るのは副団長の朝のお仕事となっている。いや頼んだわけじゃなく、逆らえないだけだから!一度抵抗を試みようと自分で纏めたけど、不器用なのかヨレヨレで即・副団長に直された。マジ怖かった。キレイに纏めてくれたけど。禿げる程髪引っ張るかとビクビクしながら直してもらいながら、チキンな私は抵抗の文字を辞書から消した。
「今日は赤にしようか。」
リボンも例の半端丈ズボンも身に纏う物は全て副団長監修だ。衣装部みたいのが城にあって、針子さん達が正装管理やら王族の衣装やら縫ってるんだけど、ソコに副団長が直々に頼んでいるらしい。異世界人的に少年ユイって見えるんなら、半端丈ズボンでなくてもいいと思うんだけどね。副団長が妙に拘って、必ずベストとセットで支給されてる。中は白シャツだったり色々。基本坊ちゃんスタイルだ。
「今夜は人を斬るだろうからね。赤に慣れておきたい気分なんだ。」
私は災厄の言う事が理解出来んので、つい聞き流してしまう。だが、うっとりと言われた言葉は大事な話だったようだ。もう副団長語は訳すのが面倒なのに。
「君を預けていた世界の人だからね。ちゃんと無事に連れ帰ってくるよ。」
うん、私なりに訳してみると、どうやら横内さん奪還計画が進行されるらしい。団長にも余計な事はするなと注意されてるし、私は今夜部屋に引きこもっていようと思う。従者として働け?見習いは作戦に参加しませんよ。枢機卿に教えてもらわなかったら、事件すら知らなかっただろうと思う。それ位、聖女の部屋から人が拉致らたのは重大な失態であり、外聞の悪い話なのだ。作戦も極秘中の極秘である。
※
そういえば最近、異世界人達がおかしな事を言うようになった。
と言ってもマトモに会話を交わすのなんて、センパイか団長しかいないから主にこの二人がおかしいんだけど。イケメンが暗い顔つきになると、ホラーみたいで怖かった。どうやら【城を出る】がキーワードになってるらしい。
「このままずっと城でがんばってほしいものです。」
夕方に、目つきがおかしいセンパイが笑ったのはマジホラーだった。滅多に笑わない鬼畜様の笑顔は貴重だと拝むべきなんだろうが。
「城を出るなんて思わないでくれ。」
団長となんて、うっかり二人きりじゃんとか思ったのにこのオチだから、トキメキなんかどっか行ったわ。変な汗出たわ。
田中さんや、工藤さんに言わせると呪いみたいなモンらしい。彼らも言われたそうだ。とにかく、横内さん奪還作戦もあるから気をつけろと言われた。あと、城を出ると言わないようにとも。言われなくてもそうしますがな。だから怖いのはテレビの中だけにしてください。
※
横内さん奪還作戦は無事終わったそうです。
黒幕の貴族たちと、手引きした侍女は捕獲。一味の何人かは抵抗した為斬られたらしい。地球の、しかも欧米的に言えば抵抗した為射殺って奴だね。日本じゃあまり無い話だから、ちょっとゾッとする。平和な日本が懐かしい。
「開けて。」
なんて夜中に女の声が聞えるプチホラーに、いやいや幻聴だと怯えてたら団長が横内さんを連れてきた。何でも聖女のトコに行くのを拒否ったらしい。一応対外的に男になってる私の部屋に運んだのは緊急措置だとか。苗山さんは異世界人と相部屋だし、田中さん達のトコはリアル男子部屋だし仕方が無いと言う事だそうな。横内さんにも許可はもらったと言うけど、結構適当だな異世界人。
緊急措置と言う割りには、簡易だけど本格的なベッドなんかが運び込まれる。ずいぶん用意がいいな。横内さんが聖女のトコ戻らないって予想してたのかもしれない。なら部屋用意しとけよ。手引きの侍女は聖女を恨んでの犯行でクスリで覚えてないとは言え、娼婦になってたんじゃお友達のトコには戻りにくいというのは分かるんだけど。
※
また変な悪夢を見た。覚えてないけど。
ホント勘弁して欲しい。悪夢。起きたら、団長がまだ居たのか話しかけてきた。この異世界人は意外と優しいトコロがある・・・のかも。
しかし横内さんは、夜中だと言うのに医者の所に行ったらしい。元気そうだと言うからいいが、なぜ夜中に行くのか謎だ。
「すまなかったな。騒がしくて、お前の夢見を悪くしたらしい。まだ夜中だ。俺ももう出るから、ゆっくり眠るといい。」
団長に子供のように頭を撫でられた。ナデポになりそうで怖い。
しかし異世界人には警戒してると言うのに、どうして団長には脆くなるのか。チョロインとは私の事か。いやいやいや、自分をヒロイン扱いするとは何事か。乙女思考ドコロじゃないぞ。トチ狂った思考も夜中に目が醒めたせいだ。そうに違いない。
そうして一眠りして目が醒めたら、誰も居なかった。団長もいない。確かにそう言っていたが、ちょっと寂しいなんて思ってはいけないし、思ってはいない。
ドン、ドンドンドン!
