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何か書きたい。  作者: 冬の老人
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多様性の在り方。その2

LGBT理解のために組織を作ったり、法を作ってみたり。

LGBTに限った事ではなく様々な少数派、多様性を認めるためにはそうした枠組みが必要でそのために金が動き、それを見た多数派の人は色々騒ぎ立てる。


ようは「そんな少数派のために金なんか使わず多数派のために、多数派である自分のために使ってくれ」と言っているようにしか聞こえない。

仮に「利権について批判」と言う体裁を取っていたとしても立場が変われば、その利権に絡む事のできる立場ならダンマリを決め込むわけだろう。


個人的にエッセイで「教育」絡みを語る傾向が多い。

あと「弱者」。

個人的には政治的なことについて語るつもりはない。

けど政治なんて結局のところ国民の「幸せ」の定義で変わる。

というより政治に幸せの定義を変えられてはいけない。


本来、民主主義で国民そのものが主役の筈だ。

「国のトップ」は国民で政治家なんて本来はその「代弁者」、つまりは国民の下になるのが本来の形。

それが逆転して国民の上に政治家がいる、と言う状態は身分制度のあった昔の時代と何が違うのか。

政治家が国を変えるのではなく国民が変わらなければならない。

国民が変わるために政治家があれこれやっている、それに国民が文句をつけている。


政治家個人に目を向ければ利権を貪る輩がいるのかもしれない。

だが「弱肉強食」や「大人はズルい」を正当化してきた以上、文句はつけられない。

選挙で選んだとかそうした次元の話以前の問題で「力を持つ者は利権を貪り、弱者を虐げても良い」という社会のもと、「だから努力して弱者にならないようにしましょう」の日本の教育、としか自分には思えないわけだ。

政治家を別の誰かに変えた所で何も変わらない。

「政治家」主体ではなく、まず「国民」が変わらなければならない。順序が逆なのだ。

国民が変わり、社会が変わり、その上で政治家が変わる。

政治家とて、もとは日本の国民。

政治家が腐っているということはそもそも一国民であったころから腐敗の芽があったのだ。


そもそも腐敗ですらない。日本の価値観で言えば政治家ほど完成度の高い存在はいない。

ただ日本の価値観に沿う人間が政治家なのだから。

多数派の人間が少数派や弱者に向けて言う「嫌なら努力しろ」をより力のある者から言われているだけ。

ただネットやテレビなどで外の世界を知り「普通である筈の多数派の自分」の今の状況、不幸な現状について「普通」で「多数派」の人間が不幸なのはおかしい、と嘆いている。

それは多様性の都合の良い所を見ているだけだ。

多様性を見るなら多様性の持つ「陽」だけではなく「陰」も受け入れ、それを解決してようやく多様性なのだ。

「問題」とは「課題」。課題を解決してこそ理解できる。

そんな事、弱者で馬鹿な自分でも分かる。

多数派で普通で強者の連中がそれを理解できないわけがない。気づかないわけがない。

シンプルに面倒なだけだ。


ただそれの繰り返しをしてきて今が辛い以上、それでもなお多様性の「陽」だけ見れば次の世代はさらに苦しむ。

今度は自分達が加害者だ。

胸を張って次世代への「加害者」としていきろ。

子供達から見下され、恨みの目を向けられ、時に足蹴にされ。それを楽しめ。

嫌なら多様性の「陰」を見て受け入れろ。

多様性の陰を見る立ち位置まで視点を動かせば自分達の「陰」の一端も見えてくる。


1000文字程度で抑える、って意識してる「つもり」なんだけどなぁ。もう少し抑えなければ。

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