CASE-003 切り替わった時刻
三崎直人が、沙耶の夫ではなくなったのはいつか。
翌朝、例外事案課の壁面ディスプレイには、その一点だけが大きく表示されていた。
「範囲は三日」
篠宮奈緒が言う。
沙耶死亡の二日前。
死亡当日。
死亡翌日。
前日に確認した監査点では、その間に三崎と水城の人物参照が入れ替わっている。
「もっと絞れない?」
片瀬が聞く。
「通常の参照監査だけでは無理です」
「三日もあると何でも入るな」
「だから別の記録を使います」
奈緒が画面を切り替えた。
「人物参照そのものは常時スナップショットを保存していません。ただし、他のシステムが人物関係を参照した時点の結果は残ります」
「例えば?」
「医療、行政、契約、金融、緊急連絡。本人と誰かの関係を確定して処理したものです」
「なるほど」
片瀬は椅子へ座った。
「三崎が夫だった最後の記録と、水城が夫になった最初の記録を探す」
「そうです」
「それなら時刻まで出る?」
「該当する処理があれば」
「じゃあやろう」
「すでにやっています」
「早いな」
「昨日、指示されましたので」
「そうだった」
奈緒は片瀬を見ず、そのまま検索を続けた。
◇
最初に見つかったのは、死亡当日の救急連絡だった。
午後六時十二分。
沙耶の自宅で事故発生。
住宅設備側の異常検知と、沙耶本人のノードから同時に救急通報。
生命兆候急低下。
転倒。
高熱源検知。
救急隊自動出動。
「事故そのものは前に確認した通りです」
奈緒が言う。
「給湯設備の配管破損に伴う蒸気爆発。設備故障。第三者介入を示す記録なし」
「そこはいったんいい」
片瀬は時刻を追う。
午後六時十二分十九秒。
救急通報。
同二十秒。
登録家族への緊急通知。
「これ」
「はい」
奈緒が開く。
通知対象者。
婚姻関係。
配偶者。
人物参照――。
三崎直人。
片瀬は少し身体を前へ出した。
「この時点では三崎」
「はい」
「現在参照じゃなくて?」
「通知生成時点の解決結果です」
「つまり事故が起きた瞬間、アーカーシャは三崎を夫として扱ってた」
「正確には午後六時十二分二十秒時点です」
「十分」
ひよりが横から画面を覗く。
「三崎さん、その通知受け取ってるんですか?」
「端末側受信記録があります」
「じゃあ、それで奥さんの事故知ったんだ」
「そうなります」
片瀬は三崎の当日の移動記録を開いた。
勤務先。
午後六時十二分、緊急通知受信。
十八秒後、作業中断。
一分三十秒後、勤務エリア退出。
午後六時三十七分、東都中央医療センター到着。
「病院にも行ってる」
「はい」
葛城が言った。
「そこは現地側も取った」
「もう?」
「昨日のうちにな」
葛城が医療センターの入退室記録を表示する。
「午後六時三十八分。三崎は救急受付で家族認証」
「結果は?」
「通ってる」
人物関係確認。
患者――沙耶。
来訪者――三崎直人。
関係――配偶者。
家族区域入室権限。
承認。
「じゃあ六時三十八分でも三崎が夫」
片瀬が言う。
「そうですね」
奈緒が記録する。
「次」
医療記録が進む。
午後六時四十六分。
救急処置。
午後六時五十五分。
状態悪化。
午後七時三分。
心肺停止。
午後七時十一分。
死亡確認。
その瞬間だけ、部屋の空気が少し変わった。
三崎にとっては、三週間前に現実に起きたことだ。
今はその妻との関係そのものを否定されている。
「死亡確認時の家族通知は?」
片瀬が聞いた。
奈緒が開く。
「あります」
午後七時十二分。
死亡確定情報発行。
登録家族への通知。
対象――。
奈緒の手が止まった。
「三崎?」
「……はい」
人物参照――三崎直人。
「じゃあ死亡した瞬間までは三崎が夫」
「少なくとも午後七時十二分までは」
ひよりが首を傾げる。
「じゃあ水城さん、いつ出てくるんです?」
「探してる」
◇
最初の水城隆司は、午後八時五十六分に現れた。
「これです」
奈緒が表示する。
死亡に伴う行政連携処理。
医療機関から死亡情報が確定送信され、住民・保険・資産・契約・家族関係へ一斉に連携される。
その中の一つ。
遺族支援手続きの自動案内。
対象者――。
水城隆司。
「配偶者として?」
「はい」
片瀬が時計を見る。
「七時十二分は三崎」
「はい」
「八時五十六分には水城」
「はい」
「一時間四十四分」
変更時刻が、一気に狭まった。
「その間に何がある?」
鷺沢が聞く。
奈緒が時間帯を切り出す。
午後七時十二分から八時五十六分。
沙耶の死亡後処理。
三崎の院内移動。
医療職員の処置記録。
遺体管理。
死亡情報確定。
