表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
何か書きたい。  作者: 冬の老人
115/352

閑話休題

今日は休みなので3連投。

ツイッターとか開いたらトレンドにちょっと興味が湧いた事について書きたくなった。

某セクシー女優(元?現役?)のツイートが少し話題になったようだ。

もうツイ消ししたようだが男はデートや食事を奢るべきかどうかの論争である。

割とこの論争は昔からある話で定期的に掘り起こされている。そして何故「男は女に奢るべきなのか」という主張も毎度お馴染み。

「女は男と違い見た目などに時間もお金も手間もかけてデートに望む。」

だから男がデート代を奢るべきだ、という。 

いつもの話題、いつもの理屈で「またか」 という話ではある。

まぁそれを言えば似たような事をグチグチとエッセイで投稿する自分も似たようなもんではあるのだが。


とはいえ有象無象のツイフェミが言うのではなく一応インフルエンサー的立ち位置みたいだから話題になってトレンド入りもしたようだ。

この話題に対しては

「男だって車を買ったり、上等な服を身に着けたりしているし、それに対して仕事をするという時間や労力もかけている」

「男としても選ぶ権利はある。好きな女、奢りたいと思う女には奢る。単にその我儘は男に選ばれなかったというだけ」

という反論をしている。

一言でいえば水掛け論である。


誰が悪いのか、と言えば今回の件だけで言えばことの発端となったツイートをしたセクシー女優。

自分は6年、7年ぐらい前からツイッターをやってるがやり始めた頃から定期的にこの話題は誰かが始め、知らない内に話題から消えていく。

はっきりいって売名か何かのアピールでもなければ意味がない。だから今回の件に冠しては誰が悪いのか、といえば何度もされている同じ事を蒸し返して話題に火をつけたのはこの女優さん。

ただこの水掛け論が定期的にずっと続いていてその根源を探っていって男が悪いのか、女が悪いのか、と考えた場合、「両方悪い」と自分の中では結論に至った。


このエッセイで何度も語っているが「愛」とはなんぞや?

それは金、時間、労力。

そして金とは過去、時間は未来、労力は現在の時間軸のそれぞれの証。

そして過去現在未来は三位一体。

愛で繋がる、とは何か。

過去の縁が現在で触れ合い、未来でより強く結ばれる。

だけど男女のやり取りは、少なくとも件の話をするような男女はデートを通して愛ではなく、全て別の方を向いている。

女は自分の過去に価値を付け、ソレを現在売りつけて未来を購入しようとしている。

男は現在に価値を付け、未来を売りつけて過去を購入しようとしている。


女は過去、つまりはデートまでにかけた自分の金、時間、労力を価値として提示。デートを通していかに値段を釣り上げられるか。そして将来有望な男を捕まえようとする。


男は現在の姿、年収や財産などで自分の価値を示し、そこから女に自分の将来を計算させる。そうする事で男は自分の過去を清算しようとする。


過去の清算、つまりは我慢の清算である。

「普通」 となるべく抑圧された性癖、趣味、志向。

それを女を手に入れる事で解消する。

それは性欲であったり、世間体であったり、一人前の男としての自信だったり。


ここからこれ以上語ってもこのエッセイではお馴染みの女の性質が土台、男の性質が上に、という話になるので変わり映えしないのでとりあえず、言えるのはお互いが同じ方向を見てお互いに向き合わなければどうしたって不満がでる。

当たり前話だ。



一番手っ取り早い正論パンチ、とするなら「日本の男、あるいは女に不満があるなら海外の男に相手をしてもらえば?」という事。

基本的に「男は奢るべき」論を展開する話の女、「女は男の言う事を聞けばいい」という話をする男で日本人に不満をぶつける人はかなり自分を高い価値を見出しているが見切りをつけて海外の人とは繋がれば良い、とかいうのをあまり見たことがない。

そんなのは当たり前で日本人同士ですら男女で拗れているのに海外の強い女、強い男とは比較されたら軟弱すぎる。

肉体的な強さや精神的な強さとかではない。

男女それぞれのお互いに違いに向き合える強さである。


年収や見た目などのスペックが同じ程度の日本人と外国人の男女がいたとする。

外国人の男が性行為を望むとき、外国人の女は気に入れば受け入れる。だが日本人の女は受け入れない。

性行為を通じてお互いを知ろうとする外国人、一方で性行為を我慢させて男を支配しようとするのが日本人。


また外国人の女が将来、結婚して家族サービスを望む時、外国人の男は子供の事を考えて何かをする。

一方、日本人の男は家族サービスより仕事、仮に家族サービスをしたとしても自分本位の家族サービス。


確かにステレオタイプの日本人像、外国人像ではある。

そこを突っ込まれると痛いところだ。

だけど俺は違う、私は違う、と言い切れないのが中々に悲しい。

何故なら行動で示すのは残念ながらもう行動してたりするから。


日本人の女は男に対して自分の代わりを求める。

自分の代わりに稼いだり、あるいは家事などの仕事をこなす事を。

男はソレに対して色んな物を作り上げてきた。

過去の知識、自然の現象、外国などから刺激を受けてかゆいところに手が届く擬似的な女を作り上げてきた。

それでもなお、欲求は満たされない。肝心要の男女の繋がりがないから。

だから文章で、イラストで、映像で、ゲームで様々な女を作り上げ、解消する。

女からすると自分達の代わりに自分達以上の価値を見出されたら困る。

かといって歩み寄ろうとせず、支配しようとするから争いになる。

「応援」と同じ。

支配しようとする女側が強者だと考えるのであれば弱者である男の弱音を受け止め、改善点を示し、最後は自分と対等になるのを待てば良い。

だが男を弱者として決めつける一方で弱音は許さないし、改善点は自分で考えろ、強い男出なければ価値がない。

女は白馬の王子様でも待っているのか。

男は男で自分を受け入れる聖母、あるいは女神でも待っているのか。



最後の問い、だったらお前が求めてるのは何か、と言われれば自分も男だから多分受け入れてくれる聖母様なんだとは思う。

ただ受け入れてもらうの自分の性癖、拘り、理由がわからない。

だから正直なところ、女のように自分の代わりがこの時、この場に入れ替わってくれる事を望んでいるのかもしれない。

それでいて自分の価値を認めてほしいとか、あるいは無視してほしい。

難儀な話だよ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