24話 後悔先に立たず
最近ここの前書き欄がただの近況報告みたくなってる……。
10月30日に改稿してます
24話 後悔先に立たず
男達を倒した俺はララの進言により彼らの持ち物を失敬することにした。
何でも元冒険者が盗賊になった場合はそれを証明できる場合はできるだけ証明しておいたほうがいいらしい。
と言うのも本来冒険者というものは横や縦のつながりがとても強く、その繋がりは軽視できなのだ。確かに日本でもコネは大切だし、先輩に何かと飲みだ何だと連れまわされコネを広げたもんだ。
そういった繋がりがあるためどこの誰が盗賊行為に手を染めたといった情報は冒険者の間ではかなり重要なものらしい。まぁ、その情報が重要視されるのは自分も盗賊まがいのことに巻き込まれないようにしたり、その問題の連中をギルドが拘束したりするためのものらしいが。
てな訳で奴らから奪い取った戦利品がこちら。
ギルドカード?x4
銀貨…16枚
銅貨…35枚
鉄貨…21枚
石貨…103枚
鋼鉄の直剣x2
鋼鉄の両手剣x1
防具を取らなかったのは俺がぶった切ったってのもあるけど、ただ男が来ていたものをわざわざ脱がしてまで持っていくのは嫌だったからだ。
俺は男達から剥ぎ取ったものを空間魔法(時空魔法を併用した空間魔法のこと、今名付けた)にしまっていくが一つというか四つ明らかにおかしな点がある。
ギルドカードだ。こいつらのカードはなぜか真っ赤に染まっている。……いや、切った時の血がついたとかじゃないぞ。
「なぁ、ララ。こいつらのギルドカードが真っ赤なんだけど理由ってわかる?」
「ギルドカードは犯罪行為や盗賊行為なんかをするとそのように赤くなるようになってます。今回はこいつらがご主人様と私を待ち伏せて襲ったので盗賊行為に抵触したのでしょう。」
「あー、なるほどありがとうララ。」
「いえ、ご主人様。このようなことでしかお役に立てず申し訳ありません。」
ん?もしかしてさっきの戦闘のこと引きずってるのかな?
笑顔で寄って来たし特に気にしてないかと思ったが……女心は分からん。
「さっきの戦闘のこと気にしてる?さっきのは別段ララが参加する必要が無かっただけだから役に立ってないとかの話じゃないよ。」
「ありがとうございます、ご主人様。もっとご主人様のお役に立てる様頑張ります。」
両手を胸の前で握り気合を入れるララ……。
可愛い!なんだこの子は!?俺を萌え殺す気か!?
俺はにやける口元を押さえながらギルドへと戻った。道中敵が出るかと思ったがそんなことはなく、すんなり街へとたどり着いた。
街の門まで行くとリチャードに呼び止められカードを提示して中へと入った。
俺のカードも赤くなっていないか少し不安に思ったがそんなことはなかった。
ララ曰く、『盗賊を殺そうがカードが赤くなることはありません。あいつらはすでに盗賊としての扱いになってますから、怒られるどころか報奨金が出ますよ。』とのこと。
ギルドへと着き、エリエットのところで薬草を納品する。
夕暮れ時ということもありそこそこ混雑していたが、少し待っているだけで俺たちの順番になった。
「お待たせしました。あぁ、ハヅキさんでしたか。薬草の納品ですね?でしたらこちらに出してください。」
「はい、これです。」
俺はインベントリから6束の薬草を取り出して言われた通りカウンターに置く。
「はい、結構です。それにしても結構集めましたね。初めての薬草採取にしてはずいぶん多いですよ。」
「そうなんですかね?まぁ、彼女もいたしたまたまですよ。」
「普通はもう少し人数を集めて行うんですけどね……。それではこちらが薬草の納品分のお金、6000ゴールドです。確認してください。」
俺は銅貨が6枚あることを確認してインベントリにしまった。
「あとハヅキさんとラナンキュラスさんのお二人とも今回の依頼でFランクへランクアップしましたのでお二人のギルドカードをお預かりします。」
「分かりました。」
そうして俺とララの二人分のカードを渡す。
それよりも早く盗賊(元冒険者の男達)の報告をしたいんだけどなぁ。でも普通に報告すると騒ぎになりそうだしある程度ぼかして報告するか?
俺の頭は盗賊の報告をいかに穏便に染ませるかを考えていたが、それが全くの見当違いだと言うことに気がついていなかった。
「ありがとうございまs……って、えええぇぇぇ!?この討伐数は一体どういうことですか!?薬草採取に行ったんじゃないんですか!?」
おいおいエリエット声デカすぎ。周りのみんなもびっくりしてこっち見てるじゃん。
何をそんなに驚いて……しまった!討伐記録ってカードに残るんだっけ?完全に忘れてたわ!
そう、盗賊や魔石以前の問題で討伐記録に全てが載っているのだ。
あっどうもー。お騒がせしてすみませーん。
………はぁ。完全に目立ったよorz。『お前の金をよこしな、ゲッヘッヘ』みたいに絡まれないよな?
もっと考えてゴブリンの討伐をするんだった……。いや、忘れてたら考えようが無いか。
これで変な貴族とかに目をつけられたりとかしないよな?よな?豚箱エンドとかは嫌だぞ。
こんな中でもララは満足そうな笑顔を浮かべていた。
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