すごい勢いのノックと共に現れたのは香坂くんだ。くんなんか付けたくない、実にかわいくない男子高校生である。かわいいめがね男子代表の佐々木くんを見習えと思った。
とにかく香坂くんはマイペースだ。そして不遜。あれか、流行の俺様ってヤツか。
そんな俺様香坂様に枢機卿が呼んでると言われ、聖女の居る部屋の方に向かったのだが
「人に興味がないんだろう。他人はどうでもいいと思ってるんだな。」
なんて暴言を吐かれた。お前なんて、馴れ馴れしくて、女性を気遣えないかわいそうな男子高校生の癖に!それに私は姉と違って、人間が好きだし興味もあるぞ!と言うのをオブラートに包もうと焦って喋ったせいか、まるっと無視された。追加でブツブツと言い始めたので、私はこれ以上何か言うのは諦めた。意味不明なのは異世界人だけで十分だと思った。
「来るよ、そのうち。それまで俺と日本語でお話しよーぜ。」
指定の部屋に、枢機卿は居なかった。わざわざ聖女の居る城の奥まで来たのに。
なぜか香坂くんの独断の偏見に塗れた皆の近況を聞かされた。待たせるならお茶でも出せよと思ったら、広瀬くんとやらが飲み物を持ってきてくれた。部屋の入り口でシカトしたクールなイケメンだ。とりあえず飲み物に免じてシカトについては大目に見てあげようと思う。香坂くんとは仲が良いのか悪いのか、結構乱暴に広瀬くんは飲み物を置いていった。彼はきっと飲食店でバイトは出来ないだろう。顔は神殿騎士やってるだけあって、イケメンなんだけど。愛想がないと、例えイケメンでも接客業は無理があると思う。二次元のように何でも“イケメン無罪”になる程、三次元の世の中は甘くない。
「ユイの見た目で男ってあり得ないのにさー。あり得ちゃうのがすごいよね。団長必死過ぎ。」
「わたしをダシに逢引とは隅に置けないね、イチロウ。」
ウケル。とか人の半端ズボンを笑った香坂くんは、なぜかベランダを伝って来た枢機卿に怒られてた。ベランダから来るような上司だから、香坂くんはああなのかと納得した。
「ベランダからとか非常識ですよ、枢機卿。」
上司登場で、真面目になった香坂くんは帯剣を許されてるらしい。広瀬くんとマジメに修行したから、だそうな。そういえば二人とも腰に剣さしてるな。ちょっとコスプレっぽいとか思ってゴメン。真面目にキリっとしてれば彼らはイケメンのせいか、ちゃんと騎士に見えた。いつもそうやって真面目にしてればいいのにと思った。
「マキ ヨコウチは証言が終り次第、君の部屋に返すようにしてあるから今後を話し合うといい。
表向き男の君とは婚約者とすれば同室でも問題ないだろう。
ああ、仕事については心配いらない。わたしから王家に話を付けておこう。」
私が女だと知っている枢機卿のお話は、横内さんを預かって欲しいとのお願いと言う名の命令でした。なんでも、聖女の侍女の癖に聖女の元に戻りたくないなんて、生意気だと神殿のお偉方が怒ってるから信頼できる人に預けたいんだそうな。王家に仕事休むよう話をつけてくれるのはありがたいけど、何で許婚?あ、そうか。私は少年ユイでもあったんだ。要らない設定だよね、ホント。横内さんには早々に事情を話さねば、何なら今後は一緒に城下で暮らしてもいいと思う。苗山さんには拒否られてるからなぁ。男子たちと同居はハードル高いから、女子が居てくれると助かる。報酬弾んでくれるって言うし、リッチな家に住めると誘えばオッケーしてくれるかもしれない。
そんな横内さんと少年ユイの同棲生活を香坂くんらに見に行かせると言う枢機卿は、神殿の手前監視してるぜと言う姿勢を保たないといけないらしい。あとどうも、異世界人ってのは思わせぶりで意味不明な事を言わなくてはいけないと思ってるようだ。
「夢を見るのを許されるのは女神だけなのだから。」
とか何とか、帰り際に呟いてた。考えても無駄と思いつつ考えたが、やっぱり意味は分からなかった。
「アンタには、この異世界物語の主役張って貰わうから。逃げられると思うなよ。」
部屋まで送ってくれて親切だと思ってたクールイケメン、広瀬くんに苗字がバレていた。おかしい個人情報の秘匿は完璧な筈。もしや、地球でストーカーされてたのか?いや、自意識過剰ではないぞ。広瀬くんとは面識が無いのだ。定期の入ってる荷物だって漁れないようにしてるし。
広瀬くんに髪をグチャグチャにされながら私は処女宣告され、否定すべきか迷った。心底どうでもいい迷いだった。後に真性ストーカーであり、処女厨疑惑の広瀬くんに処女は願望だったとなんとも嫌な白状をされる事になるのだが、そんな情報どこで得たんだか恐ろしくて聞けなかった。
「・・・自覚したのなら、気をつけろ。アンタは団長のものじゃない。」