家族関係再照合。
行政連携。
大量の処理が流れている。
「三崎は?」
片瀬が聞く。
葛城が答えた。
「七時十四分まで処置室前。七時十九分に家族待機室へ移動」
「その後」
「七時四十一分」
葛城が画面を止める。
「家族区域の認証が弾かれてる」
「何?」
「一回外に出たらしい。飲み物でも買いに行ったんだろ」
院内移動記録。
午後七時三十九分。
家族待機区域退出。
午後七時四十一分。
再入室要求。
拒否。
「理由」
「患者との家族関係が確認できない」
片瀬は画面を見た。
「……ここだろ」
「可能性は高いです」
奈緒が時刻を記録する。
「少なくとも七時三十九分の退出時点では家族区域にいた。七時四十一分には再入室できなくなってる」
「二分?」
「ただし、退出時に再照合は行われていません」
「じゃあ最後に夫だと確認されたのは」
「午後七時十二分」
「最初に夫じゃないと判定されたのは七時四十一分」
「はい」
片瀬は深く息を吐いた。
二十九分。
九年間の結婚生活が、二十九分のどこかで他人のものになっている。
「その時、三崎はどうした?」
ひよりが聞く。
葛城が続きを表示した。
「受付に問い合わせてる」
音声記録が残っていた。
『すみません。さっきまで入れたんですけど』
『お名前をお願いします』
『三崎直人です。妻の、三崎沙耶の――』
短い間。
『確認できません』
『え?』
『患者様との家族関係が確認できません』
『いや、妻です。さっきまで中に――』
『申し訳ありません。現在の登録上、ご家族ではありません』
片瀬は黙って聞いた。
三崎の声は、まだ怒っていない。
ただ意味が分かっていない。
『そんなわけないでしょう』
『履歴を再確認します』
数秒。
『やはり確認できません』
『……何言ってるんですか』
そこで音声は終わった。
「この時点でもう始まってたんだな」
片瀬が言う。
「三崎氏は当日中に一次照会を申請しています」
奈緒が言った。
「それが最初?」
「はい。その後、通常窓口で複数回。現在まで九回」
「そりゃするわ」
片瀬は思わず呟いた。
妻が死んだ。
その二十九分後には、自分は夫ではなくなっている。
説明を求めれば、正しい履歴を見せられる。
自分は別の場所で暮らしていた。
妻とは結婚していない。
旅行にも行っていない。
家にも住んでいない。
そのすべてが、矛盾なく表示される。
「水城は?」
片瀬が聞いた。
「この時間、どこにいた」
奈緒が開く。
午後七時十二分。
水城は自宅。
三崎と沙耶が暮らしていた住宅ではない。
現在は三崎の過去として参照されている別住所。
「死亡を知ったのは?」
「午後八時五十六分の遺族支援通知が最初です」
「本当に?」
「少なくともアーカーシャ上の通信では」
「事故発生時の通知なし?」
「ありません」
「病院にも来てない?」
「八時五十六分以前の来院履歴なし」
「じゃあ」
ひよりが言う。
「沙耶さんが死んだ時、水城さん本人は夫扱いされてない?」
「そうなります」
奈緒が答えた。
「死んだ後に夫になってる」
ひよりの言葉に、誰もすぐ返さなかった。
◇
「変更を起こした処理を探す」
奈緒が言った。
「人物参照が変化した時刻は、午後七時十二分から七時四十一分の間。ここまで絞れれば、基盤側の更新記録を照合できます」
「普通に履歴残ってんの?」
片瀬が聞く。
「更新結果は残ります。ただし、さっき説明した通り、個々の記録が変更されたわけではありません」
「じゃあ何を見る?」
「人物継続参照の解決基底」
「日本語で」
「『この人は誰か』を決めている部分です」
「最初からそう言って」
「正式名称ではないので」
奈緒が検索を開始する。
数十秒。
表示された件数は、一件。
「一件だけ?」
「はい」
午後七時二十八分四十三秒。
人物継続参照整合処理。
対象人物――二名。
三崎直人。
水城隆司。
「二人同時」
葛城が言う。
「はい」
「処理内容は?」
奈緒が詳細を開こうとして、止まった。
「権限が足りません」
「お前でも?」
「分析権限では閲覧できません。人物継続参照の基底更新は記録監査局管轄です」
片瀬が鷺沢を見る。
「課長」
「申請する」
「すぐ見れます?」
「急がせる」
鷺沢が自分の端末から承認要求を送る。
三分後。
権限が降りた。
「早」
「優先度上げた」
奈緒が処理詳細を開く。
更新種別。
参照競合解消。
「競合?」
片瀬が聞く。
「複数の人物継続情報に矛盾が生じた場合、それを解消する処理です」
「自動?」
「原則は半自動です。候補をアーカーシャが生成し、一定以上の重要度では認証された根拠情報を用いて確定します」
