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「付き合っても良いけど多分私浮気しちゃうよ」と言ったビッチで有名な彼女が一途すぎる  作者: 田中 又雄


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7/13

お泊まり会

「初めまして!こうくんとお付き合いさせていただいております、黒波唯と言います!不束者ですが、よろしくお願いします!」

「…薫から聞いていたけど…実在してたのね…康太の彼女…。しかもめっちゃ可愛いし、めっちゃ明るい…」と、唖然とする母。


「ね!ね!言ったっしょ!めっちゃ可愛い彼女!」

「…すごい…」

「あははw面白いお母さんと妹ちゃんだね!」


 あまりの驚きで、まるでロボットかのようにカクカクの動きをし始める母さん。


「まさか…康太にあんな可愛い彼女がなんて…ゆっくりしていって。そして、我が息子を末長くお願いいたします…」

「はい!長く付き合いたいと思っています!」


 それから…父さんが帰ってきて、5人をご飯を食べて、お風呂に入って、そして…夜になると部屋で2人きりになった。


「…これは…おっぱじめるしかないね」と、耳元で囁いてくる黒波さん。


「おっぱ…!?//」

「おっぱい?」

「ち、違うから!!//」


 隣の部屋には薫も居るんだぞ!で、出来るわけないだろ!


「まぁまぁー、それはご家族がみんな寝静まってからにしてー。とりあえずゲームしよ!なんかないのー?」

「…ゲーム…2人でやるのはあんまりないかな。1人ゲーばっかだし」

「ふーん?1人…好きだもんね」

「その言い方はちょっと…。黒波さんは休みの日何してるの?」

「おい」と、チョップされる。


「いった…何?」

「そろそろ唯って呼んで欲しいんだけど」


 女子を名前で呼ぶとか…めちゃくちゃ抵抗がある。


「…ゆ…ゆ…ゆ…ゆい…さん//」

「私の名前はゆゆゆゆいじゃないけど」

「分かってる!//…唯さん」

「うん、何?スケベくん」

「スケベじゃないから…//」


 いつも通りというか、なんというか…。

この前泣かれた時はどうしたもんかと思ったけど、どうやら元に戻ったようだ。


「ね、心理テストやろ!」とか言ってくる。

「…心理テスト?どんなの?」

「お、乗り気だねー。いいねー。えっとね、Q.あなたは新しい土地に引っ越しをしました。さて、その家の隣に建っていた家と住んでいる人は、どのようなものだったでしょう?


A:大きな家に大家族が住んでいた

B:小さな家に女性がひとり住んでいた

C:古い家に老人がひとり住んでいた

D:小綺麗な家に男女がふたり住んでいた

さっ、どれ?」


 なんだそれ。

まぁ、騒がしいのは嫌だし、Aは嫌だな。

Dもなんか嫌だな。夜とか営みの声とか聞こえてきそうだし。

そうなると…BかCかな。

まぁ、老人なら特に何もないだろうし、いいか。


「Cで」

「Cねー。C:古い家に老人がひとり住んでいた

あなたのエロオーラは『ミステリアスエロ』です。なんだかわからないけど、どこかエロイと感じさせる特徴があります。特に声のトーン、調子、話し方、何気ないしぐさからあなたのエロオーラが発せられます。気づいたときには異性もあなたに夢中になるでしょう…だってwミステリアスエロって何!?wウケるーwww」と、大爆笑する。


 そんなオーラが出てるわけない…。


「あっ、でも出てるかも!たまーにめっちゃ犯したい顔する時あるもん」とか怖いことを言ってくる。


「そういう黒波…唯さんは?」

「フルネーム呼び?」

「まだ慣れないから…。それで?そっちは?」

「私はDかなー。

D:小綺麗な家に男女がふたり住んでいた

あなたのエロオーラは『フレッシュエロ』です。エロイんだけどどこか爽やか。相手も『エロイね~』といいやすい雰囲気をあなたは発します。あなた自身が何かセクシーなことを言っても冗談っぽく受け取りやすく、下ネタで周囲を盛り上げることができるでしょう。だって!めちゃくちゃ当たってんじゃん!はい、エロいねーって言って?」と、胸元をチラチラと見せてくる。


「ちょっ…!?//」

「エロいでしょ〜?w」

「…変態じゃん」

「好きなくせに!」


 そんなじゃれあいをしていると、いつの間にか23時を過ぎていた。

家族はそろそろ寝静まる頃だ。


「ふぁ…」と、俺もあくびが出た。

「お、もうそろおねむ?よし、じゃあ…しよっか」と、電気を消すとそのまま布団に押し倒される。


「ちょっ!?//」

「さーて…夜は長い…よ…//」と、暗闇の中で完全に静止する唯さん。


「…?」

「あっ…れっ…//えっと…その…//」と、何か様子がおかしい。


「…?大丈夫?」

「だだだだ、大丈夫だし!!」と、そのまま着ていたTシャツを脱いで捨てる。


 ぼんやりとした暗闇の中、彼女の下着姿がうっすらと見えてくる。


 そして、その顔はもうめちゃくちゃに赤くなっていた。


「お、お、おかしいなっ…//なんか…なんか…すごく…//」

「む、無理はしなくていい…から」

「ご、ごめん!今日はなし!なんか違うかも!!」と、こちらに背を向けてそう言った。


 そりゃそうだよな…。

俺とはお試しで付き合ってるだけで…やっぱこういうことは好きな人じゃないと興奮しないっていうか…俺みたいなやつとは…したくないよな。


 今まで色んなやつと…してきたって言ってたけど…俺は…やっぱりそういう目では見れないんだろうな。


「…おやすみ」

「…うん//」


 やっぱりどこまで行っても俺は俺なのだ。

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