ストーカーな広瀬くんは、私が団長にナデポ一歩手前な事までお見通しだった。
うーん、困ったなと広瀬くんが去った後考えていたら、災厄来る。部屋は私が開けないと開かない仕組みの筈なのに、侵入してきた副団長。どうやら横内さんを預かる事になった為、仕組みを解除したらしい。鍵を増やそうと心に誓うが、警戒すべき唯一の相手は鍵開けの奇跡持ちだったという。なんとも残念で無念だと髪を直されながら思った。
※
横内さんはかなりエキセントリックな女子でした。
見た目は童顔巨乳と言う男子垂涎な姿なのに、その胸より強烈な第一印象を私に齎してくれた。
「なんの貴方、さっきから!感じ悪いわ!すっごく感じ悪い!」
これはウノグラウへの非難です。聞いて分かるように、ON状態だとかなり・・・うん。主に聖女がスイッチになってるらしい。ON状態だと何しても喚く。確かにウノグラウの態度もアレだったけど、反発する横内さんは度を越していてちょっと怖い。団長は苦笑しっぱなし。フォローの下手な団長は諦める事を覚えたらしい。まあ、団長がフォローしたら火に油注ぎそうだもんね。
ちなみに団長の従者で筆頭のウノグラウは、短めの赤紫の髪に切れ長一重の黒い瞳をしている。イケメンとまでは行かないけど、アジアンなテイストで笑うといい顔をする細マッチョだ。ちょっと中国だかの有名俳優に似てると思う。そして、すっごく声が良い。私は声フェチなので、話しかけられるとウットリしそうになる。マジタイプ。声が。普段は穏やかで良い人なんだけど、何かあったのか高校生達には辛辣で嫌ってる態度を隠せないようだ。一応、大人気ないと団長が窘めたから謝罪はしてたけど、改善はされそうにない態度だった。
「感じ悪いのは今に始まった事じゃないだろ。この人にとっちゃ、俺たちはアイツと同類なんだからいい加減諦めろよ。」
そんな“ウノグラウ感じ悪い人説”を唱える俺様香坂様がやってきた。何か企んだとかで上司である枢機卿に叱られたから、汚名返上しようと早速監視に来たのだろうか。もちろん、香坂くんにはそんな殊勝な態度は一ミリも見られないので、即その考えは取り下げた。
「城に召還されてしまった事については、神殿の落ち度であると猊下も心を痛めております。色々とお騒がせしましたが、お披露目が終れば全て収まるでしょう。」
最初はいつもの調子だった香坂くんだが、実に丁寧に召還についてアレコレ述べて帰って行った。意外過ぎて、殆ど内容を覚えてない。特に新事実も出なかったようだが団長曰く、イレギュラーな召還だったと神殿が公式に認めた事になる、と。イレギュラーなオマケとしては、神殿に賠償と謝罪を要求するべきだろうか。
「知ってる?ユイさん。城内ではアイツが偽者で本物は別にいるんじゃないかって噂になってるのよ。」
酷い目にあったせいか、横内さんは聖女への不満が溜まってるらしい。王子と神官にチヤホヤされる聖女を貶めるのが楽しくて仕方ないと、かなり大げさな身振りでどや顔までしていた。
しかし、城内で本物に対して偽者疑惑が出ているとは知らなかった。私は噂に疎いので、そういった話は工藤さん頼りなのだ。井戸端会議のおばちゃん並に、工藤さんはそういうのに敏感だ。最近仕事の都合で会えてないから、今度聞いてみようと思った。
確かに聖女については、ウノグラウもちょっと疑ってる節があった。しかし異世界人てもっと単純に、つまりアイドルは排泄をしないが如く聖女を崇めてると思ってたから意外だったな。異世界産人型生命体は、まだまだ私の知らない生態を秘めているようだ。ゴクリ。
冗談はさておき、色々奔放だった聖女の態度が噂の原因になってるようだ。災厄を始め、ビッチと証言する輩が多数なのが痛い。本当に性的な意味で色々してんのかは分からんが、王家も神殿も大事な聖女様ならもっと守れよと言いたくなる。物理的には守ってるのかもしれんが。もしかして、それで神殿は慌てたのかな。どうやら異世界でもスキャンダルは致命的なようだ。横内さんら拉致事件は解決したとは言え、お披露目を強行するのは、この失態を何とか誤魔化そうとしてるのかもしれんな。
「疑惑の聖女、お披露目がちゃんと出来るといいね!」
芝居がかった笑い声が聞えて、私は途方に暮れていた。
これから一緒に暮らすのか、ONが激しい彼女と。
正直、聖女云々よりそっちの方が不安だった。ワリとマジで。
横内さん拉致事件以外はホントしょうもない事件ですが、盛りだくさんでしたね。
優しくなった災厄事件、枢機卿初デート乱入事件、俺様香坂様の暴走暴言事件、ストーカー疑惑の広瀬による処女宣告事件、横内さん乱心事件、等々。
次回、チョロイン主人公覚醒の巻。
いないと言ってた中の人が出てきます。