表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
何か書きたい。  作者: 冬の老人
123/352

筋トレを日本人がするべきである、という「理由」その3

本来は60点を書いたあと、100点について語り、そのあと80点をまとめたかったが、まぁどうしようもない。

何となく引っかかってしまったわけだし。

人間の日常生活で基本となる「立ち上がる」、「押す」「引く」の動作。

特に大前提として足腰がスタートとなるため、この「立ち上がる」力がこの中でも最も重要、と言う事で筋トレで言うところのスクワット、そしてかつての大多数の日本人が利用していた和式トイレの意味を語った。


確かに「足腰」は生活の動作における最初の起点であり重要ではある。

しかし下半身だけが問題なのか、といえば日本人はそうじゃない。

昔から姿勢の悪さとして代表格といえば「猫背」。

最近では「スマホ首」と言われる物。後は「四十肩」など。

勿論肘や手首も問題を抱えている人もいるだろうが現代社会ではこの「肩から首」に自分のように農家として肉体労働をする者、デスクワークをする者、高齢者から中年、若者世代、さらには子供達まで殆どの日本人が悩まされているとか。


筋トレを通して学んだ知識や経験からこの「肩から首」にかけても多分、日本人の「腰回り」の問題の延長、つまりは「キレイにしゃがめない」ことが原因ではないかな、と思う。

とはいえ腰周りの問題「だけ」を解決すれば良いのか、というとそういう話のレベルでもなく、当然苦痛を発している「 肩や首」にも目を向ける必要がある。


まず大前提として自分はあくまで筋トレ好きの人間というだけで素人だし整体やマッサージの知識はないという事。

だからあくまで「筋トレが好き」程度の知識で語らせてもらう。胡散臭い、と思えば見なければ良い。そもそもあまりにしんどいなら医者に行け。


さて全ての日本人の大多数が抱える「肩や首周り」の問題。

老若男女、仕事の種類問わず悩みの種だ。

肥満、あるいは痩せ過ぎといった体型の問題?いやいや標準的な体型の人間でも悩まされている。

という事は日本人全体の共通点である。

一方で筋トレをやって筋肉がついた、というだけではなく「肩こりが治った」などの話を聞いたことがないだろうか。

信じられない人がいるかもしれないが、実はこの感覚は筋トレに興味がない、整体などにも通ったことがない日本人ですら多くの人が経験している。

その感覚は作業をしたり勉強したりして一区切りが付いたら疲労を感じて身体を反って腕を上げるなどして「伸び」をする人は多い。

コレを簡単な「ストレッチ」として捉えても間違いではない。

というか筋トレも一種のストレッチ運動なので当たり前なのであるが日本人の感覚としては筋トレとストレッチは別物、あるいは筋トレは身体を硬く、ストレッチは柔らかく、と真逆のイメージを持っている場合もある。

今回その辺は好きに解釈してもらって構わない。


さてこの「伸び」であるが親や教師、誰かに教えられて貰ったわけでもなく、皆疲れたらなんとなくやっていたと思う。

その伸びという動作は大抵身体を「反る」。

「伸び」を行う事となった疲労、疲労の原因を作った動作を思い返せば勉強したりデスクワークをしたり、あるいは農作業やゲームをするためにコントローラーを握ったり、全ての作業で共通するのは「身体の前で作業」するということ。

日本人、というか人間は目が前を向くように出来ている。

だから作業する場合も同じ様に身体の前で行う事が殆どだ。


だから身体を後ろに反らせる事でバランスを取る、というのは短絡的で更に掘り下げる。

身体の前で作業する、それは当然なのだが更に細かく見ていく。

まず視線。眼球である。

パソコンのモニターを見る、机の上の資料やノートを見る、漫画を見る。スポーツで打ち返す球を見る。

おおよそ全ての行為で言える事は「頭より下」を主に見るという事。

勿論、視野そのものはもっと広いとはいえ、基本的には上を見るのは眼球を上げ、あるいは頭を上げ、わざわざ「意識」しなければならない。

ずっと頭より上を見るのは疲れるのである。

勿論真下に首を向け続けるのも疲れるが真下を視界に入れるだけなら視界の広さもあって真上を見上げるよりは首を傾ける必要はない。

だからこそ基本的に作業は「前」方向、そして「斜め下」方向。 


さて次は実際作業する手から腕にかけて。

これは基本的に全て「内側」に力を向ける。

例えば鉛筆を握るというごく普通の動作。

鉛筆は手の甲にはない。何時も掌の中で握っている。

例えばマウスを握って操作するという動作。

これも手の甲で操作する人はいないだろう。

掌の中にあり、そして掌を下に向けている。

このとき、腕はどうなっているか。肘は身体の外側に向けられ、腕は内側に入っている。

少し大きめの箱を運ぶ時、身体の前、肩より下、そして挟み込むように両手で内側に拘束するようにして運ぶ。

基本的に人間が何かを作業するとき、

「前」「斜め下」「内側」この3点が共通している。


身体の前、斜め下、内側に力を長時間向けて作業をして、疲労を感じて行う「伸び」という動作。

一種のリフレッシュ、とも言える動作だが、この伸びという動作を見て行けば身体を反らせ、上を見上げ、腕や手を外に向ける。

作業をし続ける事で偏った身体の重心バランスを伸びをすることで一度後ろに移動させて整えている。

疲れたから「伸び」をする、というたったこれだけの動作だが細かく見ていけばこんなにも長々と語る事になる。


高々素人目線でも「伸び」だけで長くなったので一旦区切り、コレを踏まえて次は筋トレと肩周りを語りたい。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