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World.Dragon.Ship.Classic 飛竜艇世界選手権  作者: 万彩雨虹
過去の乗り手たち
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13/58

加速

 橋の上にも観客がいて、手を振り上げながら各々が自由に騒いでいる。

 しかし、それを気にしている暇は無い。

 この傾斜の先、河はもう続いていないのだ。

 下ってますます早くなる水流に乗り、船もドラゴンたちも、更に加速していく。

 ハイルが今にも飛び立ちそうに翼を広げようとするが、手綱を引いて抑えさせる。

 そう、まだまだ。

 その飛び立つ力は、まだ温存しておかなくてはいけない。

 後方の船団も次々と流れに乗り、速度を出していく。

 巨大な船の操舵席からは、もう見えていることだろう。

 この先の全てが切り立った崖、そして、大きな河がそのまま滝に変貌しているのが。


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