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何か書きたい。  作者: 冬の老人
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我慢すれば怒りが溢れ、自由になれば曖昧になる。

嬉しい事にここ何回か「いいね」をつけてくれる人がいて嬉しいのだが前回の話は「いいね」がつけられていなくて正直ホッとした。

言い訳、という訳ではないが投稿ボタンを押すまで内容について満足していなかった。

実際投稿した直後ですら見返すのが気が重いというか、恥ずかしく思った。


別に主張したい事や考えがまるっきり別という話ではない。

内容としてはいつもの事。

まぁそれはそれで毎回同じ話をしてる耄碌爺なので問題ではあるのだがヘラっている時の文体になっているのを書いてる時から薄々感じながら、日を跨いで確信した。

とはいえ、精神的にヘラっていたわけではない。

時間的に余裕がなかった。


本来なら前話の「多様性の在り方、その2」は書くつもりは無かった。

SNSで見た「日本男子は筋トレじゃなくて格闘技をやれ」みたいな事について少し思うところがあったし、他の所でやってる漫画の考察絡みでも一つネタがあった。

じゃあ何故「多様性の在り方、その2」を書いて、しかも満足の行かないものを投稿したのか。


以前から自分の話が長すぎるのは感じていて気づけば4000字とかだったし、投稿頻度自体も鈍化していた。

「何か書きたい」で始めた事だから自分の書きたいように書けば良いのだけど欲が出たんだろうな。

PVとか、あと「いいね」とかを貰って少なからず承認欲求的なのが満たされた。

馬鹿な話だが書きたいというよりも見てほしい、評価が欲しいという欲に僅かだがブレたんだろう。


だから質より数を上げようとして文字数をそれまでの半分をさらに大きく下回るように自分で制限して、結局書くつもりの話、書きたかった事が書けなかった。

正確には「そのテーマで出したかった結論ではない所に焦点を当てて結論づけてしまった」という事にだ。

その日の内に投稿したい、文字数を1000文字程度に抑えたい。

中身よりそっちに気を取られてしまって書いたものを削り、強引に最低限1500文字にならないように文字数で区切った。


結果としては何か結論は命令口調で恥ずかしい結論で話を閉じたわけだ。

結局のところ、そうして勝手に自分で枷をかけて余裕が無くなるとあんなふうな他人へ向けた強い言葉のオンパレード。

普段サイコパスを非難している自分だが、どの口が言ってんだ?と情けなくなる。


自分のエッセイでは時々自分の過去の恥をさらけ出したり、憎んだり、恨んだり、そうしたネガティブな事も肯定したりする。

見方としては幼稚に取られる話もしたりしてはいるが、結局、前回のようなリアルタイムで「幼稚さ」を生み出すのは違う意味で非常に恥ずかしい。

今日は本来なら昨日の事を無かったことにして全く別の話を書こうとしたがその恥ずかしさのおかげで手がつかないから前回の自分を非難して今の自分と切り離すエッセイを書く事にしたわけだ。

けれどある意味それで正解だった気がしてくる。


結局のところ自分の欲で質より数を取ったり、早く完成させたり、誰かに評価されるために書きたい事を疎かにしたり、結局自分で自分に「我慢」を強いているわけだ。

今まで散々エッセイで非難していた「我慢させる」行為を自分で行って袋小路に入って自爆している。

何故ならどれだけエッセイを書こうと「我慢」しかしてこなかった未成熟で経験不足な自分しかいないからだ。

コスパ度外視の100点か60点の最低限か。

そう簡単に80点の丁度良い所なんで不器用な自分には出せないし、それが簡単に出来るような人間なら最初から躓いてないのよ。


結局、前回の自分がそうだったように最低限のコストで最大限の効果を求めるような人間は他人を支配するために強い言葉を使う。

それを自分は書いてる段階で若干の気持ち悪さを感じた。

書き終わって投稿した直後に恥ずかしさを感じた。

図太く厚顔無恥に生きれた方が世の中上手く渡れるのだろうが自分はその手の類の人間には成れんのだ。

毒親だったりイジメられたり、そうした連中の被害を自分が受けてきた。

それが辛くて自殺まで考えた。

それを他人には向けられない。


気づけば1700字超えているが結局、考えた事、書きたい事を書いたほうがスッキリする。

かといって4000字もダラダラ書くのも考えものだが、1000文字に抑えたいという最低限を目指した筈がそれ自体が強い拘りになっていた。

適当な所で区切りをつける事は必要だが、その辺は別に今必要なわけじゃない。

どこまでいっても自分の趣味。気楽にやったほうがいい。


結局こうやって勝手に自分で枷をかけて勝手に苦しむのが「我慢」ばかりの人生の人間の末路なわけだ。

ここから更に進めば無敵の人が出来上がる。

自分のいる場所から無敵の人になるまでどのくらいあるのかわからないが、結局「我慢」なんてどう正当化しようが悪。

自分に対しても、ましてや他人に対してなんて以ての外。

何話か前にラジオで聞いた経営者達の「結果を重視」の方針は結局、自分の場合それが「文字数制限」や「投稿頻度を高める」だったわけたが過程を見ずに結果だけに囚われれば結果が出ない。


と、こんな風に今悟ったように書いたとしてもまだまだ未熟。

どうせまたどこかでやり過ぎる。

だけどまたその時はその時で間違いを認めればいい。

2200文字

1000文字で我慢するコッチのほうがいいや。

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