「今回は?」
「自動確定」
「なんで」
奈緒が根拠欄を開く。
そこには大量の項目が並んでいた。
生体情報。
ノード継続情報。
行政本人情報。
医療照合。
長期行動整合。
家族関係。
契約。
職歴。
居住履歴。
「全部通ってる?」
「はい」
「でも結果は逆」
「はい」
片瀬は眉を寄せる。
「おかしくない?」
「おかしいです」
奈緒は即答した。
「これだけ根拠があれば、三崎と水城を逆にする方が難しい」
「その通りです」
「じゃあ何でアーカーシャは逆を選んだ」
「それを確認しています」
奈緒がさらに一段、処理を掘る。
根拠情報の出所。
どれも正規。
署名も正しい。
改竄検出なし。
ただし、一つだけ。
「……これ」
「何」
「競合解消の直前に、人物継続候補が再生成されています」
「いつ」
「午後七時二十七分五十八秒」
「一分前」
「はい」
「何がきっかけ?」
奈緒が読む。
「本人継続性再評価要求」
「誰が要求した」
「システム要求になっています」
「何でシステムが急に?」
「起点があります」
表示されたのは、ひとつの外部処理だった。
高信頼本人確認証明更新。
「何それ」
ひよりが聞く。
「行政や金融、医療などで本人の継続性に強い疑義が生じた場合、登録されている本人識別情報を再照合する処理です」
「疑義?」
「例えば大規模外傷、ノード交換、重複登録、本人情報の競合など」
「今回どれ?」
奈緒は答えなかった。
画面を見ている。
「奈緒?」
「理由コードが現行仕様と一致しません」
「一致しない?」
「あり得ません」
片瀬が椅子から立ち上がる。
「処理は正規なのに?」
「はい」
「じゃあ何が入ってる」
奈緒が表示を拡大する。
そこには短い識別子だけがあった。
CR-17
「それが?」
「現行仕様に存在しないコードです」
久我が顔を上げた。
「もう一回言ってみろ」
「CR-17です」
久我の表情が変わった。
「……それ、昔のコードじゃないか」
「知ってるんですか?」
ひよりが聞く。
「知ってる気がする」
「どっちです?」
「黙って確認させろ」
久我が検索を始めた。
「何年前だ」
「知りません」
「だから調べてる」
二分ほど。
久我が止まった。
「あった」
「何です?」
「二十六年前まで使われてた」
奈緒が久我の検索結果を共有する。
旧人物継続管理規格。
CR-17。
履歴継続主体訂正。
「何をするコード?」
片瀬が聞く。
久我が説明文を読む。
「長期履歴と現在本人の継続関係に重大な誤りが判明した場合、人物参照の基底を再構築する」
片瀬は少し黙った。
「……今回そのままじゃん」
「そう見えるな」
「なんで廃止されたんです?」
ひよりが聞く。
奈緒が続きを読んだ。
「危険だからです」
「ざっくり」
「初期のアーカーシャでは、複数の独立記録を現在人物へ高速に再帰属させる必要がありました。ですが影響範囲が大きすぎるため、二十六年前に廃止。現在はより限定的な補正処理へ置き換えられています」
「つまり」
片瀬が言う。
「人生丸ごと付け替えられる古い機能?」
「表現としては乱暴ですが」
「合ってる?」
奈緒は少し間を置いた。
「概ね」
ひよりが小さく言った。
「残ってたんだ」
「通常利用可能な機能としては残っていません」
「でも動いた」
「はい」
片瀬は画面を見る。
午後七時二十七分五十八秒。
廃止されたはずの要求コード。
四十五秒後。
三崎と水城の人物参照が再構築。
それ以降。
三崎は夫ではなくなった。
「誰がCR-17を投げた?」
葛城が聞いた。
奈緒が要求元を開く。
「署名は正規です」
「誰の」
「……個人ではありません」
「じゃあ?」
「東都中央医療センター」
片瀬が目を細める。
「病院?」
「正確には同センターの本人識別連携設備です」
「沙耶が死んだ病院」
「はい」
「三崎がいた病院」
「はい」
「水城は?」
「当時来院していません」
「その病院から、三崎と水城の人生を入れ替える要求が出た」
「結果だけ見れば」
奈緒の口調は慎重だった。
「そうなります」
◇
「設備故障じゃないの?」
ひよりが言った。
葛城はもう立ち上がっていた。
「だから今から見に行く」
「私も?」
「お前も」
「行きます」
「聞く前に決めるな」
鷺沢が二人を見る。
「設備と担当者だけ確認しろ。現時点で犯罪者扱いするな」
「分かってる」
「篠宮」
「病院側の機器構成、保守履歴、操作主体を確認します」
「久我」
「CR-17がどういう経路なら今でも呼べるか調べる」
