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World.Dragon.Ship.Classic 飛竜艇世界選手権  作者: 万彩雨虹
過去の乗り手たち
12/58

レース開始

 しばらくの、短いようで長くもある、異様な静寂。

 次の瞬間、飛行船の大型ランプに、青色が灯った。

 瞬時にして手が手綱を引き、3匹が船を力強く牽引する。

 全てのドラゴンたちの動きで、

 一旦は鏡のようになっていた湖面が、一瞬にして、再び激しく波打つ。

 タイミングよく一手先を捉えた俺は、集団から抜き出た。

 すぐ後ろでは、大型の船とドラゴンが作り出す波に、中型 、小型の船が飲み込まれる。

 そのどれもが、転覆や、波の上で弄ばれるように振り回されていた。

 船を引くドラゴンたちも何とか抗うが、次々と波間に消えていく。


『さあ、巻き起こされた波で早くも半数の船が沈んでしまいました!

 その中で一早く抜きん出たのは、やはりこの乗り手、

 ソルベル・ホーリード!

 そのすぐ後をエルフのグローム兄妹、

 更に背後から押し潰さんと迫る大型の船が続々とやってきます!』


 そんな実況がこだまする頃、船は既に湖から幅広い河川に差し掛かっていた。

 河とは言え、その幅はそこらの大河よりも広く、下へ下へと急激に傾斜している。

 その上を、どこまでも続いていそうな背の高い大きな橋が横断していた。


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