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何か書きたい。  作者: 冬の老人
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萎え

勢いのあるうちにはやく仕上げればよかったな。

結局、考えれば考えるほど「他人の考えだし外野がとやかく言うのは筋違い」となってきてしまう。


萎えた。

それが一つの結論だ。


エッセイを書き始めてから始めて他人の作品へ感想し、そこからあーだこーだエッセイを書いた。

またその作品と絡めて今回「小説家になろう」そのものの現状を考えようとしたが、…止めた。


時系列としては

1.アドバイスを受けた

2.気になるエッセイがあったから感想書いてみる

3.返信貰ったり、別のエッセイにも感想書いてみる。

4.それをネタにしてエッセイを書く。

そして自分が感想書いてから1週間以上経過する。

リアルの都合などがあり、意図して長引かせたわけではないが結果としてかなり時間が経った。

そこで今思うのは「萎え」である。


この萎え、別にエッセイを書くのが嫌だ、という話ではなくコレが自分が最初に感想を書いたエッセイに対しての答えでもある。

「オチもない癖に完結させて検索の邪魔」「中途半端に読まされて時間の無駄」という読者の都合が仮に「小説家になろう」全体の思想というか方向性になったとしたら一部の作者以外こうなる可能性がある、という事だ。


下ネタになるがようは「寸止め」だ。

「いい物を作らなければ」という思いが強すぎる結果、出力するのを我慢し過ぎで萎える。

自分の場合は別に良い物を作らなければ、という思いに囚われていたわけではないが

・仕事中や中途半端な休憩時間にエッセイについて考える。

・いざエッセイを書こうとするものの用事があったり、仕事の疲労感で書き終わる前に寝落ち。

結果としては「いい物を作らなければ」という思考に陥った人間と同じ「考え過ぎるのに出力できない」という状態になっていた。


世の中には「焦らしプレイ」だとか最近じゃ「射精管理」みたいな果てるのを止める性癖もあるし、それを否定はしない。

否定はしないがだからと言って皆が皆それを楽しめるわけでもない。


誰でも自由に投稿できる、それが良くも悪くも「小説家になろう」である。

そして件のエッセイは「理想の小説家像」を語っていたがそれを語る前に「ただの小説家になろうの利用者」だ。

他人の性癖に口出すんじゃねぇよ。


この1週間以上経過した後で何故最初のエッセイに感想を書こうとしたか。

時間をかけたせいで言い繕う方向に向かったがハッキリ言えば「お前、何様だよ」という苛つきがスタートでもある。


はー、スッキリ。


「高い意識」は後に「価値ある物だけを残そう」となる。

前回語った「意識は段階を経て高められていき、そのうち作者のみならず読者にも高い意識が求められるようになる」という状況。

「無駄なものを捨てる性質」つまり「女性的な性質」が強まれば強まるほどこうなる。

そして「価値のあるものを持とうとする」のは「陽キャラ」な性質でもある。

だから「何様だ?」と苛ついた。

「他人の拘り」あるいは「他人の価値観」を無視して「無駄な物」として消そうという方向に向かおうとしていたから。

自分と同じただの「利用者」でしかないのにまるで「偉い」と勘違いして「選ぶ」権利があると勘違いしている様は苛つく以外の表現の仕方が自分にはない。


そしてそのエッセイがランキングトップ、上位に暫く留まっていたというのは「利用者」全体にある程度支持された主張であったという事。

それが「小説家になろう」の現状だ。

「外部からの評価ポイント操作でランキング入りを果たした詐欺が」

「完結ブーストを狙っている」

とか。

まるでそうした自己中な連中と「自分は違う」と言いたげだが「利用者」の中でも「読者側」に都合の良い主張を掲げ、エッセイの中で疑問を投げかけたものに対して自分が感想で述べた答えには理解、歩み寄りを示さない。

同じ穴の狢である。


ただ一番苛立ったのは「実力不足で感想や批評が欲しいならタイトルとかに書いてくれれば書いてやったのに」という上から目線の言葉を見た時か。

自分の理屈ではある小説作品への感想は応援の一つだ。

そして応援は強者が弱者に対して行える行為。

「金」「時間」「労力」によって構成された「愛」か、

「柔軟性」「時間」「労力」で構成された「情け」のどちらか。

そして作者と読者との金のやり取りのシステムがここには無い以上「情け」しか応援たり得ない。


「情け」とは「柔軟性」を持って「時間」「労力」を用いる。受け身の応援だ。

受け身でありながらそれを「情けをかける」から作者としては有難い。

だが「感想書いてやるから書いて欲しいならタイトルにでも書いとけ」というのは「情けをかける」とは言わない。

自分のために「情けを売っている」という。


「情けを売る」人間なら小説家ではなく商売人だ。

語るのは「高い意識」ではなく「稼げる方法」でも語れば良い。

だが、「価値のある物を」という考え方はつまり「既に誰かが価値を与えた手垢のついたもの」である。

「価値のある作品を読ませろ」じゃない。

「読んだ作品に自分自身で価値を持たせる」

例えオチが無かろうが、中途半端だろうか、「そこまで」は読んだのだろう。

そこまで読んだ価値、それを感じ取れる読者。


他人の作品にオチのある完結した作品を求める読者より、自分自身で心に完結させられる読者の方が「高い意識の小説家」になれる素質があると自分は思うが、まぁどうでもいいや。

所詮は自分も小説家になろうで物を書いている、「同じ穴の狢」だ。

「情けをかけることのできる利用者」でも「情けを売る利用者」でも利用者各々好きな方を選べばよい。



ちょっと時間をかけ過ぎたせいで強引になってしまったがとりあえずこれで「感想書いてみた」からのエッセイは終わる。

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