「片瀬」
「水城」
「理由は?」
「こいつ、八時五十六分に夫になったって通知受けてる」
「そうだな」
「その前は何も知らないことになってる」
「記録上は」
「じゃあ確認したい」
「何を」
片瀬は水城の当日履歴を開いた。
午後七時二十八分。
人物参照切り替え。
午後八時五十六分。
遺族支援通知。
その間、一時間二十八分。
水城は自宅からほとんど動いていない。
通信も少ない。
検索履歴も目立たない。
「自分が突然、知らない女の夫になったら」
片瀬が言う。
「普通はどうする?」
「混乱するんじゃないですか?」
ひよりが答えた。
「だよな」
水城は午後八時五十六分に通知を受信。
午後八時五十七分。
通知を開く。
午後八時五十九分。
東都中央医療センターへの経路検索。
午後九時二分。
自宅を出る。
「普通に見える」
奈緒が言う。
「ああ」
「何が気になるんです?」
「早すぎる」
「何が?」
「問い合わせてない」
片瀬が水城の操作履歴を指す。
「自分には妻がいないはずなのに、『配偶者が死亡しました』って通知が来た」
「はい」
「なのに水城は、誤通知かどうか一度も確認してない」
奈緒が画面を見る。
「……確かに」
「通知開いて、病院調べて、そのまま向かってる」
「ですが、通知内容を信頼しただけとも考えられます」
「そう」
片瀬は頷く。
「この社会なら、その方が普通かもしれない」
「では」
「でもさ」
水城の経路検索。
目的地――東都中央医療センター。
「病院名、通知に書いてあった?」
奈緒が通知本文を確認する。
数秒。
「……ありません」
「じゃあ何で知ってた?」
ひよりが言った。
誰も答えない。
遺族支援通知に記載されているのは、
配偶者の死亡確定。
行政上必要となる今後の手続き。
問い合わせ先。
死亡場所や搬送先の医療機関情報は、別途権限確認後に取得する仕組みになっている。
水城はその照会をしていない。
それなのに。
通知を受け取って三分後には、沙耶が死亡した病院を目的地に設定している。
「知ってた」
片瀬が言った。
「少なくとも病院は」
奈緒が答える。
「その可能性があります」
「いつ知った」
「現時点では不明です」
「どうやって」
「不明です」
「でも」
片瀬は午後七時二十八分を指した。
「これより前に知ってたとしたら?」
奈緒は何も言わなかった。
水城が夫として認識されるのは午後七時二十八分以降。
公式通知は八時五十六分。
だが水城が沙耶の事故と搬送先を、それ以前から把握していたのなら。
参照が切り替わった後、初めて自分が夫になったと知った人間ではない。
「課長」
片瀬が呼ぶ。
「何だ」
「水城、もう一回呼びます」
「根拠は」
「まだ弱いです」
「時間は?」
「一時間あれば」
「何を聞く」
「病院名をどこで知ったか」
鷺沢は数秒考えた。
「それだけなら呼ぶな」
「じゃあ?」
「先に通信経路を潰せ」
片瀬は少し考えてから頷いた。
「分かりました」
「篠宮とやれ」
「はい」
奈緒も頷く。
鷺沢が全員を見る。
「まだ犯人はいない」
誰も口を挟まない。
「分かっているのは、沙耶が死亡した当日、三崎と水城の人物参照が入れ替わったこと」
壁面の時刻。
午後七時二十八分四十三秒。
「その処理に、二十六年前に廃止されたコードが使われたこと」
CR-17。
「要求元が、沙耶が死亡した医療センターだったこと」
東都中央医療センター。
「そして水城が、公式に知らされる前から搬送先を知っていた可能性があること」
鷺沢はそこで一度止めた。
「全部別件の可能性もある」
「はい」
奈緒が答えた。
「だから繋がるまでは繋げるな」
「了解」
片瀬は再び画面を見る。
昨日までは、
三崎の記憶とアーカーシャの記録。
その二つが食い違っていただけだった。
今は違う。
記録は最初から三崎の記憶を裏付けていた。
途中で、その読み方だけが変えられている。
そしてその変更は、
妻が死んだ日の、
たった二十九分の中で起きた。
「……めんどくせぇな」
片瀬が呟く。
奈緒が横を見る。
「何です?」
「偶然だった方が楽だった」
「まだ偶然ではないと確定していません」
「そうなんだけどさ」
片瀬はCR-17の文字を見た。
廃止された処理。
正規の署名。
正しい記録。
そして、間違った人生。
「こういうの、だいたい楽な方には転ばないんだよな」
今度ばかりは、奈緒も否定しなかった。
お読みいただきありがとうございます。
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