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何か書きたい。  作者: 冬の老人
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応援、その前に。

80点、として書こうとおもったが思いの外長くなりそうなので違うタイトルに。

趣味を通して80点を目指し、そうする事で他人を応援出来るようになる。

応援とはどういう事か。

女の性質と男の性質が両方備わった状態。

それを他人に向ける事。

女は水と地。男は風と火。

女は陰、男は陽。

女は最低限、男は最大限。

女は決断、男は解決。


応援するとは3つの工程、「甘えさせる」「改善方を示す」「報酬を受け取る」


応援に付いて語るその前に言葉で「頑張れ」等といったり言われたりする事があるがアレは応援の前の段階。

挑戦している人に対し、自分が弱音を受け取るアンテナを張っている、応援へ移行する準備をしている、というサインである。

日本人がスポーツなどでプレッシャーに弱い、というのは「甘えさせる」という事と「甘やかす」がごちゃ混ぜになっている所為で教育に失敗するケースが多く、その結果バイアスがかかり、「弱音を許す」事が悪となっているように思う。

弱音を許す事が悪ならば当然ながら弱音だとか悩みというもの自体も悪。

そして何故弱音を吐くのか、悩みが生じるのか、といえばそこに迷いがあるから。

迷うというのは選択肢が一つなら生じない。2つ以上の同等の価値がある別の選択肢、あるいは価値が分からない選択肢

があるから迷う。

0か1、オンかオフの女の性質なら迷う事がない。

そして女の性質が優先的な日本で「迷わない事が正しい」と言われてもおかしくないように思える。

そして迷う事を楽しめない、あるいは楽しめさせないから報酬にしか目が向かない。教訓など手に入る事がない。


本来なら教育のためなら迷わせるべき、悔いのないように悩ませるべき。

失敗しても構わない、とスタンスを取りながら他人が失敗したり煮詰まったら助言を与えたり、責任を持つべき上位の権限を持った者が責任を共に共有するべき。

たが責任を取るべき存在がそれを取らない、そのくせ成功した時はその成果を掠め取る。

この成功を掠め取るような責任者は他人に興味がないが他人の物や力には興味がある。

シンプルに言えばサイコパス的性質である。


彼らサイコパス的気質の人間の口にする「頑張れ」とは弱音に対してアンテナを張っているという意思表示とともに「自分が力を尽くしてやった」という圧力と「報酬を寄越せ」という脅し。

これらを繋げれば女の性質で周囲への興味関心を最低限にした上で男の性質で上に上に、という社会は極論ではあるが後天的なサイコパス的性質に一役買っており、子供の頃からそうしたサイコパス大人達からの脅迫を受けて来たから。

満足に迷う事ができないために納得出来ず、延々と心残りを積み重ねて不満を抱えて疲弊し、その子が大人になれば自身もまたサイコパス的気質を抱える、という負の連鎖になっているのではないか。


「子供は宝」

人間が発展していく、魂を受け継いでいく、そうした意味合いの宝の筈の言葉だ。

しかし現実的にはその言葉の通り、親の財産であり親の奴隷と考える者が少なくない。もしかすると多数派かもしれない。

サイコパス的気質の根っこにあるのは永遠に弱者の立場にあると勘違いしている事。

強者となり責任を取らない、という事だと思う。

若さ、挑戦、成功。

ポジティブな事ではあるが来るべきときが来ればその席を渡し、老いを認め、あらたな挑戦者を応援し、教訓を与えなければならない。


日本人がプレッシャーに弱いとされるのはメンタルが弱いわけではなく、期待される報酬を応援している相手に返せるかどうか分からないから。

だから余計な事を考える。

本来応援される側が弱者であり、応援する側が強者で応援する側が力を与えなければならない。

しかし応援する側が応援される側に報酬を求めるおかげでプレッシャーに潰される。

プレッシャーに潰されないのは総じて自分のスタイルを貫いた者。

応援で勝つわけではなく自力で勝てる者が勝つ。

「プレッシャーに潰されるのは弱いから」という自己責任。

それを少しでも支えられたら、というのが応援だが応援という言葉を隠れ蓑に恩を着せようとする。

だから応援の価値が下げられていく。


応援とは弱者を勝たせるための行為ではない。勝たなければ次はない、というニュアンスを叩きつけるのは脅しだ。

応援とは弱者が強くなるために外野の人間ができる事。

最悪、弱者が一歩でも強くなりさえすれば応援なんてものは成功。勝たなくてもいい、次がある。



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