精霊の導き
僕達は今世界樹ユグドラシルの裏側に集まっている。
「準備はいいかな」
「問題無いです」
「では開けるよ」
キラが手を前にだして回すと景色が歪んでから鉄製の扉が現れ鍵穴に鍵を挿し込み扉を開けた。
(結界で隠されてたのか、しかもとても高度な技術だ。ルーシルですら気づいてなかったようだし)
ルーシルをちらりと見ると少し驚いた顔をしていた。
「では気お付けて」
僕達はダンジョンの中に入ってあまりにも綺麗さに驚いた。キラキラ光り輝く魔晶石に澄んだ空気、宙に浮かぶ小さな光の球など普通のダンジョンとは似ても似つかない幻想的な風景だった。が僕は知っている、この風景の感動を奪う無粋な輩《魔物》を。よく見ると口のある光の球がいる。Sランクで名前をフラッシュマウスそのままである。こいつは人が風景に夢中になっているところを狙って強烈に発光しそのままパクりとしてくる厄介奴だ。まあ予備動作があるからそれみとけば問題ないけど。
「『従え』」
僕が支配の言霊を発動すると全てのフラッシュマウスが動きを止め僕が展開した黒い渦に入っていった。
(この程度の魔物は第5節を使うまでもなくなったな)
「マジか、あの球体魔物だったのかよ」
こんな感じで2、3層と進んでいき最終階層に辿り着いた。
「思ったより余裕だったな」
ヒロが聖剣を振り魔物を斬りながら喋る。
「そうですね、それにいいアイテムも取れましたね」
今僕のアイテムボックスにはレアアイテムやオリハルコンも入っている。
そうして歩き進めていき遂にボスの間まで来た。
(SSランクのモンスターがかなり多かったがここまで来るのに1時間もかかってない。僕達もかなり強くなってるな、よしよしこの調子だ)
「じゃあ開けるぞ」
ヒロが扉を開けようとするが僕が待ったをかける。
「ちょっと試したいことがあるんだ」
そして僕はある魔法を発動する。
「第5節派生徴収〈レビー〉」
そしてある魔物の能力を使用し手に薬瓶が現れた。
「何だよそれ」
「僕が8年前に倒したウィッチロードの能力を最近ぶんどれたんだ、だからテストする」
そして僕は少しだけ扉を開けて敵を確認する。
(やっぱり敵はゴーレムか、ランクはUランクの下位くらいだったはず神様が作ったのはXランクだからね。)
僕はその隙間から薬瓶をゴーレム目掛けぶん投げる。それがゴーレムの関節にドンピシャであたり当たった瞬間ゴーレムの関節が溶け始めた。
「ええっ、マジかよ」
(いよし、いい感じたこれで動き鈍っただろう)
そして僕は扉を蹴飛ばしてゴーレムに突っ込む。
「攻撃開始」




